ハム用語辞典下巻

1998,03,30更新
最初に
アマチュア無線の免許は取ったもののハム独特の言葉や専門用語が理解できないのでQSOになじめない。というビキナー・ハムのためにハム独特の言葉や専門用語の解説を掲載させていただきました。
これさえ読めばもう貴方はOMさんの仲間入り間違いなし!!

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サンドイッチ・コール CQ風邪 シグナル・ストレングス(signal strength) シグナル・レポート(signal report) 指向性 シックス・メーター
シフト幅 シャープ(sharp) シャシー(chassis) 社団局 シャック(shack) 従免(じゅうめん)
ショート・コール(short call) ショート・パス(short path) 昇交点(しょうこうてん) 消滅(しょうめつ)カントリー 初級八ム しり切れ
シングル・バンド(single band) シングル・モード(single mode) シンセサイザー(synthesizer) シンプレックス(simplex) ジャミング(jamming) ジャンク(Junk)
スイス・クワッド(swiss quad) 垂直アンテナ 垂直偏波 水平偏波 スイッチング・レギュレーター(switching regulator) スキップ(skip)
スキャッター(scatter) スクイーズ・キーヤー(sqeeze keyer) スケジュール・タイム(schedule time) スケルチ(squelch) スタック・アンテナ(stacked antenna) スタンディング・パイ(standing by)
スタンパイ・スイッチ(stand−by switch) スタンパイ・ピー スタンバイ(stad−by) ステー(stay) ストリップライン(stripline) ストローク・XX(stroke XX)
スピーチ・プロセッサー(speech processor) スプリアス(sprious) スルー・ホール(through hole) セカンド(second) 接地アンテナ 接地
セブンティ・スリー(73) センチ波(centimeter wave) 占有周波数帯幅 ゼネラル・カバレッジ(general coverage) ゼロ・イン(zero in) ゼロ・ビート(zero beat)
送信機(transmitter) 空(ソラ) ゾーン(zone) 待機 大気雑音(atmospheric radio noise) 対流圏(troposphere)
対流圏波(tropospheric wave) たすきかけ操作 タヌキ タワー(tower) ダイバシティ受信(diversity reception) ダイレクト(direct)
ダウン・パーター ダクト(duct) ダミーロード(dummy load) チップ・コンデンサー(chip condenser) チャージ チャネル・チェック
チューナー(tuner) 地上波(ground wave) 直下型アンプ 直下型ブースター チョンチョン 珍局
定在波比 低周波 テスト電波 テレフォンl ディジタル・マルチメーター(digtal multi meter) ディジピーター
ディスコーン・アンテナ(discone antenna) ディップメーター(dip meter) 電気通信監理局 電鍵(key) 電波法 電離層(ionosphere,ionized layer)
トーク・パワー(talk power) トーン・スケルチ(tone squelch) トップロード・アンテナ(topload antenna) トライバンダー(tri-bander) トラップ(trap) トランシーバ−(transceiver)
トランスバーター(transverter) 取説(とりせつ) トリマー・コンデンサー(trimmer condenser) トロイダル・コア(troidal cores) 卜ロッポ(tropospheric scatter) トン・ツー
ナロー・スペース(narrow space) ナロー・パンド(narrow band) ニッケル・カドミウム電池 ニュー・メディア(new media) ニューカマー(newcomer) ネットワーク(network)
ノーQSL ノイズ・フィギュア(noise figure) ノイズ・ブランカー(noise blanker) ノイズ(noise) ハム・パンド(ham band) ハム(ham)
ハムグッズ 半固定抵抗器(semifixed resistor) 半固定運用 ハンディ(handy) ハンドル バイ・ア・ビューロー
バイパス・コンデンサー(by−pass condenser) バグ パックラッシュ(backlash) バッテン バラクター・ダイオード(varactor diode) バラン(balun)
パリキャップ(varicap variable capacitance diode) バンド使用区分 パーソナル無線 パイルアップ(pile up) パイレート(pirate) パケット通信
パソコン パラ パワー・アンプ(power amplifier) ヒート・シンク(heat sink) 火を入れる ビーコン(beacon)
ビート(beat) ビーム・アンテナ(beam antenna) ビーム・パターン(beam pattern) ビーム(beam) ビギナー(beginner) ビューロー(bureau)
ピックアップ(pick up) ファーストQSO ファイナル(final) フィーダー(feeder) フィルター(filter) フェディング(fading)
フェード・アウト(fadeout) フェライト・コア(ferrite core) フォーン・パッチ(phone patch) フォックス・ハティング(fox hunting) フォネティック・コード(phonetic code) フォーン・バンド(phone band)
二文字コール フルサイズ・アンテナ(full-size antenna) フル・スケール(fulI scale) フロント・エンド(front end) フロント(front) ブースター(booster)
ブーム(boom) ブレーク(break) ブロック・ダイアグラム(block diagram) ブロック(block) プライオリティー(priority) プリアンプ(pre−amplifier)
プリセット(preset) プリフィックス(prefix) プレス・トーク・(スイッチ)(press−to−taIk) プログラム・スキャン(programmable scan) 閉局 ヘルツ(hertz)
無変調 ベース(base) べり・カード(verification card) ベディション(expedition) ホーム・シャツク(home shack) ポータブル(portabIe)
ボジスター(posister) マーカー マイクゲイン(mike(mic)gain) マイクロウェーブ(micro wave) マスク(mask) マッチング・ボックス(マッチ・ボックス)(matching box)
マッチング(matching) まも現 まも着 マルチ・パス(multi pass) マルチ(multi) ミ−ティング(meeting)
ミッター 耳エス(S) 無線局免許状 無線従事者免許証 メインチャン メモリー・スキャン(memory scan)
メリゴ モノ・パンド(mono band) 八木アンテナ(yagi antenna) 有線ブレーク 郵政省経由 ライン・フィルター(line filter)
ラウンドQSO(round table−QSO) ラグる ラグチュウ(ragchew) ラジオ・ダクト(radio duct) ラスト・コール ラバースタンプQSO(rubber stamped QSO)
リーダピリティ(readability) リストQSO(list QSO) リニア・アンプ(linear amp) 了解 レピーター(repeater) レポート(report)
ロー・パワー(Iow power) ローカル(local) ローカル・ラグチュウ(local ragchew) ロータリー・アンテナ ローテーター(rotator) ローディング・アンテナ(loading antenna)
ローディング・コイル(loading coil) ローパス・フィルター(low pass filter) ロール・コール(roll call) ロケーション(location) ロング・コール(Iong call) ワッチ(watch)

サンドイッチ・コール
コールサインのサフィックスの両端が同じアルファベットの局の俗称.例えばJP2YEYなど.
