広州は、中国で最も豊かな省、広東省の政治・経済・文化・交通の中心です。京、上海に次ぐ、中国第３位の都市です。面積1万1300km2，人口約647万（95年）。別名は羊城または穂城。中国第３の河、珠江三角州の北端に位置します。 「穂城」・「羊城」の名前は、昔、５人の仙人が、５匹の羊に姿を変え、稲穂をくわえた姿で、天上から稲作を地上に伝えたという伝説に由来します。 　市街は珠江の両岸にまたがり，花都、従化、新豊、竜門、増城、番禺の6市を管轄します。つまり、広州市の中に花都市（数年後はここに国際空港が開港します）、増城市（ライチの産地として有名）、番禺市（電機産業が中心）などが、あるわけです。ちょっと日本の感覚では理解できませんが・・・・ 　広州周辺の地勢は北高南低で、平均気温は1月が13.6℃、7月が28.2℃。年平均が21.9℃です。夏の平均気温は27度ということですが、実際、朝７時には30度を超える日が続きます。湿度も高いのでかなり厳しい暑さです。 　 　広東省政府は中央（北京）から改革開放の進みすぎだと注意を受けるほど、経済がすさまじいスピードで進んでいます。ひとりあたりのＧＤＰは上海を抜いて中国１位（香港は除きます）。また、大陸から香港への入り口としての、役割も大きくなっています。町は１週間見ないうちに変わっていく・・・、そんな感じです。