広州の風 国慶節・・・もし生まれ変われるなら
1999年10月25日(月)掲載

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◆国旗掲揚式
 10月1日、建国50周年の国慶節。しかし大学は静かそのもの。学生達は急遽5日間に増えた休みを満喫するため、大部分は故郷に帰り、あるいは旅行に出かけ、残っているのは北朝鮮やマレーシアなど遠国からの華僑の学生達だけになってしまったからだ。

 そして学内での行事も、27日から29日にかけ、50年を振り返る映画会と、教職員の合唱大会、そして国旗掲揚式くらい。そこで、建国50周年の記念すべき国慶節を迎える学生達の表情を見ようと掲揚式を見に行った。

 この行事、本来は10月1日の午前六時半からなのだが、華僑を多く受け入れている曁南大学では学生の便宜を考えて9月30日に実施。学生達は30日の授業が終わると同時に故郷に帰れるわけだ。しかし、参加者は少ないと言わざるを得ないし、厳粛ではあるが、この行事に関し学生の表情に「熱烈慶祝」の表情はない。そして厳かな式が終わると、学生達はさっさと寮に帰った。


◆生まれ変わるとしたら、今度はどこの国?
 日頃、中国がいかに立派な国であるかを話してくれる学生とのギャップを感じ、30日の授業(3・4年生、48人)でこんな質問をしてみた。

 「みんなの多くは宗教を信じていないから、こんな質問おかしいんだけど、もし、今死んじゃって、こんど生まれ変われるとしたら、どこの国に生まれたい?もちろん中国と答えてもいいし、日本でもいいし・・・・」

 ほとんどの学生が「中国」と答えると考えていたのだが、意外なことにこんな結果だった。
1位 中国 20人 42%
2位 スイス(端士) 7人 15%
3位 フランス(法国)・アメリカ(美国) 各5人、10%
5位 日本 4人 8%

 中国を選んだ理由は、「当然、愛すべき我が祖国だから」というものが多い。次いで「誇るべき古い文化を持っている」、「今が幸せ」、「暮らしやすい」と言う意見もある。「地震がないから」と台湾での震災を意識した者もいる。「国民が勤勉」「世界の平和を願っている国家」「すばらしい文化を持つ」と言う意見も多い。

 第2位のスイスは、どこがいいのか?羅列してみると、「小さな国」「人口が少なく、涼しい」「永世中立国」「世界で一番給料が高いと聞いている」など。

 フランスを選んだ理由は「ロマンチック」「人生を楽しむ国」「すばらしい文化を持っている」。アメリカについては「国力と経済力を持っている」「一番自由で、能力次第で成功できる」という二つの意見。

 日本については「好きだとしか言えない」「生活が便利だから」という答えが返ってきた。

 しかし、興味深かったのは、中国以外の国々の人気が意外とあったときの学生の反応だ。「中国」と答えた学生の多くが「みんな中国と答えると思っていたのに」と言う。

 「中国」と答えなかった学生に、「どうして中国じゃないの?」と聞くと、「今、中国だったし・・・」「次は白人に生まれてみたいから・・・」などと苦笑いした。

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4年生達と

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