2006/1/7
社民党長野県連合代表 山口わか子
2006年こそ社民主義の理念を行動に!

明けましておめでとうございます

年頭に当たって、昨年は社民党の指導者として活躍された私たちの大切な同志が永遠の眠りにつかれました。悲しみはまだぬぐい去ることは出来ませんが、同志の生涯を通して社民主義を貫かれた意志を必ず受け継ぎ、さらに前進していくことをここにお誓いし皆様と共に黙祷を捧げたいと思います。

 昨年は、突然の国会解散、総選挙とわずか1ヵ月の選挙闘争ではありましたが、何とか北信越に1議席をと願い、必死で戦ってまいりました。残念ながら議席奪還はなりませんでしたが、全国的には前回より70万票増やすことができ、事実上2議席増やすという成果を挙げることができました。長野県でも労組・民主団体の皆さんを始め支持者の皆さんに精一杯運動を担っていただき、前回を上回る成果を挙げることができましたことを深く感謝申し上げます。

しかし、社民党の得票は延び悩み、過去二度にわたって北信越での比例を勝ち取ることができなかったことは、きちんと総括しなければなりません。

自民党の圧勝で、ますます強まる庶民の命・人権無視

小泉政権が誕生して以来、昨年は特に「命と人権」が奪われる最悪の年となりました。4月には兵庫県尼崎市のJR福知山線で起きた脱線事故で、107人の犠牲者を出すという史上初の惨事となったほか、暮れの押し迫った12月には、山形県内で特急羽越線が脱線事故を起こし、またしても5人の犠牲者を出すという考えられない事故で、犠牲者と家族の悲しみと怒りは計り知れないものとなってしまいました。

 さらには、アスベストによるガン多発という被害が深刻化しました。原因も追究できないままに米国産の牛肉輸入が再開されました。耐震偽装という前代未聞の事件がおき年末を迎えて途方にくれる被害者が続出しました。また、官製談合が次々に暴露されているにもかかわらず、国会の審議も政府の反省も全く無いままに、まるで他人事といった小泉首相の発言。どんなに批判を浴びても平気で靖国参拝を繰り返し、近隣諸国との友好関係を硬化させている無神経な小泉首相の態度に、長く続き過ぎた自民党の驕りが、やがて国民の命をも平気でもてあそぶ時代が訪れる予感を感じた一年でもありました。

 一方、景気がよくなったと報道されている反面、昨年は貧困で苦しむ人々が増え続けました。「年収300万円未満の世帯が3割で日本の貧困率は世界第5位、貯蓄ゼロの世帯が23%、一人暮らし高齢者は303万人、自殺は3万人を超え、ニート、フリーターは増え続け、自己破産は20万人を突破」という悲惨な状況は、特に若者の未来を奪い去りました。

 その反面、世界の億万長者、特に金融資産のある人が134万人、なんと6人に一人は日本人という推計に見るとおり、これほどひどい貧富の差が拡大された年は、戦後60年初めてではないかと思います。

 職場では正社員が減少し、パートや派遣、アルバイトで徹底した人件費削減が、企業の儲けを増やし、地方は財政難を理由に一方的に交付税を削減された結果、地域に暮らしている高齢者や農業の切捨てが進んでいます。

 こうして巨大となった自民党、労働者の犠牲の上に儲けを拡大する企業が、2006年には労働者や子ども、高齢者を、ますます苦しめていくことを、黙って見ているわけにはいきません。

いまこそ社会民主主義の社会を

私たちは働くことの喜びを取り戻さなくてはなりません。消費と投資が全てではない、自然を大事にし、労働が生きる全ての価値であること、私たちが後世に残していける財産であることを、念頭にあたって、しっかり確認しようではありませんか。

 そのためにこそ社民党が必要です。憲法を変え、戦争のできる国にする、国家のためには国民を平気で見殺しにするような自民党に対抗できるのは社民主義を党是とする社民党しかありません。何としても社民党の理念を地域に企業に、職場に広げていく努力が求められているのです。

 憲法を守り広げていく運動を通して、多くの仲間を増やし、介護や医療、子育て等地域の問題解決に向け先頭に立って行動すること、何よりも党員が人々に信頼される年にしようではありませんか。

県政について

 今年国政選挙は今のところ無いと思われますが、県知事選挙が8月に行われる予定です。又来年4月は県議会議員選挙をはじめとした統一自治体選挙と、最も身近な選挙が目白押しとなっています。

 5年間の田中県政について社民党長野県連合としても検証しなければなりません。社民党は県議会に、6人の議員を送り、県政に積極的に参画してまいりました。田中県政の全てに関わってきた今、どう評価するのか、徹底した討論が必要です。当面は121日に、県政懇談会を開催し、全党員の参加のもとで議論を深めていと思っています。

 県政にとって最も重要なことは、県民のために、何をしなければならないのか、そのためには何が必要かを具体的に明らかにし、理念を行動に移す勇気と深い愛情が必要です。言うまでもなく県民が平和で、夢と希望を持って暮らしていける環境をつくることに命を賭けることではないでしょうか。

 社民党にとっても他人事ではない、自分のこととして真剣に長野県政、自治体行政に取り組んで行くことを決意しています。