花は光を感じて開いたり、閉じたりします。花の命は10日ほどです。
花の頃、ギフチョウがやって来ます。
オシベやメシベにさわるので花粉を運び、受粉を助けています。


カタクリの花が咲く時は、必ず2枚の葉があります。
一枚の時は花をつけず、球根(鱗茎)を太らせます。
葉の模様は有ったり、無かったり。模様もまちまち。

芽生え
熟した果実には、約30粒の種子が入っています。
一年目は糸のような芽生えですが、年々、大きな葉になります。
芽生えから20年近く生きます。

球根(鱗茎)
地下深く、15cm内外の所にあります。
球根から良質のデンプン(片栗粉)がとれます。

種子の運び屋
種子の運び屋はアリ。カタクリの種子には種沈という栄養価の高い部分があり、これはアリの大好物。巣に運んで種沈だけを食べ、巣の外へ捨てます。翌春、種子はそこで芽生え、こうしてカタクリは分布を広げていきます。