メニューレポート
− スパゲッティ −
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おしるこスパ(800円)
甘口シリーズの中では異色のメニュー。マウンテンの存在自体が何より異色だという話はおいといて、タイプとしてはとりスープスパやみそ煮込みスパなどと同じうどん風スープスパ系(今作った分類)と言える。他の甘口スパとは違い、麺自体はしるこ味ではなく普通の麺(もちろんマウンテン仕様の普通)。具(?)としては、餅が3個と、ダメ押しにあんこのかたまりがのっている。
甘さのレベルは他の甘口シリーズと大差ないが、私は食べやすい方だと思う。理由は油っこくないから。逆に他の甘口よりもきつい要素は、味の変化がほとんどないこと。他の甘口は、生クリームがかかっていたり、イチゴやキウイがのっていたりするので多少のアクセントはつくが、しるこはそれがない。どうせなら梅干しでも付けてほしいところ。ただ、味の変化については、他のメニューをつまむことでカバーできるので、致命的な問題ではないでしょう。あと、このタイプのお約束として、時間がたつと麺がのびるので注意。まあ、注意したところでどうにもならんのですが。
2〜3割食べたところ
一通り食べ終わった
なぜか汁まで飲み干した
↑飲み干したのは私ではない
甘口メロンスパ(800円)
私の記憶では、メロンパン風スパ→メロンパンスパ→甘口メロンスパと名前が変わった。何が変わったかって、特に変わっていない気がするけど、まあいい。マウンテンだから。
最初に「メロンパン風スパ」を発見したとき、一緒に行った友人が注文した。その友人はメロンが嫌いなのだが、「メロンパンなら大丈夫」だそうだ(まあ分からなくもない)。で、いよいよ「メロンパン風スパ」登場!・・・・・・ばっちりメロンが入っていました。もちろんアツアツで油まみれのね。その友人は「だ、だまされた!サギだインチキだ責任者を呼べ!」と叫んだ、かどうかは記憶が定かではない(たぶん言ってない)。その後、どのへんが「メロンパン風」なのかと激論が交わされたことは確かです。「網目状にかかっている生クリームがメロンパンっぽいかもしれない」「メロンパン風な粒々がまざっているから」などの説が出たが、結論は出ず。味もメロンパン味というよりメロン味だし。
後日、自分で注文して食べた感想は「甘口シリーズとしては普通」。あと、上にかかっている生クリームは、熱で速攻溶けるので注意。
横から見た画像
みそ煮込みスパ(800円)
要するにみそ煮込みうどんの麺を細くしたもの。予想はしていたがそのままだった。ちなみにこのメニュー、今回(2003年5月)初めて見かけたので、おそらく最近加わったのだと思うが、名古屋なのに今までみそ煮込みうどんスパがなかったというのは、少し不思議な気もする。で、味の方はやはり普通にうまい。奇妙な具が入っていることもなく、むしろ無難すぎておもしろくないパターンかな。ただ、このメニューに限らないが、味付けが濃いというか塩辛さがきついというか、とにかく薄味が好みあるいは塩分控えめを心がけている人には向かないかもしれない。まあ健康に気を遣うなら、そもそもマウンテンに行くこと自体が間違いだと思うけど。
なべスパ(700円)
土鍋でゆでられたスパゲティを、別の器のタレにつけて食べる。
箸で。
どう見てもうどんだが、それを言ってはいけない。
あくまでなべスパである。
タレは生姜風味。
あっさりしていてなかなかいけるのだが、なんせ量が半端ではない。
他のメニューでも余裕で大盛りの量があるマウンテンにおいて、さらに倍ぐらいある。
最初に見たときは、鍋のでかさに呆然とした。どう見ても、一人用の大きさではない。
しかも、時間がたつと麺がのびるため、食べても食べても減らないという感覚に襲われる。
加えて、食べているうちにタレがどんどん薄くなる。
ちなみに、タレをつけないと全然味がない。
圧倒的に量が多いうえ、これらの状況に陥るため、難易度は非常に高い。
