タイトル
( 原題)
公開年
監督 出演俳優 ワシだけの評価・コメント
サークル・オブ・フレンズ
(CIRCLE OF FRIENDS)
95年米・アイルランド
パット・オコナー M・ドライバー
C・オドネル
A・カミング
サフロン・バローズ
ジェラルディン・オウラ
C・ファース
★★
どうってことない青春ドラマなんだけど、噂のミニドラのドラっぷりがほんとにすごい。ものすごい体格してるんだもん、クジラとか雌牛とかサイとか自分で言ってたけど、ホントのことなので誰も言い返せないのね。また相手役がことさらかわいらしいクリス・オドネルなので、美女と野獣の逆バージョンぶりが目立つ目立つ。でもこの映画のミニドラ、かわいい役だよね(見かけがかわいいってこどじゃないよ)これなら別にイヤじゃないのに、美女役やるからさあ…
サイケデリック・タイムトリップ
(SPIRIT OF '76)
91年米
ルーカス・ライナー D・キャシディ
オリヴィア・ダボー
L・ギャレット
ロブ・ライナー
★☆
L・ギャレット怖すぎ!今さらナンですが、あの頃みなさんこいつのどこが良かったんでしょうか?ものすごい珍作が観られて私は嬉しい(笑)91年製作のこの映画、D・キャシディにL・ギャレットと配役自体がタイムスリップしてるのがすごすぎ、それにディーボ…涙で曇って目の前がよく見えません。衣装デザインがソフィア・コッポラというのも驚きだわ、お尻ピチピチパンタロンにビラビラプリント開襟シャツ、イカしてたわ〜で、あれでどうして地球が救えたのかイマイチ、いやさっぱりわかんなかったりするんだが、そんなこと言ったらこの映画の存在自体がようわからんから不問に処すことにします。
再見 また逢う日まで
(我的兄弟姐妹)
2001年中国
ユイ・チョンジジ・リョン
ジャン・ウー
シア・ユイ
チェン・シー
★☆
あれまー正月休み明けたら内容忘れてそうな映画だったな〜、これって駄作ってやつでは。「泣ける」ってのが公開に踏み切ったポイント?ジジ・リョンってこんなに背高くてスタイル良かったのね。でも、感謝するなら兄ちゃんじゃなくてアメリカまで連れてってくれた養父母にするべきでは、ジジ様。
サイン
(THE SIGNS)
2002年米
S・ナイト・シャマランM・ギブソン
J・フェニックス
R・カルキン
アビゲイル・ブレスリン
チェリー・ジョーンズ
★★★
『アンブレイカブル』からさらにスットコドッコイ度が増している、スゴイ、笑える!これ、J・カーペンター&カート・ラッセルでも全然かまわないと思うんだけど(でもK・ラッセルが牧師なワケねえか)、こんな超B級トンデモモノをこんだけ引っ張ってしかも全世界向けの大作にしちゃうってとこがシャマランの力量なんだろーな。ホアキン大活躍だしさあ〜、アルミホイル帽があんなに似合う男もちょっといないんじゃ…オープニングの音楽が古いサスペンス映画みたいで面白いっす。
39 刑法第三十九条
99年松竹
森田芳光 鈴木京香
堤真一
吉田日出子
岸辺一徳
樹木希林
江守徹
杉浦直樹
★★★
最近流行のありふれたサイコ・サスペンスだと思ったら意外な展開にびっくり。はじめカメラの動きが少しうっとうしいと思ったけど、それがだんだん良くなってくるのよね。堤真一が演技派なのはわかってたんだけど、いいのは鈴木京香。あの暗い雰囲気は邦画じゃないと出せないと思った。カフカの母との関係の描き方もすごくいい。でも犬山弁はひどかったぞ〜ほんとの地元人使えばよいのに。
13ウォリアーズ
(THE 13TH WARRIOR)
99年米
ジョン・マクティアナン A・バンデラス
O・シャリフ
デニス・ストーイ
D・ベノーラ
★★☆
これはやっぱり映画館で観たほうが良かったなあ。いきなり英語喋り始めちゃう北欧人も、アラーじゃなくて「ゴッド」とのたまっちゃうエセアラブ人バンデラスも、どの人種(?)にも分類できない蛮族たちも突拍子もなくてトホホなんだけど面白い。パツキンロンゲの北欧人たちがみんなレニー・ハーリンに見えちゃって困ったが、でかくて豪快なので普段はワイルドなはずのバンデラスのオチョボ口がマヌケに見えちゃいました。それにしてもハリウッドって「七人の侍」みたいな話好きだよねえ。
13デイズ
(THIRTEEN DAYS)
2000年米
ロジャー・ドナルドソン K・コスナー
B・グリーンウッド
スティーブン・カルプ
ディラン・ベイカー
★★★
