ブレーキキャリパーオーバーホール


うわー、汚ねぇ!!
それだけならいいけど(よくない)、ピストンがどうやっても出てきません。
照れ屋さん。
秘密兵器(自転車用空気入れ)+ホース
これで5Kg/cm^2くらい圧をかけたのですがピストンが動く気配はありません。
更に気圧をかけたところ(10Kg/cm^2!ロードレーサー並!!)、凄い音とともにピストンが出てきました
そのままホースをセットしただけだと高い気圧を掛けれないため、オイル布を巻いたりホースを二重化したりするなどしてます
っていうかエアツールほしい…
中のシールは奥に押し出すようにして外しましょう。
まぁ交換するならどうなってもいいんですけど

シールのあった場所には白いアルミ錆のようなものがこびり付いていました。
このままシールを組んでもシールが歪んでしまうため、こそぎ落とします。
やっぱりリアのキャリパーはダストシールが弱いみたいです。

新しいシールには赤いグリスがついてきます。
これはシールに塗ってやるといいらしいです。普通のシリコングリスとかわらないみたい。
曲がらないようにシールをはめ込んだら、ピストンの側面に薄くシリコングリスを塗ってからゆっくりと挿入します。最初は入りにくかったので、メガネレンチで水平に押し込みました。シールがねじれないように注意
(注:メガネレンチはあくまで水平に押し込むために使いました。テコみたいにして力を入れようとしないように!!)

順番が前後しますが、シールを入れる前に一度ピストンを入れてみるといいです。
ピストンがシリンダーにキッチリはまらないと絶対に奥に入らないことが感覚的にわかります。
そしたらシールを組んだ後も、ピストンの挿入の加減がわかります。
ピストンがオイルシールを通過した後、カコンと金属的なものにあたってそれ以上動かなくなります。そうしたら後は力業は無意味です。軽くピストンを押し込みながら左右にずらしてやれば、ある地点でスコンとピストンが入っていくはずです。


ためしに新しいピストンにエアを送ってみました。 1Kg/cm^2もかければピストンが出てきます。ひっかかり一切なし!
これこそが正しい姿でしょう。

一度O/Hしてしまえば、少しピストンを出してから歯ブラシなどで掃除をするだけでいいです。