CQ風邪
大きなDXペデイションがあると急に流行る風邪(?)を指す俗語.すぐにQSOできて回復するA型,順番待ちのB型,長引くC型などがある.また,そのときによりビールスも変わり,有名なものでは,ブーベ,マルペロなどがある.使用例:○×△さんはブーベB型のCQ風邪で会社を3日休んだ.
シグナル・ストレングス(signal strength)
信号強度のこと.信号の強さはS(エス)で表示し1〜9段階で表される.9が最も強い
シグナル・レポート(signal report)
相手局の入感状況を報告すること.例として,QRK5(FM)またはRS59(SSB)やRST599(CW)などの形で相手局に送られる.
指向性
アンテナ,マイク,スピーカー,センサーなどが,ある一方向のみに感度や機能が生ずるものを指向性(directivity)があると言い,指向性がないものを無指向性と呼んでいる.
シックス・メーター
6m.50MHz帯の周波数を波長で表したもので,ロク・メーターともいう.
シフト幅
一般的には,レピーターのアップリンクとダウンリンク周波数間の周波数差をいうことが多い.通常のアマチュア無線で使用されているレピーターは,入力周波数と出力周波数が異なって設定されているのでレピーターのシフト幅とは,この周波数の幅(周波数の間隔,例430MHzのレビーターでは5MHz幅)をいう.また,RTTY通信の場合,マーク信号とスペース信号による移行周波数のズレの幅のことをいう.
シャープ(sharp)
鋭いという意味から,「アンテナの指向性が鋭い」とか「フィルターの特性が鋭い」などのように使われる.
シャシー(chassis)
電子回路や部品を取り付ける金属製の基台をいう.アルミ板や鉄板で作られている
社団局
電波法令で使用されている用語で,一般的にはクラブ局のこと.
シャック(shack)
「丸太小屋」というのが本来の意味だが,アマチュア無線では無線設備のある部屋をいう.特に専用の無線室でなく,居間のテーブルにトランシーバーが1台置いてあるだけでもシャックと呼んでいる.
従免(じゅうめん)
無線従事者免許証のこと.これを省略して従免ということがある.
ショート・コール(short call)
相手の局を呼ぶのに,相手のコールサイン1回,自分のコールサインを1回と,短く呼ぶこと.
ショート・パス(short path)
地球上の2点間を結んだ最短距離の経路.外国の局と交信する場合に,電波が送信点く相手国)から受信点く日本)に到達する最も短い経路のこと.この反対に地球を半周以上回って到達する経路をロング・パスという.
昇交点(しょうこうてん)
衝星の軌道面と地球の赤道が交わる点で,衛星が南半球から北半球に移動する場合をいう.
消滅(しょうめつ)カントリー
ARRLによってカントリーとして定められていた地域,島などが,政治的な事情の変化などにより条件を満たさなくなって消滅したもの.
初級八ム
以前は電信級・電話級アマチュア無線技士のことを初級ハムと呼んでいたが現在では,第3級、第4級アマチュア無線技士のことを指す.
しり切れ
電波の伝搬状態(コンディション)の変化によって,交信が途中で中断してしまうこと.
シングル・バンド(single band)
ァマチュア無線で使何できる周波数帯はたくさんあるが,このうちの一つのバンドに限定したことをいう.コンテストなどでは,シングル・バンド部門というものがある.これは一つのバンドのみでコンテストに参加することをいう・
シングル・モード(single mode)
SSB,CW,FMなどの電波型式を一つに限定すること.たとえば,SSBのシングル・モードといえば,SSBのみで運用しているということを示す.
シンセサイザー(synthesizer)
目的の周波数を得るために,まず基本となる周波数を水晶発振器を使って作り,それを周波数合成して非常に正確な周波数を得るための回路.最近市場に出回っているトランシーバーでは,このシンセサイザー方式が主流となっている.周波数の逓倍や分周,位相検出器などを使って,非常に多くの周波数単位を発生させて,それらを合成して希望する運用周波数を作っている.
シンプレックス(simplex)
ある周波数で交信する双方が,送信と受信を同じ周波数で行う通信方式のこと.片通話方式ともいう.アマチュア局で行っている通常の交信は,この方式である。
ジャミング(jamming)
ある特定の放送,または通信を妨害するために発射される雑音などを含む電波のこと.その国の政策上故意に行われることが多い.しかし,ハム同士が同じ周波数で混信していることは,ジャミングとはいわない.
ジャンク(Junk)
本来はガラクタのことをいう.中古電気機器や通信機などから取り外した無線関連の部品を指すことが多い.これらの品物を専門に扱う店をジャンク屋ともいう。
スイス・クワッド(swiss quad)
キュービカル・クワッド・アンテナの一種で,二つの導波器に位相を90度ズラして給電し,輻射利得の向上を図ったアンテナ.スイスのハムが発明したので,この名前がついた
垂直アンテナ
アンテナのエレメントを大地に対して垂直方向に立てたアンテナをいう.この垂直アンテナから発射される電波は垂直偏波となる.アンテナの構造から,狭い敷地にも建てられる利点がある.また,一般に指向性はない.この無指向性の特性を生かして.モービル局用のアンテナとして多く使用されている.
垂直偏波
空間を伝搬する電波の電界が,大地に対して垂直になっているもの.GPなどの垂直アンテナにより発射される.
水平偏波
空間を伝搬する電波の電界が,大地に対して水平になっているものをいう.地面に対して水平に張られたアンテナからは水平偏波の電波が発射される.
スイッチング・レギュレーター(switching regulator)
負荷側の変動に対し,入力電圧の断続の速度を変化させて,出力電圧が常に一定になるように作られた直流電源装置のこと.シリーズ型の電源より効率,大きさ,重量が大幅に改善されている.しかし断続(スイッチング)方式のために,電源から雑音が発生しやすいという欠点もある.この雑音の対策が重要.
スキップ(skip)
短波帯の通信で,アンテナから送信した電波が電離層で反射され.地上に返ってくるまでの距離を跳躍距離といって,電波の送信地点から跳躍距離までの間は地表波も届かず,受信できない場合がある.この状態のことをスキップという.
スキャッター(scatter)
電波散乱のことで,電離層内の電子密度に乱れを生じた部分や,大気層の乱れの激しい部分にぶつかった電波が,あちこちの方向に反射して目的方向以外や,見通し距離以外へ飛んでいく現象のこと.電離層散乱とか対流圏散乱と呼んでいる.特に超短波通信では,この電波散乱を使って意外な方向と通信することもある.これをスキャッター通信という.