映画で学ぼうキューバ危機。2時間半びっしり張りつめた緊張感で飽きさせない演出で、教科書やドキュメンタリーでなかなか頭に入ってこなかったキューバ危機の全貌がたたき込めてお勉強にも最適。ケビン・コスナーは相変わらず品のない貧乏くさい声でなんなんだが、ケネディ兄弟他のホワイトハウス首脳陣がとにかくカッコイイ!これぞアメリカ合衆国理想の大統領。スティーブン・カルプのロバート・ケネディが圧巻、本人としか思えない、スゴイ。
サイコ
(PSHYCO)
98年米
ガス・バン・サント V・ヴォーン
J・ムーア
V・モーテンセン
A・ヘッシュ
W・H・メイシー
★★
オリジナルとまったく同じにリメイクしたって話題になってたけど、まったく同じ=今観るとたるい、っていうことにどうして気付かなかったガスヴァンサント。殺人のシーンも当時だからショッキングだったわけで…A・パーキンスがデカかったからなのかやっぱり巨人のビンボがノーマン担当なんだけど、でもこいつはけっこう良かったよ、「ヒヒヒヒッ」っていう神経症っぽい笑い声が不気味で。
最終絶叫計画
(SCARY MOVIE)
2000年米
キーネン・アイボリー・ウェイアンズ アンナ・ファリス
ジョン・エイブラハムズ
シャノン・エリザベス
★★☆
ぶははは、すんません、私この映画だいぶナメてました、面白いっす。わかったパロディの本数はお粗末なもんでしたが、オリジナルと思われるシーンも充分爆笑モノ。ヘタなエロ映画よりも数倍お下劣でアブナイので、PG−12っていう指定は低すぎるんじゃ?だいたい小学生にこの映画はもったいない。
最"新"絶叫計画
(SCARY MOVIE 2)
2001年米
キーネン・アイボリー・ウェイアンズショーン・ウェイアンズ
アンナ・ファリス
ティム・カリー
トリ・スペリング

前作はこれ○○だね!ってエキサイトしたんだけど、今回笑おうにも元ネタがほとんどわかんないんだよな〜、パロディを楽しむ道がなくなると、小学生並みの下ネタギャグの羅列にはけっこう苦しいモノが。ジェームズ・ウッズはさすがプロだな…って思ったけどね…MIT中退してトイレギャグか…
サイダーハウス・ルール
(THE CIDER HOUSE RULES)
99年米
ラッセ・ハルストレム T・マグワイア
M・ケイン
C・セロン
D・リンドー
P・ラッド
★★
なんだろう、この心の動かなさは?アーヴィングもハルストレムも、とんでもない不幸をしょいこんでる人々の中に静謐でしかも常に明るく前向きな何かが感じられる作品を作る人たちなのに、そこが好きだったのに、今回それが感じられなかった…やっぱりアタシはトビー・マグワイアがダメなんだろうか、はたまた試写会で隣にいたオデブ女子高生の足が臭くて映画に集中できなかったせいだろうか。
サイバー・コンパニオン
(THE COMPANION)
94年米
ブルース・フェルダー キャスリン・ハロルド
B・グリーンウッド
タイラ・バルサム
★★☆
キャー、ブルース・グリーンウッド、オールバックがカワイイ!こんなコンパニオンだったらアタシも欲しいわ〜姿が見えなくなったら泣き喚いちゃって、ああカワイイ。湖に指入れて「水温○○度」とかって爆笑じゃん。テーマはすごくいいので掘り下げるともっともっと悲哀のある人間(?)ドラマが撮れたかなって思ったんですが、しかし、あんな壊れ方するような機械、危ないから売るなよ。
催眠
99年東宝・TBS
落合正幸 稲垣吾郎
菅野美穂
宇津井 健
升 毅
★★
お話、あまりにハチャメチャすぎて、笑っちゃうくらいだもう。そんな曖昧な催眠がかけられるわけないゾ。嫌いかと言われると好きなんだけどね、この映画。でもどんな穴ボコももう菅野美穂が見られただけでOKとしましょう。がんばれ、化け物女優菅野!「答えはっ!○○でしたぁ〜っ!」いよっ。
サイモン・バーチ
(SIMON BIRCH)
99年米
マーク・スティーブン・ジョンソン J・マッゼロ
イアン・マイケル・スミス
A・ジャド
O・プラット
D・ストラザーン
J・キャリー
★★☆
ベタベタしてないと思ったら、原作アーヴィングだったのね。これは面白いハズだ。お茶目でノリが良くて人並みにエッチなサイモンも さることながらマッゼロ君の演技力によるところも大きいぞ。オリプはもちろんグーだけど、A・ジャドがいい感じ。でもラストまであのままサラっと流してくれればもっと良かったのにね。でも主演賞はやっぱアルマジロ?
