その2 新聞の映画欄って…

新聞の映画欄は笑える。これでもかこれでもかという具合に紙面の片隅にぎゅうぎゅう詰めにびっしり書かれていて、必然的に字数が少なくなるせいで、内容を縮めまくっているからだ。
特に、(最近はめったにやらなくなったが)二本立て映画、または入れ替えで二本の映画を交互にやっている映画館の時間表はいい。


最近では『リング/らせん』の二本立てがヒットだった。
キャッチフレーズは
「怖い!」これだけ。
そしてその下の時間表。開始時間の前にどの映画かが書いてあるのだが、「り」と「ら」の一文字ずつ。縦に、「りらりらりら…」 なんである。かわいいじゃないか。


同じく『ウェインズ・ワールド』『ペット・セメタリー』の二本立ての時は、「ウペウペウペ」だった。
どっかの妖怪の鳴き声のようである。
『クイック&デッド』『レッド・ブロンクス』の二番館二本立てでは「クレクレクレ」。
もらってどうする。
『ズッコケ3人組』『新生・トイレの花子さん』では「ズトズトズト」。
うわはははは。


映画館の名前・公開作品名も省略してあるのですごい。
「リーサル4前売中ピカ1」 
「不夜城近日グラ6」 映画をあまり見ない人にはわけのわからない暗号同様なのではないかといつも心配になってしまう。


『ミミック』公開中に
「遺伝子が泣き叫ぶ!」と書いてあったのにもびびったが、ここのところの 一番のヒットは、やはり「デカプ新作タイタニク」かな。
ディカプリオが大ブレークしてしまった今となっては誰が読んでもわかるんだろうが、ブレーク前のこのフレーズ、大胆すぎる…全世界を感動の渦に巻き込んだあのアカデミー総なめ映画が、新聞にかかると「デカプ新作タイタニク」。とほほ。

新聞の映画欄は見逃せない。
 

追記:   これを書いた後にもいろんなヒットがあったのでちょっとだけ。

まず『アイズ・ワイド・シャット〜惚れたらあかん』。どうやら『アイズ・ワイド・シャット』と邦画『惚れたらあかん』を交互に上映していたらしいのだが、最初、ものすごいサブタイトルだなー、演歌調?キューブリック、ボケたのかな?と思ってしまった。ごめんなキューブリック。

もう一つはやはり交互上映の
『沈黙の〜ウエディング』
『沈黙の断崖』『ウェディング・シンガー』を同じ映画館で上映していたらしいのだが、一瞬私の頭には「ウェディングベールをかぶったセガール」という世にも恐ろしい映像がぼわわんと浮かんできてしまった。

(2001.9.25)