スクイーズ・キーヤー(sqeeze keyer)
エレクトロニクス・キーヤーの一種で,連続したCW符号を簡単に送出することが可能な装置.これは,2枚のパドルと呼ばれるツマミを同時に押すと,長点と短点が交互に発生され,送り手はこの信号を組み合わせてモールス符号にする.手動式の電鍵に比べて,高速で符号の間隔がそろったモールス符号を作り出せる.
スケジュール・タイム(schedule time)
決まった相手と交信するため,周波数や時間などをあらかじめ決めておく.この時間をスケジュール・タイムという.
スケルチ(squelch)
FM用受信機に付加されている機能の一つで,受信機に信号入力がなくなった場合に出る大きな雑音をカットする回路.これは信号がない場合には低周波増幅部の作動を停止し.信号が入ると低周波増幅部が作動するように,自動的に制御するようになっている.
スタック・アンテナ(stacked antenna)
スタックとは「積み重ねる」という意味.アンテナの性能をアップすることを目的に,二つ以上のビーム・アンテナをある間隔で一本のマストに積み重ねた形で設置すること.特にV・UHFでは2段スタック,4段スタックとアンテナを積み重ねて使用することにより,高性能のアンテナとして,送信・受信に威力を発揮する.
スタンディング・パイ(standing by)
交信に使う用語.「受信します」という意味.ハムの交信時に送信の順番を相手方に渡すときに使われる.
スタンパイ・スイッチ(stand−by switch)
送信・受信を切り替えるスイッチのこと.トランシーバー本体に付いている.また,ハンディ・トランシーバーではマイクにスイッチが付いている.これをPTTスイッチと呼んでいる.
スタンパイ・ピー
送信から受信に移るとき(PTTスイッチをオフにした瞬間)に「ピッ」という音を自動的に発生し,相手方にこちら側が受信状態に切り替わることを知らせる装置のこと.
スタンバイ(stad−by)
「待機せよ」という意味の通信用語.
ステー(stay)
アンテナの主柱を支えるロープやワイヤーのこと.
ストリップライン(stripline)
UHF,SHF帯の伝送路の一種で.プリント基板などに一定のインビータンスを持つように作られた回路のこと.
ストローク・XX(stroke XX)
常置場所から離れて移動して運用していることを示す用語.コールサインの後に“JF2RJP/3”のように表示する.別のエリアに移動して運用する場合は/(ストローク)の後にその地域の番号を付けて表示する.
スピーチ・プロセッサー(speech processor)
オーディオ・プロセッサーのこと.コンプレッサー(compressor)「圧縮器」のことで,ハムの場合は音声信号(低周波信号)を一度,高周波信号にしてから回路的に処理して再度,低周波信号に戻す方式が多い.SSB送信機で通信を行う場合,人間の声は強弱の変化が激しいので,音声のピークでも音が歪まないように送信機の調整をしておくと,音声の弱い部分で送信機の出力電力が低下してしまう.これを総合的に平均化し,SSB送信電力の平均出力を上げることに使用される.
スプリアス(sprious)
トランシーバーや送信機から発射される電波のうち,目的とする周波数以外の周波数成分のものをいう.高調波や低調波,さらに寄生振動などのこと.
スルー・ホール(through hole)
両面プリント基板に設けられる部品取り付け穴の貫通接続処理をいう.回路の表面と裏面が穴の中で接続されている.
セカンド(second)
2回目の交信のことをいう.また,自分の子供のことをセカンドとも表現する.
接地アンテナ
アンテナの片方をアースして,1/4波長に共振させるもの.アンテナの元の部分が電圧の最小点になるためにこのように使用することができる.
接地
アースのこと.大地の地中に導線(板)などを埋めトランシーバーや受信機内に発生した雑音成分などを地面に逃がす効果がある.
セブンティ・スリー(73)
ハムの交信の終わりに「サヨウナラ」の意味で使われる言葉.本来は電信(CW)による交信の最後に「サヨナラ」(Bestregards)の略語として使用されたが,これが電話での交信にも使われるようになった.
センチ波(centimeter wave)
波長が10cm−1cmのセンチの間の電波をいう.周波数で表せば3〜30GHzで,通称SHF(Super High Frequencyの略)帯と呼ばれている.
占有周波数帯幅
電波は搬送波を中心として山のような形をした帯域をもっており,この側帯波の広がりのことをいう.電波法令により,各電波型式による占有周波数帯幅の制限が決められている. 
ゼネラル・カバレッジ(general coverage)
アマチュア無線用周波数帯も含めて,0−30MHzくらいまで,連続する周波数を受信することができる受信機のこと.通称「ゼネカバ」ともいわれる.
ゼロ・イン(zero in)
送信周波数を受信周波数(またはこの逆)にピタリと合わせること.
ゼロ・ビート(zero beat)
二つの信号を混ぜ合わせるとき,その二つの周波数がほんの少しズレていると唸りが生ずる.この二つの周波数を完全に一致させることにより,唸りがなくなる.唸り(ビート)がなくなる(ゼロ),すなわち,このことをゼロ・ビートという.
送信機(transmitter)
発振器により作られた高周波エネルギーを,音声や映像信号で変調し,さらに電力増幅して空中線により電波を発射させる装置のこと.音声などの変調をせず,高周波エネルギー(搬送波)の断続だけを行う送信機のことを電信送信機という.
空(ソラ)
電波によって交信することを「空で逢う」という.「お空で…」という使い方をしている局もある.
ゾーン(zone)
世界を地域別に分けたもの.この区分けは.世界を40地域と75地域に分けた区分の2通りがあるが,前者はアメリカのCQ出版社が制定したもの(CQゾーン),後者はITUが制定したもの(ITUゾーン)で,これによると日本は前者ではゾーン25,ITUの区分けではゾーン45となっている
待機
特定の周波数などで受信状態で待つこと.
大気雑音(atmospheric radio noise)
地球大気内で発生する自然放電によって生ずる電波雑音のことで,電離層による雑音,雷放電による雑音などがある.
対流圏(troposphere)
地球を取り巻いている大気の対流現象が行われている地域のこと.大気の層の厚さは北極地方 温暖地方,熱帯地方でそれぞれ差があり,屈折率は時間的、空間的に変化する.
対流圏波(tropospheric wave)
対流圏を伝わって行く電波,つまり対流圏伝搬のこと.対流圏内に,雨,雪,水蒸気などを含んだ層ができると屈折率が変化するために,超短波の電波を反射するようになる.