ザ・ウォッチャー
(THE WATCHER)
2000年米
ジョー・シャーバニック J・スペイダー
K・リーブス
M・トメイ
アーニー・ハドソン
★☆
こ、これって…観客を怒らせようとしてるとしか思えない。キアヌ、お前は酔っぱらいか?と思ったらホントにビール飲んでるし。「お前のためにやったんだ」とか「欲しいのはお前だ」とか言ってるけど、お前口ばっかりだろう!コイツを捕まえられないFBIっていったい…いくらなんでもこれで終わりでは、とクレジットの後に一抹の期待を抱いたんだが、場内そのまんま明るくなってました。トホホ。
サウス・パーク 無修正映画版
(SOUTH PARK BIGGER,LONGER&UNCUT)
99年米
トレイ・パーカー (声)トレイ・パーカー
マット・ストーン
G・クルーニー
M・ドライバー
★★★
あー大人で良かった、「ピー」音が入らないのがこんなに快適だなんて。隅から隅まで笑いところギッシリ、ミュージカル仕立てで一見カワイイのによく聴くと歌詞ものすごいし。でもお下劣路線でとばしてるばっかかと思いきや不思議にまっとうな気もして、最後には感動さえ呼んでしまうというのがこのアニメってすごいわ。ビル・ゲイツとノニーとB・ストライサンドは感動してないと思うけどね(笑)ケニーったらなんて美少年なの〜。でも一番可愛かったのって意外にもフセインだったりして。
サウンド・オブ・サイレンス
(DON'T SAY A WORD)
2001年米
ゲイリー・フレダーマイケル・ダグラス
ショーン・ビーン
B・マーフィー
オリバー・プラット
ファムケ・ヤンセン
★★
精神分析医役のM・ダグラス、彼が妻のファムケ・ヤンセンにニヤニヤと笑いかけながら濡らしたスポンジ絞ってたりすると、全然違うエロ映画のように思えて困った。登場人物、皆さん揃って、なんのためにそんな回りくどいことを?と思えて仕方なかったわさ。いったいどんな謎が?とドキドキしてたのに、謎、別にないし。S・ビーンはなんか毎回凶暴なわりにはチンケな悪党役をやらされてるような気が、妙にチンケが板についているのもヨヨヨ。サンドイッチ作って、さー食べよ♪とウキウキしてたばーさんが一番かわいそうだったな〜。
ザ・クラフト
(THE CRAFT)
96年米
アンドリュー・フレミング ファルーザ・バーク
ネーヴ・キャンベル
ロビン・タニー
レイチェル・トゥルー
スキート・ウーリッチ
★★☆
惜しい。主役の女の子がもっともっと美少女だったら凄みが違ったのに。でもファルーザ・バルクがド迫力でカバーしていたかも。虫が溢れて来ちゃうところなんかが「スクワーム」を彷彿とさせてげげげげ。少女の集団ヒステリーとほんとの超能力の要素がうまく盛り込まれていてなかなか面白かった。ネーヴ、化粧薄いとけっこうかわいいじゃん(笑)
ザ・グリード
(DEEP RISING)
98年米
スティーブン・ソマーズ T・ウィリアムズ
ファムケ・ヤンセン
ケヴィン・J・オコナー
ジェイソン・フレミング
★★☆
面白いじゃん、これ。90分で3000人、食って食って食いまくるのコピーにダマされたけど(ずるいぞ〜)、タコ怪物は3000人食ってもまだ満足しないのか?普段何食ってんの?でもタコ野郎のCG、「アナコンダ」の100倍はスリルがあったね。国籍不明オリエンタルな豪華客船もいいし、「ハムナプトラ」のK・J・オコナーも最高。ファムケ・ヤンセンは梅宮アンナ。
ザ・コア
(THE CORE)
2003年米
ジョン・アミルアーロン・エッカート
ヒラリー・スワンク
スタンリー・トゥッチ
デルロイ・リンドー
チェッキー・カリョ
