2006/12/8
社民党長野県連合代表 山口わか子
12.8永久に不戦を誓う日に寄せて
■憲法9条が危ない安部政権!!
6月の第7号以来会報が滞ってしまい深く反省しています。私がサボっている間に社会は腐敗しきってしまいました。戦後の混乱期でさえ家を焼かれ、家族を失い食料もない中で、それでももう戦争は決して起こしてはならないと決意し、みんなで力を合わせて復興に全力を、と未来への光が見え希望が街中に満ちあふれていました。
それなのに今!!
幼児虐待・子殺し・いじめによる自殺・保険金をごまかす保険会社・高齢者を襲う詐欺・談合の止まぬ建設業界・欠陥を指摘されるまで頬かむりをする大手の製造業・脱税や粉飾決算は当たり前・・
範たるべき警察官が強盗を働き、弁護士が詐欺の片棒を担ぎ、民生委員が高齢者の財産を掠める。大学教授が論文を偽造し、県知事は地位を利用し、談合や裏金作りに励む。
文部科学省が履修漏れを見逃し、タウンミーティングでは多額の税金を振りまき、政府の方針通りにやらせ・・・とても書ききれないほどのおぞましい事件に、政治の責任を全く感じていない阿部政権にはあきれ返るばかりです。
■格差は増大する一方の政治
巷では住む家も食べる食料もお金もなく、寒空でうずくまっているホームレスは3万人にも上り、毎日のように餓死が・・働く女性や若者もパートや派遣、偽装請負で生活保護以下の低賃金でしかなく、高学歴の教師でさえ年収が80万円以下という驚くべき実態が社会を覆っています。
母子家庭への支援策は切り捨てられ、100万円以下の年収が母子家庭の半分以上という現状では、子どもたちは高校さえも行くことができず、大学進学など夢のまた夢でしかないのです。
憲法26条は、どこでも、誰でも、いつでも教育を受ける権利があり、特に義務教育は無償で教育を受ける権利を政府は保障しなければならないのに・・・です。その日の生活さえままならない家庭が増えているにもかかわらず、生活保護を制限し、受付で追い返される人々が増え、給食費や学用品が支払えない子供たちがいじめられ、自殺に追い込まれる現実を政府は知っているのでしょうか。
高齢者や障害者は自立支援という名の下に、サービス料が引き上げられ、支払いができない人々は次々と施設を自己退所するという現代版高齢者・障害者難民が増え続けています。
■大企業には税金を引き下げ、弱者からは骨まで削り取る異常な政治
大企業は空前のぼろ儲けにもかかわらず、企業の言いなりになる税制調査会は法人税の減税をはじめ企業に有利な税制改革を主張し、一方で働く人たちの定率減税を廃止し、個人住民税の均等割りを引き上げ、高齢者からは老齢者控除の廃止、介護保険料の大幅引き上げ、国民健康保険料はとても払えないほどの金額・・月6万円の年金では一日一食しか食べられないと嘆くお年よりや障害者も増え続けているというのに、安部政権はあくまでも自己責任を振りかざし、ますます差別や格差を拡大し国民を苦しめているのです。
■憲法違反の教育基本法改悪
憲法を踏みにじり、国民を国家の言いなりにさせる教育基本法改悪が数の力でこの臨時国会で成立の危機が迫っています。今回の改悪案は愛国心を強要し、通知表で評価し、男女共学を廃止、個人の尊厳を奪い、競争をあおり、国家に忠実な人間作りに執念を燃やす内容です。
数の力で強引に成立させ、その次は憲法を変え、徴兵制を作り上げ、アメリカと一体の戦争国家へと突き進もうとする魂胆が見え見えです。
今の教育基本法を改正する理由などどこにも見当たりません。むしろ今の基本法を踏みにじり、競争を駆り立て、受験で苦しめ、教員には管理教育を徹底させるいびつな教育行政を改めることが先決です。
■防衛庁を防衛省に昇格させ、防衛政策を自由にコントロールする狙い
11月30日、与党及び民主党などの賛成多数で防衛庁を省に昇格させる法案が衆議院を通過してしまいました。自衛隊を事実上、軍隊に格上げしようという憲法違反を数の力で堂々とやってのける安部政権の大胆不敵な国会運営に、もっと国民は怒るべきです。
また、今回の法案には、自衛隊法を「改正」し、自衛隊の海外任務を本来任務と位置づける内容が盛り込まれています。これは自衛隊の存在理由そのものを変えてしまう、戦争への参加を容易にする内容なのです。すでに米軍再編のなかに組み込まれていることは明らかです。こんな憲法違反を許すことなどできません。
■広島、長崎汚悲痛な叫びをずたずたにする非核三原則の否定
外務大臣、防衛庁長官、与党幹部から、非核三原則を否定する発言や日本が核武装を検討するかのようにも取れる発言が続いています。たとえどんな理由があっても、人類を破滅させる核は、絶対に「持たず、作らず、持ち込まず」、核兵器の廃絶を政府こそ肝に銘じることが重要です。まして、検討することなどあってはならないことです。
そのほか深刻な人権弾圧を引き起こす共謀罪、憲法を簡単に変えられる国民投票法案などが今後の国会で強引に推し進められようとしています。まるであの残酷な第二次世界大戦当時に逆戻りです。
憲法とは、国家権力を制限し、国民の人権を守るものです。国民が権力者に憲法を押し付ける側にいるのです。そして憲法9条は私たちの命です。大人が勝手に子どもや孫を戦争に送り出すための憲法を作ったり、法律を作ることなどどう考えても許せないし、後世にきちんと責任を持つ政権、国民、大人であってほしいと願わずにはいられません。
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「ある子どもの詩」を紹介します(ロバート・ロー・ノルト)より
批判ばかりされた 子どもは 非難することを おぼえる
殴られて大きくなった 子どもは 力に頼ることを おぼえる
笑いものにされた 子どもは ものを言わずにいることを おぼえる
皮肉にさらされた 子どもは 鈍い良心の 持ち主となる
しかし、激励を受けた 子どもは 自信を おぼえる
寛容に出会った 子どもは 忍耐を おぼえる
賞賛を受けた 子どもは 評価することを おぼえる
フェアプレーを経験した子どもは 公正を おぼえる
友情を知る 子どもは、 親切を おぼえる
安心を経験した子どもは 信頼を おぼえる
可愛がられた 抱きしめられた子どもは 世界中の愛情を 感じることを おぼえる
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