アマチュア無線

1998,04,14更新
アマチュア無線の実際の交信
 さて無事にアマチュア局の設備がそろい無線局の免許もおりて(コールサインが与えら れ)、いよいよ開局。これまでに家族が無線をやっているとか友人にハム仲間がいると かで、一度でもハムの交信を聞いたことのある人ならば、それほどでもないかもしれな いが、やはり初めは不安でいっぱいだと思います。 まずは、はやる気持ちを抑えて人の交信 を聞くことから始めましょう。 どうやって呼び出しをするのか、どうやって応答をするの か、そして交信に入ったらどんなことを話すのか。特に規則があるわけではないですが、そ れなりのルールというか、約束ごとのようなものを先輩達の交信で直接学んでおきましょう。

勝手が違うFMの交信とSSBの交信
 同じ交信といっても、FMという電波型式とSSBという電波型式ではトランシ ーバの操作も違い、お互いが交信することはできない。そのため、それぞれが使 う電波の周波数が取り決められています。 平成4年7月1日から「アマチュア業務に 使用する電波の型式及び周波数の使用区別」(通称バンドプラン)が告示されたが、 この区分けに従って、それぞれの電波型式を使い分けることになります。  そしてこのバンドプランは、たんに日本のアマチュアだけでなく、世界中のアマ チュア無線家にとって共通のもので、それに従うことが混乱を防ぎ、気持ちのよい 交信を約束することにもなるので、特に短波帯(HF)で運用しようとする人には大 切なマナーといえます。
 VHF、UHFでもバンドの一部が衛星通信に使われていて、 これも国際的なものだから、同じような気配りが必要です。
FMによる交信のポイント
 FMによる交信の特徴は、運用周波数というのがあらかじめ決められているところにあ ります。つまりメインチャンネルと呼ばれる「呼出周波数」と、20kHzおきに定められた 「通信周波数」(サブチャンネルと呼ばれ、ここで実際の交信が行われる)とがある のです。 まず最初に、メインチャンネル(呼出周波数)を受信し、誰かが交信を求め ているかを確認する。誰もいない時には自分で交信を希望する呼び出し(CQといわれ る)を行う。呼び出した相手と連絡が取れるか、あるいは自分のCQ呼び出しに対して 誰かから呼び出しがあった時には、ひとまず保留し、呼出周波数以外の「通信周波数」 (サブチャンネル)に誰も使用していない空きを見つけて、そこに移動して交信が始まる。  都会地ではこのサブチャンネルがしばしば満員で、なかなか空き周波数が見つからな いことや、一見誰も使っていか−ように見えてもアンテナの向きなどの加減で混信を 生じたりするので、ごく近くの局同士ではクリアーな交信ができるものの、ある程度 の混乱はさけられない場合もあります。
SSBによる交信のポイント
 一方SSBの場合には、指定された周波数の範囲はあるものの、FMの場合と異なって、 いわゆる「呼出周波数」とか「サブチャンネル」のような決めはないから、どこでで も空いている周波数で呼んだり呼ばれたりが可能です。その上FMに比べると使用する電波 の幅が狭いので、はるかに多くの局がいちどきに運用できるというメリットもあます。  このように、SSBではまずバンド内を聞いて、ある周波数が使われていないことを 確認したら、その周波数でCQ呼び出しができ、また誰かの呼び出しを聞きつけたら、その 周波数で呼び出して、そのまま交信に入れます。