量と値段の比を考えれば、めちゃくちゃお得。どっちにしてもそんなに食えないけど。
大学に入って間もない頃、先輩に連れられて初めてマウンテンに行ったとき、注文したのがなべスパだった。
そのときは、同じテーブルに1年生ばかり4人すわったのだが、先輩に「初心者はなべか抹茶だな」と言われたのを真に受け「なべ×3、抹茶×1」という注文をしてしまった。
それはもう地獄のような壮観な眺めであった。
私は半分ちょっとでギブアップ。しかし、なんと隣にいた奴が一人で完食したのである。
すごすぎ。次の日腹こわしたらしいが。
甘口抹茶小倉スパ(800円)
甘口スパの元祖。
まず、はっきりさせておかなければならないのは、麺自体が緑色で抹茶味ということである。
製造法が非常に気になるところだが、何かすごい秘密がある・・・かもしれない。
で、緑色の麺に小倉と生クリームがトッピングされている。すばらしい。
「抹茶味のスパゲティなんて気味悪い。うまいわけがない。」などと決めつける人はサヨウナラ。
私が初めて一口食ったときは、笑ってしまった。
「なるほど、確かに抹茶味だ・・・」
味については、特別うまいというわけではないが、別にまずくもない。
菓子パンのような感じで、問題なく食べることができる。
小倉や生クリームで、適当に味に変化をつけると良い。
とは言え、相当甘ったるいので、こればかり食っているとだんだん舌がおかしくなってくる。
まともなメニューで口直しをしないとつらい。
したがって、一人で行ったときに注文するのは危険である。
複数人で行っても、全員で甘口を注文したら同じことだが。
それから、これもマウンテンらしく油が多いので、最後の方は麺が油まみれになってしまう。
やはり、完食するのはかなり困難であると思われる。
マウンテンを代表するメニューのひとつであることは間違いないので、行く機会があれば一度は体験してほしいところである。
甘口いちごスパ(800円)
甘口シリーズ第2弾。
「新メニュー:甘口いちごスパ」を見たとき、迷わず注文してしまった。
すでに抹茶の前例を知っていたので、どんなものが出てくるかある程度は想像できたのだが、やはり笑った。いや、このときは大笑い。
見た目のインパクトは抹茶より上。
すべてのメニューの中でも最高ではないだろうか。
本当に赤いから。
麺の上には生クリームとイチゴ。
漂う湯気とイチゴの甘い香り。
期待以上の出来だった。
見て楽しむだけで元は取れる(というのは言い過ぎだが)。
味はもちろんイチゴ味。ある意味デザート気分。
私の経験では甘口シリーズの中で一番食える。
というのは、他の甘口スパより甘ったるさのレベルが低いからで、これなら一人で完食もそれほど困難ではないだろう。
無理に全部食べることはないが。
残念ながら、いちごスパは季節限定らしい(冬から春?)。
それだけに、いちごスパのある時期には、積極的に挑戦したい。
2003年メニューには、秋から春と明記されている。結局、夏以外ならあるということか。確か9月にないと言われた記憶があるが・・・記憶と言えば、以前はキウイはのっていなかったと思う。それに、麺がもっと真っ赤だった気もする。当てにならない記憶だけど。
甘口バナナスパ(800円)
バナナだけあって麺の色は普通のスパゲティに近いので、見た目のインパクトはやや弱い。
しかし、上に乗っている生クリーム・バナナ・チョコレート、そして甘ったるい香りだけでも十分なインパクトではある。
私は、このバナナスパが最も甘ったるいので、完食はきついと思う。
特にクセモノはチョコレート。
最初によけておかないと、熱で溶けて麺に絡まり、チョコバナナスパになってしまう。
こうなると甘ったるさ倍増。
さらにきつくなる。
私としては、チョコは無しの方がいい。
バナナスパじゃなくなるから。
とりスープスパ(800円)
ぞうすい類と同じ土鍋で出てきて、取り皿にとって食べる。もちろん箸で。
どう見てもうどんシリーズ(仮称)のひとつ。
