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2005/03/07
社民党長野県連合代表 山口わか子
戦争は最悪の差別、憲法9条を守る運動を広げよう!!
社民党は、長野県連合第14回定期大会で、2005年は何としても憲法9条を守り、平和な社会、人間の安全が守られる社会を実現させるための政治を目指して運動を進める決意を確認しました。戦後60年、悲惨な戦争を反省し、二度と戦争をしないと決意した憲法を国会や政府に、社民党が先頭に立って守らせてきたからです。今では60歳までの人々は戦争の痛みを知らない世代となり、憲法が戦争を起こさない重要な歯止めとして私たちに平和が当たり前の社会にすることができました。憲法9条が政府に戦争という暴走を食い止めてきたことの意味を改めて幸せに思っています。
■憲法をぶっ壊し市民の諸権利を奪い続けた自民党保守政権
このように社民党は旧社会党時代から一貫して憲法を守り、9条にある不戦を誓い、10条から40条の人権が守られ、働く人々の安全保障を政治の柱にして政治の暴走を食い止める為総力を挙げてきました。
しかし、残念ながら社民党の力不足もあり、60年間、憲法を遵守する政治が壊され続けてきたことを反省しなければなりません。平和が脅かされ、貧富の差が際立ち、働く場所さえも与えられず、自殺、失業、過労死が増えていること、高齢者や障害者、子どもは、福祉や医療、教育の場から切り捨てられ、最愛情が育まれる家庭をも崩壊の危機にさらされ、生きる望みを失った人々が増え続けている今日の姿を見たとき、憲法を守らない自民党政権を60年も交代させる事ができなかったことも今日の状況を招いたのだと思います。
かつての食糧不足を必死の思いで救った農林水産業は、経済政策の犠牲になり、大企業優先の自民党政治は中小企業や個人商店を潰し続け、どこへ行ってもゴーストタウンや荒廃農地が目に付くのを見ても政治は農村を見捨てました。
■憲法を生かしきれなかった労働組合
憲法では労働者の権利が認められ、労使ともに対等の立場に立つ中で労働組合の組織化が進み、交渉やストライキによってやっと人間らしく働き続けることができるようなりましたが、ここ20年来労働組合の組織率は減り続け、昨年は二割を切る最悪の事態になり、もはや労働組合は労働者の首も守れない最悪の事態になりました。それを良いことに雇用主は、平気で首切り、リストラ、嫌がらせ人事、セクハラ、不払い残業、休暇を与えないなどなど先進諸外国では考えられない前近代的な労働者いじめをしています。
こうした状況は明らかに憲法に違反し、大企業やゼネコンに有利になるような政治が優先され、弱者を切り捨て、ついには禁断の戦争にまで手を出すことができるように憲法改正にまで足を踏み込む異常な政治、社会になってしまったのです。
このような事態に対して、労働者、農民、中小の企業や商店も反撃どころか、現状に甘んじ、諦めと我慢の連続、自分ひとりが犠牲になれば何とかなると錯覚を起こしている人々が増え続けている時代になってしまったと思えてなりません。今改めて憲法とは、第13条にある通り「個人の尊重」を達成するために国家権力に歯止めをかけるための道具であるということをしっかり確認したい。そして、政治は政治家に任せておけばよいという考えがまかり通っている限り、憲法尊重の政治は行われないことを自覚しなければなりません。何故って、今の国会議員の大半は二世議員か官僚議員で市民の苦しみなどわかる筈がないからです。少なくとも苦労して働いている人たちの代表ではありません。
■「憲法9条を守り広げる会」の運動に、多くの参加を!!
今世界の流れは、ドイツやフランスなどEU諸国のように、弱者切捨てを許さない社会民主主義政党が主流になってきています。社民党は大会で日本の社会民主主義を確立するため、今年中に全国の皆さんの議論を踏まえて、今の憲法を政治の重要な柱として市民の先頭に立ち、国政や行政の場に参画することを決めました。
最近の国会は国民の反対を押し切り国会議員の多数賛成で、戦争のできる有事法制を制定し、自衛隊を海外へ多国籍軍として派兵しました。国民には自己責任論を振りかざし、自衛隊派兵の邪魔をする国民は殺されても当たり前、国を愛せ、家庭を愛せという憲法改悪をたくらんでいます。しかし、人権が保障されない限り、国を愛する気持ちなど生まれるわけがありません。
憲法には国民の義務は一切謳っていないのです。あくまでも国民の権利を守り国家の権力を制限することを目的としているのです。
社民党は少数の要望が反映され、「平和的生存権」を保障する政治を目指します。
社民党は何としても戦争を許さない憲法9条を改悪させないことを今年の大きな運動の柱にし、同じ思いの皆様と行動を起こしたい、と決意しました。
そして、就職できない、生活費もない、病気で治療も受けられない、楽しい筈の学校へも行くことができない、障害者の差別、被差別部落の差別、女性差別がますますひどくなるような政治は、例え数が少なくても絶対に認めない政治を目指す決意をしました。この時代に餓死や虐待死、乳幼児まで巻き込む無理心中があることのほうがよっぽど異常ですし、その原因が政治の貧困にあることは誰もが共通の思いではないでしょうか。
社民党は政治を市民の手に取り戻したい、そして戦争への参加は絶対にしない「憲法9条を守り広げる会」を市民の皆様に賛同をいただき、運動を進めます。ぜひ参加してください。
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