ブルース・グリーンウッド
★★
これだけムチャだとツッコミ入れようって気にもならんなあ、発想といい中身といい、『宇宙戦艦ヤマト』並みだもんな、これ。なんで地球の存亡がかかってるのにアメリカ人しか乗ってないんスか(フランス人もいたか)?ってのもヤマトっぽい。でも『アルマゲドン』と違って一応真剣に作ってるっぽいので許す(何様発言)。二流どころだけど大勢揃えてみましたって感じの豪華キャストもなんだか嬉しいわあ。妙なマッシーンでガンガン掘り進んでくあたりも、『ミクロの決死圏』思い出しちゃってなにやら懐かし〜気分に。でもあの幽霊みたいなハッカー君が何しに雇われたんだかいまだにわからんなあ・・・
ザ・スカルズ 髑髏の誓い
(THE SKULLS)
2000年米
ロブ・コーエンJ・ジャクソン
P・ウォーカー
ヒル・ハーバー
レスリー・ビブ
W・L・ピーターセン
★☆
それで結局「スカルズ」って何?ただの田舎のライオンズクラブにしか見えませんでしたが。あの「ひみつきち」みたいな会員ルームにゴゴゴーっと上下する懺悔ボックス、こんなの喜々として作ってるエリートって…アメリカ、大丈夫か?というか、あんなごっつい「ひみつきち」、どこが秘密なんでしょうか?手首のあんな目立つ場所にドクロマークつけて、何が秘密なんでしょうか?謎が謎を呼ぶミステリーの大傑作!(やけくそ)
ザ・セル
(THE CELL)
2000年米
ターセム J・ロペス
V・ヴォーン
V・ドノフリオ
J・ウェバー
D・ベイカー
★★☆
ドノフリもビンボもがんばっててキャストもみんな良かったよ、J・ロペス以外は。いきなり頭の中にあんなケバいお姉ちゃんがやってきて信用するわけないっての(笑)お話はとーってもわかりやすい、でもってわかりやすすぎて物足りない。あそこまで頭おかしくなってたらあんな犯罪計画練れるはずないし。でもこれでどうだ!とばかりに続々と展開される目もくらむばかりのケバいビジュアルはグリーナウェイありムトゥありって感じで、馬の輪切りに腸の巻き取りにとエログロショーみたいに楽しくてただただあっぱれ。
ザ・ダイバー
(MEN OF HONOR)
2000年米
ジョージ・ティルマンJr. C・グッティングJr.
R・デ・ニーロ
アーンジャニュー・エリス
C・セロン
ハル・ホルブルック
M・ラパポート
★★☆
「ザ・ダイバー。熱い心を、強い意志で包んだ人間たち。」思わず往年の刑事ドラマのナレーションが出ちゃうくらいアツかった〜、キューバ・グッティングJr.のつぶらなお目目が燃える!デニーロの口がひんまがる!決して志を曲げることのなく不屈の闘志でマスター・ダイバーまでのぼりつめた男、なんてすごい人だったんだ、これが実話だなんてすごすぎる。C・グッティングJr.の可愛い童顔が主人公の一本気で高潔な人柄を表現するのにすごく役だってたような気がする。デニーロは顔背けたくなるようなヤなヤツを演じるのが相変わらずうまいっすね〜。
サタデー・ナイト・フィーバー
(SATURDAY NIGHT FEVER)
77年米
ジョン・バダムJ・トラボルタ
カレン・ゴーニー
ドナ・ペスコー
★★☆
す、すごい、何度観てもすごい、トラちゃんの腰くいっくいっ、あのシャツ、あのパンツ、あの靴。トラちゃんのフィーバー踊りだけが取り上げられててノーテンキ映画と勘違いしそうになるんだけど、その実暗くて残酷で辛い青春映画なんだよね、これ。ほら吹きお姉ちゃんがどうしてあんなにおブスなのかが未だに謎だったりする。あっ、それと、トラ、おまえ19歳だったんかあ〜!
ザ・チャイルド
(WHO CAN KILL A CHILD?)