鶏肉と白菜・ネギなどの野菜と一緒に煮込んだうどん、ではなくスープスパ。
味もあっさりでちょうど良く、油っこくもない。
本当においしくて、食べやすい。
マウンテンのメニューなのに、オチが無い(つまらん)。
今まで食べたメニューの中で、一番安全確実だと思う。
別に、他のメニューが危険というわけではない。まあ危険なのもあるか。
やっぱりどう見てもうどんだが。
ちなみに、スープスパと名の付くメニューは他にもいくつかあるが、まったくタイプの違うものがあるので注意するべし。
そのうち紹介するつもりだけど。
山菜スープスパ(500円)
とりあえず、値段が650円とお得感がある。
メニュー改訂(?)で、ワンコイン(500円)になりました。
中身はとくに変わっていない・・・と思う。量は減ったかも。
これもスープスパであるが、鍋では出てこない。
これの場合、どう見ても山菜入りかけうどん(またはかけそば)である。
言うまでもなく、箸で食べる。
味は和風(たぶん)で、問題なし。
しかし、スープが油ギトギトでくどい。
味はまともだが、スープ(というか油)が麺にからみついてくる。
できるだけスープ(油)を切ってから食べるようにすれば、麺をすべて食べるのはそれほど難しくない。
ただ、スープまで飲み干すのは厳しい。というか、健康に悪そうだからやらなかった。
焼きスパ(700円)
名前の中に味付けを想像させる言葉がないメニューは、注文しにくかったりするものなのだが、見た目と味は焼きうどんそのままであった。
「焼きそば」や「焼きうどん」があるのだから、「焼きスパ」があってもいいではないか、という考えからかどうかは知らない。
麺が少し細くて(スパだから)油っこくて量が多い焼きうどんと考えればほぼ間違いないと思う。
上に海苔がかかっていて、紅生姜が添えてある。
あと、具のキャベツだが、思いきり軸のかたいところが入っているのが少々やっかい。
そういう豪快なところもマウンテンらしいと言うこともできるわけであるが。
うどん風カレースパ(700円)
なんかもう説明する必要もないような気がする。
名前にも親切に分かりやすく「うどん風」なんてついているし。
もちろん、「うどん風」も何もカレーうどんそのものであるのは言うまでもない。
あくまでうどんではなくスパだ、という主張は分からなくもないが。(そうか?)
というわけで、味もまあまともなカレーうどんスパで、問題はない。
具も普通(だったと思う)。どっちにしても、カレーの味しかしないんだけど。
カレー自体は意外と辛くてピリピリするが、辛いものが苦手でなければたぶん大丈夫。
ただ、例によって妙に油っこいので、スープまで全部飲み干すのは無謀と思われる。
甘口キウイスパ(800円)
甘口シリーズ最新作が登場した!というわけで、さっそくチャレンジ。
食べる前の予想としては、「キウイ」ということからして割と酸味が強い、
つまりそれほど甘ったるくはないと見ていたが・・・甘かった。
トッピングはキウイ(当然)の他、甘口シリーズのお約束となっている
生クリームにサクランボ、そしてなぜかパイナップル。
麺は甘ったるいが、キウイの酸っぱさとバランスをとればかなり食える。
ただし、やはり熱いキウイ(キウイに限らないが)はうまくない。
冷めてから食べた方がいいかもしれない。
あと、パイナップルが意外なほど良く合っていた。
キウイ味の麺にはパイナップルが良く合うとは、本当にマウンテンでは
いつも新しい発見がある(何の役にもたたないけど)。
下の方の油がいつもに増してすごいことになっていたため、
後半が非常にきつかった。
このあたりは、キウイスパは油が多いと決まっているのか、
たまたま多かっただけかよく分からないが、
結局7割ぐらいでギブアップ。
味は甘口シリーズの中でも良い方だったと思う。
ただ、見た目のインパクトとしては、
緑系はすでに抹茶・メロンとあるので、それほどでもなかった。
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