リアサス交換をするとき必ずリンク周りのグリスアップも行うが、リンク周りが完全にカジリ付き、固着してしまっていた。一応アクスルとカラーは軽いカジリつきですんでいるが、カラーとスライドメタルが固着している(というか、芯がずれている。。)ので、非常にリンクの動きが重い。こんな状態で乗っていたのか。。。
実はDT125Rのリンクは片側にしかベアリングが使われていない。このリンクはLANZAも同じ物を使っているのだが、後期型からは両側ともにベアリングを使用している。動き、耐久性ともベアリングのほうが優れているのは当然のこと。新しいリンクを注文し、LANZAと同じベアリング仕様にしてもらった。お店でベアリングの打ち込みもしてもらったため、結構大きな出費になってしまった。約1万ちょっと。予期せぬ出費は痛い。
新しいリンクアームはグリスニップル無し。グリスニップルにこだわる人もいるようだが、個人的にはグリスニップルは必要ないと思う。現にこのDTのリンク周りも、ベアリングやスライドメタルにガタさえ出ていなければグリスはまったく減ってはいなかった。ここ10年ばかりろくにリンクの整備なんてされていなかった車両でもこれだ。(当然グリスは劣化などしているだろうから要交換)
もしグリスニップルから補給できるほどグリスが減っているようならベアリング交換が必要になるし、そもそもオフ車のリンクをばらすのなんて簡単なこと。個人的にはグリスガンを買う金があったらベアリングの新品を買っておきたい。
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こんなに足動いたっけ(^^;
実はこのサス、ダンパー抜けてるんじゃないの?(^^;
ところが実際に乗ってみると印象は一変。以前はボヨンボヨン跳ねていたのが、しっかりと奥で粘る感じです。そのくせ、小さなギャップなどでは抜群の初期作動を見せ、ギャップがまったく気にならないです。
これはサスのダンパーがしっかり働くようになったのと、リンクのグリスアップによって初期作動が良くなったことが原因と思われます。
WR250Fの足と比較すると(って比較すんな)、
・WR足はジャンプと走破性重視。よく動くのですがかなりゴツゴツしたフィーリングです。細かなギャップを拾いやすいので疲れるのですが、ゴリゴリパワーをかけていった際の走破性は抜群です。
・LANZA足は乗り心地重視。ジャンプの着地などは辛そうですが、DT125Rならパワー負けする心配はないでしょう。
とりあえずの結論としては
・サス性能はもちろん大事だが、それ以前にリンクのグリスアップが重要
・足つきが良すぎるので、いっそDT200Rの足を入れてしまってもよかったかも
・リザーバータンクはカッコチューンとしても重要
・DT125R足の良さを完全に残しつつ、それを上回る性能
といった感じで、悪い点は見当たりません。
あと、リザーブタンクつきのものは専門ショップでのオーバーホールが可能というのも良いです。リザーバータンク無しのものは、オーバーホールできないか、できても加工などが必要になる(嫌がられる)ようです。
リザーバータンクはとりあえずタイラップで固定。 本家LANZAではエンジン左横にあるが、固定方法がわからないのと、キャブをばらす時にはずすのが面倒なのでこの位置に。 しかし足に当たってしまう(ホースが潰れる!!)ため移設を検討中。 |
もともと付いていたリンク。 見てのとおり、カラーが穴からずれている。もちろん動かない。 カラーを引き抜いてベアリングを打ち直すことも考えたが、穴自体が歪んでいそうなので新品を購入。 新品はグリスニップル無しであったが特に必要ない(というか不要)ため問題なし。 しかし新品にベアリングを打ち込んでもらったら1万ちょい掛かってしまった。。。 この手の貫通穴にベアリングをセットするのはボルトとワッシャで出来そうな気がするので、今度挑戦してみようと思う(芯がずれないように注意) |