1分科会「非核・平和・安全保障」報告

 第1分科会では「非核・平和・安全保障」をテーマにまず、立教大学石坂浩一助教授から「東北アジア平和定着への道筋」として、6者協議におけるブッシュ政権の在り方、韓国・北朝鮮と日本のこの間の状況について話を聞きました。続いて、キャッチピース運営委員・ピースデボ田巻一彦副代表から「大詰めを迎える在日米軍再編協議」としてこの間の在日米軍再編制に向けたアメリカ政府の動きや、日本政府の対応などについて話を聞き、その後全体での討論が行われました。

 初日のシンポジウムでピースボート代表の櫛渕さんから「憲法9条の平和理念は、日本国の安全を保障するだけでなく東北アジア全体の安全を保障するための平和理念である。主権者は日本の国民であるため、改正権については日本国民にあるものの、そのときには先の戦争で日本が侵した東北アジア、世界各国への影響を考えずにはできないはずである。」と話がありました。それは在日米軍再編成の問題についても同様のことが言え、米軍が再編成されることによりどれだけ東北アジアに対して威圧感を与えるのか考えて、そういった基地が日本の何処かにあるという、基地を抱える自治体やそこに暮らす住民の問題とするのでなく、日本に暮らす私たち皆が考える問題だと感じました。

 自衛隊が米軍とともに軍事活動ができて、しかしそれはあくまでも平和活動のためだというような、武力によってできる見せかけの平和は、更に強い武力によって塗り替えられてしまうと思います。戦争の反省をもとにできた平和憲法を持つ日本が東北アジア、および各国に対して取るべき本当の立場は、軍事力・自衛力の強化ではなく、武力を捨てて平和を訴えていくことだと痛感しました。

 国民一人一人が平和について考え、訴え、行動することにより、政治・外交も変わり、真に各国からの信頼を得たとき、本当の意味で戦争を反省したことになるのだと思います。

そういった立場を日本が明確にすることで6者協議や日韓、日朝、日中間の関係が良くなるのではないでしょうか。日本が過去の過ちを再び繰り返さないために、これからもこういった活動に参加していきたいと思います。(N)