76年スペイン
ナルシソ・イパニエス・セラドールルイス・フィアンダー
プルネラ・ランサム
アントニオ・ランソ
★★☆
オープニングの子供の声のハミング、すごく怖いんですけど〜、もう聴きたくないよう〜!と泣きそうな怖さ。ヒジョーに70年代っぽい大仰な演出がたまらん。原題が『Who can kill a child?』=子供を殺すなんて出来ますか?(どんなに邪悪な子供でも)っていうことなんだろうけど、私はあの子たちなら余裕で殺せる。個人的に、子供たちには一切喋らせないほうが怖さが増したと思うのでちょっとそこは残念だったかな。しかしあの子たち基準で、何歳までが子供なんだろうね。大人になりそうになるとネバーランドで殺されちゃうピーターパンのようなオチなのか。
殺人の追憶
(MEMORIES OF MURDER)
2003年韓国
ポン・ジュノソン・ガンホ
キム・サンギョン
パク・ヒョンギュ
キム・レハ
★★★
「殺人の追憶」タイトルが秀逸。なんかものすごく陰鬱で、独特の雰囲気を持つ映画だけど面白い。いつの時代だ?っていう田園風景に殴る蹴るの取り調べ、日本だったらコレ、昭和30年代だよ、でも実は80年代後半。田舎警察とはいえすごすぎ。猟奇殺人犯って次第に犯行の頻度や加える暴行がエスカレートしていって、半ば自滅するような形で捕まっちゃうらしいが、捕まっていない猟奇殺人犯というのはどうやって衝動を抑えているんだろう。自殺しちゃったとか。
座頭市
2003年
北野武ビートたけし
浅野忠信
ガダルカナル・タカ
大楠道代
石倉三郎
柄本明
夏川結衣
★★☆
勝新と比べるとあまりにスマートな座頭市、切られた腕がマネキンみたいだったり、血糊の血の色にまったく重みがなかったり、刀が刺さった部分がまるわかりのCGだったりするのも全部ワザとそういう軽い演出をしてるんだろうな。時代劇を北野風にアレンジしてみましたという感じで、入り込みやすく、かつ、テキトーに変。ただあの「YOSAKOIソーラン祭り」みたいなタップ踊りシーンは激しく余計、あれがなければロックユー感(なんじゃそりゃ)そんなになかったかもしんないのになー。
サノバビッチ☆サブ
2000年
松梨智子いけだしん
斗桝仁之
澤田育子
渡辺さやか
松梨智子
★☆
ナガタにジョウユウ、名前やばすぎっす。ちゃっちいのも演技がメタメタなのも狙ってると思ってまあいいけど、エピソードの繋ぎが唐突で面白くないんだなあ。って、真面目にそんなこと語っちゃいけないんだろーか、パワーだけは感じるのでヨシなんだろーか。
サハラに舞う羽根
(THE FOUR FEATHERS)
2002年米・英
シェカール・カプールヒース・レジャー
ケイト・ハドソン
ウェス・ベントレー
ジャイモン・ハンスゥ
★☆
一体お前は何がしたいんだ、ヒースよ、通して観たけどさっぱりわからんぞ。K・ハドソン(ど〜考えてもこりゃミスキャスト)もなんだかな〜、恥を捨てて自分とこに来てくれた男を意気地なし呼ばわりしてポイ、君たち思いっきりお似合い。壮大なスケールで描き出す大スペクタクル!のつもりなんだろうけど、うだうだと長すぎてまったく盛り上がらないまんま終わっちゃってました。しかもラストで大脱力。
ザ・ハリケーン
(THE HURRICANE)
99年米
ノーマン・ジュイソン D・ワシントン
D・K・アンガー
J・ハナ
L・シュライバー
D・ヘダヤ
R・スタイガー
★★★
おお、力作。デンゼル、顔見たらわかるって、冤罪なのは(笑)映画の出来に加えて実話ものの説得力でグイグイ責めてくるのでものすごい重圧、つっつぶれそう〜。並みの精神力の人ならとっくに廃人かも、すごいぞハリケーン。しっかし黒人差別ものの冤罪って多いなあ、他にもたくさん冤罪に苦しんで陽の目を見ない人がいるかと思うと…ヘビースモーカーのD・アンガーがカッコ良かったが、ダン・ヘダヤはいくら悪い人だからって悪い顔しすぎ。
ザ・ビーチ
(THE BEACH)
99年米
ダニー・ボイル L・ディカプリオ
V・ルドワイヤン
ギョーム・カネ
ティルダ・スウィントン
R・カーライル
★★☆
青い海、白い雲、南国の楽園をバックに繰り広げられるイヤ〜なお話、「蠅の王」を連想させるゾッとするシーンがちらほら。レオレオはうそつき・弱虫・卑怯者・お調子者しかもゲーム野郎のリチャードをうまく演じて拍手もの+鍛えた体がうつくしー♪オナカのCG処理成功だね(しつこい)。でも映画のヒットは望めないかも。この映画のV・ルドワイヤンはなんとなく「ザ・ビッチ」な雰囲気で、レオレオの共演女優はどうしてこうしっくり来ないのばっかなのか?(笑)