たすきかけ操作
送信周波数と受信周波数をズラして運用することをいう.高級なトランシーバー内部には,VFO AとVFO Bという二つのVFOを使って,この操作を行えるようになっている物があり,送信の時にAのVFO,受信の時にBのVFOとして,その信号の流れが,“たすき’をかけたように交叉するところから,このような名前が付けられたという.”スプリット”とか“スプリット・フレケンシー”ともいわれている.
タヌキ
ある周波数の交信を,そっと受信すること.別にタヌキ・ワッチともいう
タワー(tower)
アンテナをより高く上げるための鉄塔のこと.自立型,ステー型とか屋根に乗せる屋根馬型(ルーフ・タワー)などがある.
ダイバシティ受信(diversity reception)
フェーディングを軽減させるために使用される受信の方法で,適当な距離に二つ以上のアンテナを設置して,受信した信号を合成して受信する方式.
ダイレクト(direct)
直接という意味から,QSLカードをJARL経由でなく,直接相手に郵便で送ること,または直接手渡しする場合ものこのように言うことがある.
ダウン・パーター
ダウン・コンバーターの略称.例えは50MHz帯のトランシーバーを使用して28MHz帯のハム・バンドで運用したいというような時に,50MHzの信号を28MHzの周波数に変換する変換機器のこと.逆に周波数を高くする機器をアップ・バーターという.
ダクト(duct)
ラジオ・ダクトを略したもの,大気のなかで,電波の屈折率が上空にいくほど大きくなるような状態になった場合に,超短波の電波が地表面と対流圏内の間を反射し,屈折しながら見通し外のはるか遠くに伝わることがある.これをダクト伝搬と呼んでいる.
ダミーロード(dummy load)
送信機の調整や測定,さらに実験などをする場合,電波を空中に出さずに作業をするために,送信機のアンテナ端子にアンテナの代わりに取り付ける疑似負荷抵抗のこと.
チップ・コンデンサー(chip condenser)
ペレット・タイプ(チップ状態)の形をしているコンデンサーのこと.リード線がないために基板などに直接ハンダ付けして使う.浮遊容量が非常に少ないのが特長.周波数の高い機器に使用されている.
チャージ
バッテリーなどを充電すること.またハムの交信では「食事」を意味することもある.充電のことを「チャージ」と呼ばれることから,それをまねて「人が食事をとる」こともこのように言うことがある.
チャネル・チェック
交信したい周波数が,現在使用中かどうかを確かめること.
チューナー(tuner)
テレビ,ステレオ受信機などの高周波同調回路のこと.チャネル同調回路では,高周波増幅部,局部発信部,周波数混合部が一体となったものをいう.FM用受信機などではフロントエンドということもある.また,ハムの間でアンテナ・チューナーといえば,送信機とアンテナの間に入れて,効率良く電波を発射させるために使われる機器を指す.
地上波(ground wave)
地上を伝わる電波のこと.地上波は,直接波,地表波,大地反射波,回折波などが含まれている.長波,中波,超短波,極超短波の通信は主として地上波を利用して行われている.
直下型アンプ
アンテナのすぐ下に取り付けるアンプのこと.アンテナの直下にアンプを取り付けることによって,アンテナからトランシーバーまでの途中の給電線ロス分の信号もカバーできる
直下型ブースター
アンテナの給電点の直ぐ近くに取り付ける送信用のアンプのこと.送信アンプ以外に受信用のプリアンプが入った物もある
チョンチョン
通信終了の意味で使われる言葉で,”チョンチョン”と言っているのを聞くことがある.特に電信による通信の終わりに,交信の完了を伝えるVA(・・・一・−)の後に短点を二つ送ることがあり,電話による交信の終わりに,短点のことを“チョンチョン’という言葉で使う人がいる.
珍局
人の住んでいないような島や,殆ど運用されていない国,あるいはその国の政策によってハム局を禁じている国の局,地理的に電波の伝搬上あるいは,ハムによる通信がきわめて難しい地域の局をいう.DXCC.JCC,JCGなど,国の内外を含めてこれらの局を総称して珍局と言っている.
定在波比
Standing Wave Ratioを訳したもの.別にSWRともいう.電波の伝送路線上に生ずる定在波の,最大値と最小値の比を示したもので,通常,電圧値を測定するために,VSWRともいわれる.SWRは1に近ずくほど,伝送線路内のインピーダンス・マッチングが良いことを意味する.
低周波
われわれの耳に聞こえる周波数の範囲をいう.約20Hzから20kHzぐらいの周波数.別に音声周波数(audio freqency=AF)とか,可聴周波数ともいう.
テスト電波
試験のために発射する電波のこと.テスト電波を発射するときは,他のアマチュア局の通信に妨害を与えないように,同一バンド内でも使用頻度の少ない周波数で行うようにしたいもの.
テレフォンl
アマチュア無線局その他の無線局から発射された電波によって,送信する音声が有線電話機に混入する現象のこと.
ディジタル・マルチメーター(digtal multi meter)
測定した電圧,電流,抵抗などの値をメーターで表示せずにLEDや液晶などによって数値で直接表示する多用途測定器のこと.
ディジピーター
音声のレビーターに対し,ディジタル信号によるレビーター方式のことをいう.これは通常のレビーターと違い,アップリンクとダウンリンクが同し周波数で行われるために,占有周波数が少なくて済むが,一波で使用するために,その欠点として,アップロードされたデータを一度デイジビーター内にメモリーしてからそのデータを再送信するため,データが相手方に届くまで時間が多少かかる.
ディスコーン・アンテナ(discone antenna)
三角錐(コーン)のハカマと,その上部に円板(ディスク)を載せたようなアンテナをいう.幅広い周波数帯域に対し,一定の入力インビータンスを保つ特性があり,V・UHFの広帯域アンテナとして使われている.
ディップメーター(dip meter)
LC共振回路と発振器を組み合わせた測定器.測定器内部の発振出力が被測定回路の周波数に合ったとき,測定器の出力が被測定向路に吸い込まれることを利用して周波数を測定するもので,アンテナやコイル,同調回路の測定,調整に用いられる.
電気通信監理局
通信全般を管理する郵政省の電波監理組織のこと.全国を10の地域に分けて,それぞれ地方電気通信監理局(但し沖縄県では別に沖縄郵政管理事務所)がある.無線局の免許状(証)の発給や電波監視を行っている.ハムの間では通称「電監」ともいう
電鍵(key)
モールス符号を発生させるために使用する道具(機器)の一種.電鍵の接点ををつないだり,離したりすること(on/off)によって長点や短点をつくる.
