その8  ロミーとミッシェルの場合 
ROMY & MICHELE'S HIGH SCHOOL REUNION

'97年アメリカ 監督 デビッド・マーキン
出演 ミラ・ソルビノ リサ・クドロー ジャニーン・ガラファロ



     ロミー(ミラ・ソルビノ)とミッシェル(リサ・クドロー)は高校時代からの大親友。一緒にロスでアパートを借りて住んでいるが、ふたりともロクに仕事はないし、ディスコで空しくかっこいい彼を探すちょっとつまんない毎日だ。
そんなとき故郷の町で高校の同窓会が開かれるという知らせが。よ〜し、イヤミだったお嬢様グループを見返してやろうとばかりにふたりは大変身して故郷へ乗り込もうとするのだが…


    私のご贔屓女優のひとり、ミラ・ソルビノと、ドラマ『フレンズ』でお馴染みのリサ・クドローの共演、しかも注目株のジャニーン・ガラファロも出ているとあって、キャストだけでもなかなか惹かれるものがあるのだが、このロミーとミッシェルのふたりがとにかくおバカで可愛いのだ。
 ディスコでいい男を探しながら、「30までに結婚してなかったらレズを試してみるわ」なんて言ってたり、同窓会用のアンケート用紙にウキウキしながら
「ん〜、無職♪」なんてチェックつけてたり。
 故郷へ返る道中、「私たちはビジネス・ウーマンよ!」と張り切って寄ったレストランで「ビジネス・ウーマン・ランチね!」な〜んて注文しちゃったり。わはははあるのかそんなもん。


   こんなふうにとにかくおバカなふたりだが、お互いに相手のことが大好きだ。
10年前の卒業パーティーにイジワルグループに騙されてお目当ての彼に待ちぼうけを食ってしまうロミー。ふたりが抱き合って、『タイム・アフター・タイム』に併せてチークを踊るシーンや、ケンカをしていたロミーとミッシェルがお互いに庇いあい、「大事な親友をなくすほうが辛いわ」と言うシーンでは思わずほろりとしてしまう。
 結局ロミーとミッシェルの大変身の計画は同窓会までに間に合わず、ふたりは
「ポスト・イットを発明した」というとんでもないホラを引っさげて同窓会に乗り込むのだが、見返してやろうと思っていたお嬢様グループにすぐにバレてしまい、大恥をかかされる羽目になってしまう。
そこで「せっかく来たんだから楽しまなきゃ損よ!」と開き直るふたりだが、そこからが愉快ツーカイな展開になるんである。うふふふ。

   この映画、脇で「全米50州の州都は言える?」なんて聞いてくる生徒会役員や、高校時代休み時間中にタバコが吸いきれなくて社会人になってから「早く燃えるタバコ」を発明しちゃうジャニーン・ガラファロもいちいち笑える。 見事な脚線美を惜しげもなく披露してくれるミラ・ソルビノとリサ・クドローのポップなファッションも見物だ。
そして、映画中に流れるケニー・ロギンス、ハワード・ジョーンズなどの80年代ヒット曲の数々。思いっきり同世代の私としては入れ込みようもひとしおなのであった。

『ロミーとミッシェルの場合』は、キュートで大笑いでちょっと泣かせるバカ映画である。

ビデオ発売に当たって『ロミー&ミッシェル』にタイトルが変わったようです。