サボテンの花
(CACTUS FLOWER)
69年米
ジーン・サックスウォルター・マッソー
I・バーグマン
ゴールディ・ホーン
★★☆
G・ホーンがあまりに可愛いので目を奪われっぱなし、娘の比じゃないっす、お人形さんみたい、60年代ファッションの虜になりそう。ドタバタコメディの基本は押さえてて面白いんだけど、最後まで歯医者のマッソーがズルくていいとこどりのプレイボーイ(言わないし)なのがすっきりしなくて残念。バーグマンが「歯医者」の振り付けでゴーゴーダンス(トホホ)を踊るシーンは白眉。
ザ・フライ
(THE FLY)
86年米
デヴィッド・クローネンバーグ J・ゴールドブラム
G・デイヴィス
ジェイ・ブーシェル
D・クローネンバーグ
★★★
前は気付かなかったけど(当たり前だいないんだから)ジェフ、慎吾ママにそっくり!クローネンバーグの映画はいつも登場人物が数人しかおらず、スタッフの気配なども感じられなくて監督ひとりがカメラを回してるんじゃないかというような妙に閉鎖的なイメージを受けます。今観ても、ドロドログチャグチャぶりは十分インパクト大なんだが、一番関心したのはよくもあのちゃっちいコンピューターで…(笑)しかしやはりチャチさが災いしたのか、なんでわざわざ転送する物体を分析して一つにするのかねえ、そのまんま「ハエと人間」として転送しろよっていうの。
ザ・ブルード
(THE BROOD)
76年カナダ
デヴィッド・クローネンバーグ オリバー・リード ★★☆
やっぱりこえええ〜。キーキー言うブルードちゃんたちはお揃いの頭巾姿だったりしてペットみたいで実は意外にカワイイんだが、カアチャンのサマンサ・エガーの顔が怖すぎ。ところであれって妊娠期間はどのくらいなんだろう?医者のオネエ言葉が笑えるぞ。
サベイランス−監視
(ANTI TRUST)
2001年米
ピーター・ホウイットR・フィリップ
ティム・ロビンス
C・フォラーニ
R・リー・クック
★★☆
ふぃりっぺのヤツ、こんな役だとけっこうちゃんとオタク君に見えちゃいますね、メガネかわいいっス。どいつがあやしくてどいつがそうじゃないのか丸わかりだったし、実はシナプス云々って何やってんのかよくわかんなかったりしたんだが(笑)将棋わからんでも「月下の棋士」読んでおお!ってなるのと同じ感じで楽しかったわ。C・フォラーニ10歳くらい年上に見えましたがな。
ザ・ミッション 非情の掟
(鎗火)
99年香港
ジョニー・トゥアンソニー・ウォン
フランシス・ン
ロイ・チョン
サイモン・ヤム
ジャッキー・ロイ
★★☆
ワハハハ、ジャスコ!←開口一番それかよ いや、一番はそれだが二番目に気になったのは、「スーパーボウル飯店」というお店の名前。良くも悪くもすっごくジョニー・トゥの映画〜って感じだ、時々ものすごくかっこいいんだけど、一歩間違うとお笑いスレスレのカッコつけ描写、話の展開にまったく関係なくずーっと流れてる単調なBGM。つくりが雑なところは仕方ないと思うんだが、あとちょっとがんばって、愉快痛快しかもスタイリッシュ、という作品に仕上げられたんではないかと思うと惜しい気が。磨けば光る、原石映画かなあ〜。しかし、アンソニー・ウォンがカットやってるような美容院、怖くて絶対入れないんですが。
ザ・メイカー
(THE MAKER)
97年米
ティム・ハンター M・モディン
J・R・マイヤーズ
M・ルイーズ・パーカー
M・マドセン
★☆
BBと言ったらブリジット・バルドー、ではMMと言ったら?マイケル・マドセンでしたあ?。…とこんな具合にボケるほか、しょうがないですわこの映画。青春映画っぽく演出したかったのか、犯罪人間ドラマを作りたかったのかまったくもって不明。M・モディンとジョナサンの綺麗どころが兄弟?ワクワク、だったんだけど、ジョナサンって普通にしてると別に…(笑)
ザ・メキシカン
(THE MEXICAN)
2001年米
ゴア・バービンスキーB・ピット
J・ロバーツ
J・ガンドルフィーニ
G・ハックマン
★★
ヘナチョコブラピ、メキシコで大災難。盛り上がりとかメリハリとかに欠けるような気はするんだけど、メキシコのザラーっとした感じに合っててこれがけっこういい感じ。それにしてもアメリカ人っていまだにメキシコじゃあ何でもアリだと思ってんだよな〜人殺しても誰も捕まえにこん。これのジュリアはなんとなくエリック兄ちゃん入ってる、っていうかなんかオカマみたいだったなあ、