電波法
昭和25年に施行された法律で.無線局の免許.無線設備.無線従事者,開局・運用などについて,電波を公平に,かつ能率よく利用するために定められたもの.もちろんアマチュア無線も,この法律に基づいている
電離層(ionosphere,ionized layer)
地球上にある大気の上層部分にある気体が,太陽光線に含まれる紫外線などにより,電離されて発生した電子・イオンなどの層のこと.地上から高度を上げた地点で最初のものがD層で,さらにE層,F層などの層がある.
トーク・パワー(talk power)
SSB送信機などにおいて,音声入力に対する送信機出力の程度を表わす言葉.
トーン・スケルチ(tone squelch)
あらかじめ決められた周波数のトーン(音色)が入力されることによって,受信機のスケルチを開く機能のこと.このトーンが入力されるまで他の不要な電波を受信することなく自分の必要とする電波を受けるまで待ち受け受信ができる.
トップロード・アンテナ(topload antenna)
垂直アンテナの先端に大地に対する容量をもたせるためにアンテナの頂上部分に円平板をのせたアンテナをいう.
トライバンダー(tri-bander)
3バンドの運用ができるようになっているトランシーバーやアンテナのこと.
トラップ(trap)
日本語に訳すとワナ.アンテナや高周波回路において,余分な周波数成分を除去したり,ストップさせるため設けられる共振器のこと.一本のアンテナで複数の周波数で運用するときに用いられる.
トランシーバ−(transceiver)
送信機(トランスミッター)と受信機(レシーバー)は本来は別々の装置であるが,これを1台にまとめたもの.送信機,受信機両方の名称を混ぜて「トランシーバー」と言われるようになった.最近の無線機のほとんどがこのトランシーバーになっている.
トランスバーター(transverter)
ある周波数のトランシーバーを親機として,他の周波数帯で運用するための送・受信周波数変換器のこと.ある周波数より上の周波数で交信するための装置をアップ・バーター,またその逆をダウン・バーターという
取説(とりせつ)
取扱説明書を略した言葉.マニュアルともいう.
トリマー・コンデンサー(trimmer condenser)
微調整用の半周定コンデンサーのことで.同調回路,発振回路の周波数補正用に使われている.
トロイダル・コア(troidal cores)
磁性鉄粉を加圧成形して,ドーナツ型に作られたコアのこと.特に高周波回路に使用され,損失の少ない特長がある.
卜ロッポ(tropospheric scatter)
対流圏散乱波のことをいう.対流圏の内部に屈折率の異なる部分ができている時に,この部分に電波がぶつかっていろいろな方向に乱反射をすることをいう.
トン・ツー
電信(CW)のこと.トンは短点を表し,ツーは長点を表したもの.
ナロー・スペース(narrow space)
@占有周波数帯幅を狭くして設定されたチャネル間隔のこと.Aビーム・アンテナのエレメント間隔を本来の設計より能率を劣化させない範囲で狭くしたアンテナのこと.
ナロー・パンド(narrow band)
電波型式がFMの占有周波数帯域を狭くしたもので,ナロー・バンド化することにより,その周波数帯での運用局数を増加させることができる.
ニッケル・カドミウム電池
ニカド電池.あるいはNi−Cd電池とも言われるが,正式にはニッケル・カドミウム電池という(ニッカドとかカドニカというのは商品名).電圧は1.2V.
ニュー・メディア(new media)
普通は新聞,テレビ,ラジオ,電話,手紙などの情報伝達手段のことを指すが,ここでいうニュー・メディアとは,CATV,VAN(付加価値通信網),キャプテン(文字図形情報ネットワーク・システム),INS(高度情報通信システム),衛星放送,衛星通信など,新しい情報伝達通信のことをいう.
ニューカマー(newcomer)
初心者.アマチュア無線を始めたはかりの人をいう
ネットワーク(network)
放送網とか回路網のこと.アマチュア無線ではネットと呼び,約束されたある一定の時間に一定の周波数で多くのハムが集まって.各自が知らせたいことや情報などを交換すること.別にロールコールともいう.
ノーQSL
ハムの間では,交信したときはQSLカードの交換をするのが習わしであるが,このQSLカードの交換を省略するときにいう.
ノイズ・フィギュア(noise figure)
雑音指数ともいう.受信機自体からどの程度の雑音が発生しているかを表す量.信号対雑音(S/N)比を入力部分と出力部分の比で割った値をdB(デシベル)で表したものをいう.
ノイズ・ブランカー(noise blanker)
パルス性ノイズをカットする装置.受信機内でパルス性の雑音を増幅して整流し,得られた直流パルスにより,中間周波増幅段の信号の流れを瞬間に止める動作をする
ノイズ(noise)
受信しようとする電波以外の雑音のことで,その原因としては受信機自体の内部雑音や家庭用電気製品からの雑音,工場からの雑音,自動車のスパーク雑音.きらに空電などによるものがある.
ハム・パンド(ham band)
アマチュア局が運用することを許可されている周波数帯のこと.
ハム(ham)
アマチュア無線家のこと.英語のamateureのamを発音上hamとしたとか.素人.大根役者とかいう意味のhamとか,その語源については定かではない.
ハムグッズ(ham goods)
アマチュア無線用品一般をいう.トランシーバー本体をはじめ,それらに付属する機器,周辺装置などに加えアマチュア無線に関係のあるすべてをいう.シャックに置いてある地図や時計,マスコットなどもハムグッズの一つといわれる.
半固定抵抗器(semifixed resistor)
可変抵抗器の一種で,一度調整したあと固定して使用する抵抗器をいう.
半固定運用
車で移動中の運用局が,駐車場とか道路,山道,頂上や展望台などで.駐車してアマチュア局を運用している状態をいうようだが俗語.
ハンディ(handy)
手のひらに乗るような小型の携帯用トランシーバー(日本ではハンディ・トランシーバーと言う)の略語.
ハンドル
海外局と交信したときに名乗るオペレーターのニックネームのこと.相手にわかりやすくするために,自分の名前を短く縮めて言う人が多い(例.HARU……春男).その昔にアメリカの電信通信士が互の名前を確認するときに,名前を短くして使い始め,そのとき使っていた電鍵をハンドルと呼んでいたことから由来している,との説がある.
バイ・ア・ビューロー
QSLカ−ドを無線連盟経由で相手局に送る意味,正しくは,パイア・ザ・ビューロー(via the bureau)という.
バイパス・コンデンサー(by−pass condenser)
いくつかの電流が流れている回路で,不要な信号の電流を取り除くコンデンサーのこと.別に側路コンデンサーともいう.
バグ
本来は“虫”のこと.プログラムの中に含まれている欠陥部分,または誤りの部分をいう.コンピューターを作動させたときにはエラーとなって表れる.
パックラッシュ(backlash)
ダイヤルなどに使用する歯車回転装置おける,歯車の遊びのこと.
