2007/11/7
社民党長野県連合副代表 野溝道子
部落解放研究第41回全国集会に参加して

始めて全国集会に参加する機会を持ちました。県民文化会館の2日目・分科会に参加して「部落問題報道とメデイアの役割」「階級社会日本」「複合差別への取り組み」などの講演を聴きました。非常にわかりやすく、適切な三つの講演でした。

明治の世から差別された部落の人々が、差別を克服しようと立ち上がった大正の水平社運動、その後の長い道のりの歴史の一部を学習する機会を得て深く考えさせられました。元西日本新聞編集局長 稲積氏の話の中に衝撃を受けたのは「明治38年、11歳の「おえい」が病気の父に代わり踏み切り番をしていて、踏み切りに入った男性を助けようとして、列車を止めに走り、死んだ」という話です。差別のしわよせは、最も弱いところに行く。もう差別は解決したという前知事のような人もあるが、インターネットの書き込み、結婚差別・就職差別は今も続いているという。

「私は差別とは関係ない」と思っている人が居るかもしれないが、いじめや、マイノリテイ(朝鮮人・外国人・同性愛者)など、排除したり無視したりの気持ちは、同じ根っこにある。社会が厳しくなればなるほど、弱いところにしわ寄せが行く。今の社会とダブってくる。「階級社会日本の話」(武蔵大学教員 橋本健二氏)で格差拡大の最大の被害者は女性、特に単身の女性である。という指摘は、身近に母子家庭や、女性の一人暮らしの厳しさを見ているから、よくわかる。働く場所を3つもはしごしてやっと、暮らしている友達もいる。差別される仲間からも差別されている女性、複合差別への取り組みも良く頑張っていると思った。今の社会は、「相手の立場に立つ」という気持ちが失われた時代と言える。1億総中流といわれた(社会党が強かった時代)は今より暮らし良かったし、子供も未来に希望が持てた。今は、ブランドに身を固めて歩く人のそばに、ホームレスがうずくまるという社会で、居心地が良くない。共生・連帯の社会作りに社民党が強くならねければという思いを新たにした日であった。