鮫肌男と桃尻女
98年東北新社
石井 克人 浅野忠信
小日向しえ
鶴見慎吾
我修院達也
岸辺一徳
島田洋八
★★☆
「ん〜、やまだっ!」「ドナドナ!」などなど、我修院達也のマネがマイブームになって困ったぞ。パツキン鶴見慎吾や一徳のおっさん、どれを取っても望月峰太郎のマンガをそのまま実写にした感じですんごいファンキー。でも、ちょっとやりすぎ。だってマンガだもん。浅野君ってばこんな映画に出ていてもやっぱりかっちょいいのね。
SAYURI
(MEMORIES OF GEISHA)
2005年米
ロブ・マーシャルチャン・ツィイー
ミシェル・ヨー
コン・リー
渡辺謙
桃井かおり
役所広司
★★☆
要するにロリコンの足長おじさんの話ってことでFA?最初、時代がよくわかんなくて、明治くらいかと思ってたら昭和10年代でびっくり。桜はどぎつい色のしだれ桜だし、音楽はヨーヨーマやらイツァーク・パールマンで盛り上げまくり、サユリの舞台の踊りは石井輝男の『恐怖奇形人間』のようだったりしたんで、このへんオイオイだけど、映像はすごく綺麗で幻想的、着物やおしろい、紅などの色も見とれるほど鮮やか。設定や風景・習慣などにおかしいところは殆どナシ、でも、なんかやっぱりエキゾチック。セット・CGはもう完璧で、でもどっか、これどこの国の話だろう・・・と思わされてしまうのは、ワビ・サビの欠如のせいか。でもきっとガイジンさんは大喜び。しかしな〜、おかぼちゃんが「パンプキン」って、笑わせてどーするよ、英語。
さらば夏の光よ
76年松竹
山根成之 郷ひろみ
秋吉久美子
川口厚
中谷昇
★★
ほろ苦い青春の物語…たぶんヒロミゴーじゃなかったらオッケーだったんだろうと思うが、ヒロミゴーであるゆえにお笑い映画に仕上がっちゃってるところが辛いぜ。バイト先はロッテリアだけど、みりんはたぶんてりっこにしてりっこ。ほとんどアフロとみまごうばかりのすごいパーマヘアで「冗談ポイ」「しびれちゃった」などの死語を連発するトホホなヒロミゴーの姿に、涙でかすんで画面が見えない。それと突発的に暴れ出すその性格はちとヤバくないでしょうか?チンピラ連中がみんな「おらおらおら〜!」って巻き舌なのも異様にブザマでうぷぷ。
ザ・リング
(THE RING)
2002年米
ゴア・ヴァービンスキーナオミ・ワッツ
M・ヘンダーソン
ブライアン・コックス
★★☆
小説じゃなく、映画『リング』のリメイクなんだね。かなり忠実になぞってあってそこそこ良かったのでは、邦画独特の湿っぽい雰囲気がアメリカ映画で出せるだろーかという心配があったけど、予想外にきちんと(笑)じめっとしてて良かった。この映画についてはもうネタバレも何もないと思うので言っちゃうが、ラストの「飛び出す貞子」はこっちのが日本版よりずっと怖かったかも。前のはドリフみたいだったもんなあ。
サルサ!
(SALSA)
99年仏
ジョイス・シャルマン・ブニュエル ヴァンサン・ルクール
クリスティアンヌ・グゥ
★★
これってバカ映画なんじゃ…ラテン流行りの昨今、サルサっていうタイムリーな題材を使ってるのがうまいなとは思ったんだが、話はあっそうふーんお幸せにねってな感じだし、欲求不満が爆発してた感じのヒロインとばあちゃんががどうもえげつなく見えてしまったのがちょっといかんです、ゴメン、ほんとは星1個半。でもレミやモンゴのいろんなバージョンでがんばってくれたヴァンサン・ルクールの綺麗可愛さに目の保養をさせてもらったのでおまけ(笑)
猿の惑星
(PLANET OF THE APES)
2001年米
ティム・バートンM・ウォルバーグ
H・ボナム・カーター
ティム・ロス
M・C・ダンカン
★★☆
笑った…猿メイクしてる俳優さんたちなんて、誰がやってるのかあらかじめ知ってないと全然わかんないし、ウキキキ、ウホウホッ!ギャー!とかってお猿さんたち画面狭しと大暴れ。どこもかしこも猿猿猿、主演のマークだって限りなく猿に近いし、見どころもオススメもツッコミどころも全部猿。「どうしてボクを助けたんだい?」「あなたは他の人間とは違ったからよ」って、当たり前じゃん、マーク猿なんだから。またしても脱ぎが全然ないマーク、「猿じゃないの?」っていう笑いをとるためだけにキャスティングされてたらどうしよう?あのとってつけたみたいな人間ヒロイン、要らなかったんじゃないの?