バッテン
交信の中で,自分の奥さん(XYL)のことをこのように言うことがある.XYLの](エックス)のバツ印からバッテンと名付けて使われているが俗語.
バラクター・ダイオード(varactor diode)
可変容量ダイオードの一種で,高い周波数の逓倍回路などに用いられる.
バラン(balun)
平衡/不平衡変換器のこと.他にパルンとも呼ばれる.平衡型のアンテナと不平衝給電線である同軸フィーダーとをつなぐ時に,整合をとるためなどに用いられる.
パリキャップ(varicap variable capacitance diode)
可変容量ダイオード.逆方向電圧を加えると容量が非直線的に変化するように作られたダイオードのこと.
バンド使用区分
ハムが使用することのできるバンド内での電波型式別に運用周波数帯の範囲を定めたもの.ハム局は電波型式別に決められた周波数帯内で運用しなければならない。
パーソナル無線
資格なしで無線機を操作することができる,簡易無線局の一種.法令改正により.昭和51年12月から,900MHz帯(出力5W)を使用して特にプライベートな通信を目的に認められた制度であり,無資格で開局することができる.反面、無線設備は技術基準適合証明を受けた機器以外は使用が認められていない.また,開局の時にその証明書を提出することが必要.アマチュア無線との違いは,設備の制限はあるが,反社会的な通信および公序良俗に反しない限り,通信内容の制限はほとんどないことで,簡易な業務や個人的な通信など,自由に使用できる.903.0125MHzから904.9875MHzまでを,12.5kHzの間隔で割り当てられている.
パイルアップ(pile up)
1局を数局〜数十局が一斉に呼ぶ状態のこと.特に珍しい国、地域、都市、郡から電波が入感したときなどに,このような現象が起きる.
パイレート(pirate)
他局のコールサインを語った偽の無線局や不法局のこと.アンカバーとかパイレーツともいう.海賊放送などもこのように呼ぶことがある.
パケット通信
ディジタル通信によるデータ伝送通信方式の一つ.ある通信手順によっていくつかのデータを一つのパケット(小包)にまとめて伝送する.データを正確に送受信できるのが特徴.アマチュア無線でもパケット通信が盛んで430MHzや1200MHzなどで「ピギャー」というような音で聞こえる.
パソコン
パーソナル・コンピューター(personal computer)の略称、ハムログ、ゲーム,ワープロをは じめ実務計算、検索も処理できる,主として個人で使用できるように開発された小型コンピューターのこと.
パラ
特にU・VHF用の八木アンテナを複数で並例に構成している状態をいう・例えば、「11エレ4バラ2段」といえば,11エレメントの(八木)アンテナを並列に4本並べたものを2段に重ねたアンテナ・システムのこと.
パワー・アンプ(power amplifier)
別名パワー・ブースターとも呼ばれる電力増幅器のこと.出力1Wのトランシーバーを出力10Wにする場合,パワー・アンプを付加して増力する.
ヒート・シンク(heat sink)
本来は「熱を沈下する」の意味から,トランジスタや整流器などに取り付ける放熱器のことで,アルミなどの金属でできている.熱をよりよく放射するように波形の表面をしている
火を入れる
トランシーバーなどの電源スイッチを入れること.その昔,真空管時代にリグのスイッチを入れると真空管のヒーターが赤くなったことからの名残り.とくにハム歴の長いOMとの交信中に出てくる言葉のひとつ.
ビーコン(beacon)
電波伝搬や周波数の目安となる標識電波のこと.
ビート(beat)
唸り音のこと.二つの周波数の信号を近づけ,または重ね合わせると,二つの信号の差の周波数が生じる,その周波数のこと.アマチュア・バンドでは,他局が交信中の周波数で電波を出すと,ビートが発生して妨害を起こす.
ビーム・アンテナ(beam antenna)
指向性アンテナのこと.特定の方向に対して電波を強く放射または受信することのできるアンテナ
ビーム・パターン(beam pattern)
指向性アンテナの特定方向にエネルギーが放射する様(指向特性)を示した図や特性のこと.
ビーム(beam)
アンテナの指向特性のことをいう.
ビギナー(beginner)
(アマチュア無線の)初心者のこと.
ビューロー(bureau)
(JARL会員のための)QSL転送システムのこと.
ピックアップ(pick up)
拾いあげるという意味から,アマチュア無線では,呼んできた多くの局の中から1局を選んで交信することをいう.
ファーストQSO
初めて交信することをいう.
ファイナル(final)
@交信の最後に相手に送る交信終了のあいさつ.A送信機の終段部を指す場合もある。
フィーダー(feeder)
トランシーバーとアンテナを接続する給電線のことで,高周波信号を伝えるケーブル(電線)をいう.同軸ケーブル,テレビ・フィーダー,リボン・フィーダーなどの種類があるが,アマチュア無線では主に同軸ケーブルが使用されることが多い.
フィルター(filter)
コイルとコンデンサー,抵抗とコンデンサーなどの受動素子や機械や水晶などの振動素子を組み合せ,必要な信号成分のみを通過させるろ過器のこと.BPF/LPFなどがある.
フェディング(fading)
電波の発射地点から発せられた電波が伝搬経路の違い,伝搬状態の変化等により,受信地点では時間とともに電波の強弱が不規則に変化する現象.
フェード・アウト(fadeout)
今まで強力に受信していた信号が,伝搬状況の変化などによって受信が困難な状態になってしまうことをいう.急に信号が途絶えるのではなく,序じょに相手の音が小さくなって,最後にはまったく聞こえなくなってしまうさま.
フェライト・コア(ferrite core)
圧粉鉄心の一種.金属酸化物(Mo.Fe.03)で作られた磁芯材料のことで,AM,FMラジオのアンテナやコイル,フィルターの磁芯として使用されている.
フォーン・パッチ(phone patch)
無線と公衆(電話)回線を接続することをいう.日本ではアマチュア無線による第三者託送通信は禁しられているが,外国ではフオーン・バッチが許可きれている国もある.
フォックス・ハティング(fox hunting)
”キツネ狩り”のこと・ハムの間では,定められた周波数(VHFを使用することが多い)でID(識別)信号を出している局をフォックス(キツネ)と見立て,このフォックスを捕まえようとする選手が,指向性アンテナなどでID信号の強弱,方角を判断して発信地点を探す野外競技をいう.
フォネティック・コード(phonetic code)
通話表のことで・コールサインや固有名詞などを送信するとき,正確に送受するために使われる・アルファベットならA……AIpha,和文なら朝日の「ア」のように使用する.
フォーン・バンド(phone band)
各バンドの周波数使用区分のうちで電話による運用周波数帯域のこと.また,フォーン・バンドは各国でも定められ国際的慣習になっているので,慣習に従うようにしたい.
二文字コール
戦後,アマチュア無線が再開された当初は,今のような3文字のサフィックスではなく2文字が割り当てられた・したがって,2文字コールのOMは旧くからのアマチュア無線家であり,尊敬と憧れの対象である(例.JA1AA).
フルサイズ・アンテナ(full-size antenna)
アンテナのエレメントの長きが波長に対してほぼ同じ長さで,短縮されていないアンテナのことをいう.
フル・スケール(fulI scale)
受信機のSメーターが最大値まで振れる状態のことで,たいへん強力な信号を受信したことを表す
フロント・エンド(front end)
受信部を構成する,高周波増幅部,周波数混合部,局部発振部の三つをまとめてこのように呼んでいる.
フロント(front)
ビーム・アンテナなどの指向特性が最大になる方向のことをいう.
ブースター(booster)
「増大」とか「増強」という意味で増幅器の総称のこと.「受信ブースター」,「送信ブースター」などという.
ブーム(boom)
八木アンテナのようなビ−ム型アンテナなどに使われるエレメント(素子)を取り付ける支持棒のこと.アルミ・パイプ,プラスチック,木製などの比較的軽量で強い材料が使用される.
ブレーク(break)
すでに行われている交信に,急用または顔見知りの局が仲間に入るときに使われる言葉.しかし,交信を一時中断させることになるので乱用しないようにしたい.
ブロック・ダイアグラム(block diagram)
電子回路などの構成や信号の流れを図面上に簡略して表したもので系統図ともいう。動作の主要部分ごとにまとめられ.それらの動作が線によってつながれ,その機械の回路構成の流れが良く理解できるようになっている.
ブロック(block)
自分の送信している電波が同し周波数の他の電波に阻止されてしまい,相手の局に届かない状態をいう.
プライオリティー(priority)
順序,順位のこと.目的とする周波数を優先的に受信する(受信優先順位)機能のこと.最近のFMトランシーバーなどに組み込まれている.
プリアンプ(pre−amplifier)
前置増幅器のこと.メイン増幅器や受信機,アンプなどに接続する前置増幅器の総称.
プリセット(preset)
事前設定のこと.トランシーバーなどによく使う周波数などを記憶させるようなときに使う
プリフィックス(prefix)
国や地域を表すコールサインの頭から2〜3文字目までのアルファベットと数字のこと(例,JAl(日本),HL1(韓国).9M2(マレーシア)).
プレス・トーク・(スイッチ)(press−to−taIk)
マイクロフォンに付いている押しボタン・スイッチのことで,握ったり離したりして操作することをいう.通常は受信している状態になっているが,ひとたぴ押すと送信状態となり,離せば受信状態に変わる機能のこと.これを略して「PTT」ともいう.
プログラム・スキャン(programmable scan)
周波数自動走査機能で,あらかじめ受信したい周波数を設定しておき,それらを走査(スキャン)し,入・失感を検知する機能のこと.
閉局
送・受信機の電源を切る意味で使われているが,本来は無線局を永久に閉じること.
ヘルツ(hertz)
周波数の単位.[Hz]と表記する.1888年に電波の存在を実験によって証明したドイツの物理学者・H・R・Hertzをたたえてこの単位名になった.以前はc/s(サイクル cycle per second)が使用されていたが,日本では1968年(昭和43年)からこの[単位系]が使われるようになった
無変調
音声信号の含まれていない搬送波のみの電波のこと.
ベース(base)
基地のこと.ハムの世界では「自宅[(ホーム)ベース]」のことをさす場合がある.A移動先での無線機のある場所など.
べり・カード(verification card)
放送局が発行する受信証明書のことをいう.放送を受信して,受信報告(レポート)をその局に送ると受信証が送られてくる.カードはいろいろなデザインで,風景,写真,建物,動物など趣向を凝らしたものが多い.ハム以外の人でもこのべり・カードを集めている人(BCL)は意外と多い.
ベディション(expedition)
日本国内の各市,各郡に移動して行う,JCC/JCGベディション,海外へ移動して運用するDXベディションなど,移動してアマチュア無線局を運用すること.
ホーム・シャツク(home shack)
自宅にある無線室(部屋,場所)のこと
ポータブル(portabIe)
移動する局として免許を受けた者が,常置場所を離れて運用すること.自転車,バイク,自動車などで動きながら運用することを指す場合もある.
ボジスター(posister)
正の抵抗温度特性を持った感熱抵抗素子のこと.温度制御機能を持っているために,温度補償回路などに使用される.
マーカー
マーカー発振器(marker oscillator)の略・100MHz,10MHz,1MHzなどの基準となる周波数発生器のことで,周波数の校正を行うときや測定器のグラフ表示などで基準値をマーク(印)表示するときに使用する.電波(周波数)のももさしの一種.
マイクゲイン(mike(mic)gain)
送信機へ送り込むマイクロフォンからの音声入力の強弱の程度をいう.
マイクロウェーブ(micro wave)
周波数で1GHz−300GHzの範囲の電波のことをいう.
マスク(mask)
本来は覆面とか仮面の意味だが,ハムの世界では交信中に他局の強力な電波により,交信中の電波が覆い隠されて受信不能の状態をいう
マッチング・ボックス(マッチ・ボックス)(matching box)
アンテナとフイーダーとの整合器のことで、アンテナの給電点や送/受信機−フィーダー間に取り付けられる.
マッチング(matching)
@トランシーバーなどからアンテナヘ電波を送り込むための整合のこと.A日常生活では,人間関係の調和のこと.
まも現
「まもなく現場到着」の造語で,「現着」と同しような意味の俗語.
まも着
「まもなく現場到着」の意味の造語
マルチ・パス(multi pass)
送信点から電波が発射されて相手局に届く間の伝搬状態のこと.UHF以上の電波では,その性質上直接波以外に特定の山岳やビル,高い塔などで反射して受信点に到達することがある.これらが重なりあうと,受信音に歪を生じることがある.
マルチ(multi)
「多数」の意味.2以上の周波数帯のことを「マルチ・バンド」という.コンテストなどで使われる「マルチ」は,マルチプライヤーを省略したことで乗数のこと.
ミ−ティング(meeting)
各地のクラブなどで行う会合のこと.電波を通して行うオン・エア・ミーティング,野外でハイキングなどを兼ねて行うフィールド・ミーティングなど,いろいろな会合が全国各地で開かれている.
ミッター
トランスミッター(送信機)を略したもの.