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
(THE ROYAL TENENBAUMS)
2001年米
ウェス・アンダーソンG・ハックマン
A・ヒューストン
G・パルトロウ
B・スティラー
L・ウィルソン
O・ウィルソン
★★☆
えー、隣の兄ちゃん爆睡しとりました。赤ジャージのベン・スティラー親子にラリリのO・ウィルソン、みんな可愛すぎる…笑いその他全部のタイミングがスカッ、スカッと微妙にスタンダードからズレてる感じで、なんか味わったことないつかみどこのない面白さだわ、全編通してフニャフニャ〜ンと流れ続けるBGMがなんとも言えずいい感じ。でもヘンというにはヘンさが中途半端だったりするのでちょっとぬるくて、オシャレとかいうにはヘンすぎで、ちょっと変わってていい、っていう感じ止まりだったりするな。マーゴ@グウィネス、あれはメイクなんじゃなくて「ああいう顔」っていう設定だったんだろーか?
ザ・ワイルド
(THE EDGE)
97年米
リー・タマホリ A・ホプキンス
A・ボールドウィン
ハロルド・ペリノー
★★
極限状態での友情などという生やさしいものではなく、思っていたのと違うドロドロした展開になって、途中からがぜん面白くなった。願わくば、素人でも「そんなわけない」とわかるような人食い熊の描き方はやめてほしかったなあ。あれちょっとがっかりというか笑いそうでした。ラストの暗示的な終わり方がすごーく好み。でもボールドウィン、顔が画面からはみだしそうだったぞ。
サンダーハート
(THUNDERHEART)
92年米
マイケル・アプテッドV・キルマー
S・シェパード
G・グリーン
F・ウォード
★★☆
サム・シェパードにかかっちゃあヴァルもお子ちゃま。すごく新鮮。「インディアン捜査官」ヴァルがネイティブとかけはなれたあまりにも白人なルックスなのが難点なんだけど、「サンダーハート」の魂を持った男としてはすごく適役という気がする、この人やっぱりカッコいいのよね〜なんかがある。レイバンを石と交換する太っ腹なとことか(え、違う?)
サンタ・サングレ 聖なる血
(SANTA SANGRE)
89年伊
アレハンドロ・ホドロフスキー アクセル・ホドロフスキー
アダン・ホドロフスキー
ガイ・ストックウェル
★★★
やっと見つけたよ…「エル・トポ」「ホーリー・マウンテン」に比べてかなりわかりやすいお話になってて、そのぶん毒が抜けたような感じ。アルジェント映画を彷彿とさせる場面もあったし、ところどころ「これこれ!」なところがあったけどね。象の鼻血ってすごい。
三人の女
(3WOMEN)
77年米
ロバート・アルトマン S・デュバル
S・スペイセク
ジャニス・ルール
★★★
スペイセクとS・デュバル、2大ギスギス女優の共演、怖かった〜。3人目の女の描く不気味な絵と不気味な音楽、意味ありげな双子。結局最後までなんだったのかがわからないのがまた怖いんだが、一番ゾッとさせられたのは彼女たちがまるで存在しないかのようにふるまう周りの人々の態度!並みのホラーより震え上がりましたがな。
3人の逃亡者
(LES FUGITIFS)
86年仏
フランシス・ベベール ピエール・リシャール
G・ドパルデュー
★★☆
前に見たときはもっと面白かったような気がしたんだけど、でも懐かしくて楽しめました。でかいドパルデューが真面目な顔で全身ギャグをかますのがたまんなくいいのだ。でかい男と子供。決まりだね。しかしアメリカ版のニック・ノルティとM・ショートって、キャスティングはまりすぎ〜。
301,302
(301302)
95年韓国
パク・チョルス パン・ウンジン
ファン・シネ
キム・チュルン
パク・チョルホ
★★★
これだけゴージャスな食べ物が出てくるのに、全然美味しそうじゃなくて不気味に見えるのがすごいわ〜。オチは予想通りだったけど、女二人、どっちの部屋も人間が実際に住んでいるとは思えなかったり、どうやって生計を立てているのかがさっぱりわからなかったりするところがまた狙ってる感じで面白い。