耳エス(S)
信号強度は本来はSメーターなどの計器によって判断する性質のものだが,それらが装着されていない機器の場合,耳で推しはかっていう信号の強さ.個人差がある.
無線局免許状
無線局の許可状・無線従事者が無線局を開設する場合,郵政大臣に申請することにより必要な審査を経て免許される・アマチュア局の無線局免許状には,免許人の氏名(通常は同一人),呼び出し符号(コールサイン),免許の年月日,免許の有効期間,通信の相手方・運用許容時間,電波の型式.周波数および空中電電力などが指定される
無線従事者免許証
無線設備の操作を行うために必要な免許証で,アマチュア無線技士の無線従事者免許には第1級〜第4級アマチュア無線技士の4種類がある.
メインチャン
メイン・チャネルを略した言い方・さらにメンチャンと略すこともあるが.共に俗語
メモリー・スキャン(memory scan)
あらかじめメモリー設定した運用周波数を自動的に走査する機能のこと.記憶された周波数をくまなく探しまわさせることができる機能
メリゴ
メリット5(完全に了解できる)を省略した俗語で,ハムの交信の中ではひんばんに使用されている.
モノ・パンド(mono band)
運用できる周波数帯が1バンドのみのことをいう.トランシーバーでもアンテナでも,モノ・バンドといえば,一つの周波数帯専用ということ.
八木アンテナ(yagi antenna)
1926年,八木,宇田両氏によって発明された指向性アンテナのこと.輻射器,塙射畏,反射器,導波器の3要素のエレメントからなる
有線ブレーク
電話をかけることをハム仲間ではこのように言うことがある.
郵政省経由
QSLカードをビューロー(JARL)経由で送る方法の他に,直接郵便で送ること.
ライン・フィルター(line filter)
商用電源のAClOOVから入り込む雑音の流入阻止,あるいはトランシーバーなどから発生する雑音(高周波)を交流100Vに流出させぬよう電源部に装置する阻止フィルターのこと
ラウンドQSO(round table−QSO)
円卓QSO・同一周波数を何人かかのグループで交信すること.円卓を囲んで合議をするさまと似ていることからきている.
ラグる
ragchew(ポロ布をかむ)というように,具にもつかぬ会話をすること.転じて楽しい状況.ラグチュー(長話し)をすることをいう.
ラグチュウ(ragchew)
無線を通じて長話をすること
ラジオ・ダクト(radio duct)
対流圏(duct)伝搬の意.直進するVHF以上の電波が対流圏に当たるとほとんどは吸収されるが一部が地上に落ち(屈折・反射)てくる.これを利用した通信のこと.大電力が要ること,常に対流圏が存在することなどが要件.
ラスト・コール
コールサインのおしまいの文字のこと.正式にはラスト・レター(テール・レター)という
ラバースタンプQSO(rubber stamped QSO)
ゴム印(ラバー・スタンプ).印(ハン)押したような定型の交信のことをいう.相手局のRS(T),自分の名前,住所,無線設備,天候以外のことは言わずQSOを終了する初心者に多いQSOパターン.DXペデイションQSOなども含まれるが.この場合は,他局が待っている状況下で,QSOの必要々件を満たす最小限の内容とな る.
リーダピリティ(readability)
交信中に相手の信号強度.明瞭度(了解度)を伝えるときの了解度Rのことで,1〜5段階で表きれる.
リストQSO(list QSO)
ペディション局などへのパイルアップによる混乱を防ぐため,あらかじめキー局に自分のコールサインを登録(リスト)し,キー局の指示に従ってリスト順に交信すること(小電力局も交信の可能性が多くなる)
リニア・アンプ(linear amp)
直線増幅器のこと.入力信号に対して比例した(直線的)出力信号が得られる増幅器のことで,出力に歪みがないことが理想条件.SSBを主体としたオール・モード機で使われるような送信出力増幅器のことをいう.通称リニアともいう.
了解
電話による通信のとき,相手方の通報を確実に受け取ったときに使われる用語の一種.電信による通信では「R」が使われ,ラージャー(roger)も同し.
レピーター(repeater)
中継器のこと.自動無線中継局を介して通信する通信方式のこと.28MHz帯以上で許可され,144,430,1200MHz帯のレビーターが盛んに利用され,ハンディ・トランシーバーでも,レビーターを経由することにより遠くの局との交信ができる.
レポート(report)
信号に関するレポートのこと.了解度(Readability)のR,信号強度(Signalstrength)のS,音調(tone)のTの評価で表すRSTコード(数字による評価)が用いられることが多い.また,受信状況などの報告書などもレポートという.
ロー・パワー(Iow power)
小電力のこと.その範囲は,バンドの特性や伝搬状況などで異なる.
ローカル(local)
距離的に近くのアマチュア無線局のこと.いつでも交信可能範囲のなじみ局のことをいう
ローカル・ラグチュウ(local ragchew)
距離的に近くのアマチュア無線局と伝搬状態や混信などの影響を受けず,(時間的制約を気にしないで)長話をすること(ラグチュウ参照).
ロータリー・アンテナ
回転式のアンテナのこと.回転させることができるアンテナ.手回し.電動ローテーターで回したりすることのできるアンテナのこと(例.ロータリー・タイポール).
ローテーター(rotator)
主にモーターを動力としたアンテナ回転機構のこと.ビーム・アンテナなどを無線室の中からコントローラ[遠隔操作器(盤)]によって目的とする方角に操作できる装置を含むもの.
ローディング・アンテナ(loading antenna)
固有周波数に同調したアンテナ線の長さを,電気的に短くするため挿入された同調回路(集中定数回路)アンテナのこと.短いアンテナでも固有の共振周波数を下げたアンテナとして使える.コイルの挿入場所によって,トップ・ローディング,センター・ローディング.ベース(ボトム)・ローディングといわれることもある.
ローディング・コイル(loading coil)
共振周波数が低くなるように取り付けられたアンテナ負荷の一部として使用されるコイルのことをいう.
ローパス・フィルター(low pass filter)
低域通過フィルター.ある周波数(カットオフf:fc)より低い周波数成分を減衰させないようにして通過させるフィルターのこと.それ以外の同波数の信号成分は減衰させて出力側に現われない.
ロール・コール(roll call)
ある決められた周波数で運用されるオンエア・ミーティングやネットなどで,キー局と呼ばれるまとめ役の局がオン・エアしている局の確認をとること.
ロケーション(location)
位置,場所,周りの状況,アマチュア局を運用する場所のことをさす.
ロング・コール(Iong call)
長い呼び出しを行うこと.
ワッチ(watch)
監視,見守る,注意するの意味.ハムでは(注意して)受信することをさす