極私的(^^;伝承・薬効の湯
(富山県版)
めぐり
レジャー感覚のお風呂もいいけれど、古来より伝わる知る人ぞ知る万人の病苦を救う伝承、薬効の湯。
一見さんは受け付けないような雰囲気だけど、勇気(^^;を出して行ってみれば、
地元の人、遠来の人との素朴な交流が・・・。
予算はやっぱり原則として1,000円以下( ;^^)ヘ..。
心も身体も健康に! みんないい人ばっかし。
好きです! 伝承・薬効の湯。
2007年2月15日更新
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太田の湯(高岡市太田1-2)
1997年12月初入湯♪
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古来よりやけどによく効き、また飲めば胃腸にもよいといわれる
薬効の湯。病苦を救う貴重な水として、万葉の時代から多くの人々に親しまれています。
言い伝えによれば、けがをしたイノシシが山の湧き水に体を浸していたことから薬水と
して知られるようになったとか。効能は口伝えで広まり、明治のころ湯治場ができ、第二次
世界大戦中は軍の療養所としても利用されていたとか。
国道415号線、雨晴義経岩の前のポケットパーク手前を左山手へ約2km。
途中、車1台分ほどの道になるけどかまわず直進、突き当たりです。
泉質は弱アルカリ性硫化水素泉で、ちょっとイオウ臭が。石けん、シャンプーは使用禁止です。
ロビーで熱い太田の湯を飲みながら周囲を見回すと、
女優の富士真奈美さん、プロレスの山本小鉄さんからの年賀状が・・・。
入浴料は、大人1時間以内500円、一日1,300円、
営業時間は、平日8:00〜19:00、日曜、祝日8:00〜18:00、金曜日は休み、飲用の販売も。
0766-44-3285
堀田の湯(氷見市堀田)
1997年12月初入湯♪ 写真1 写真2(2003年11月撮影)
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皮膚病によく効くとして超有名な「ほりたの湯」です。高岡からスーパー農道を氷見方面へ、
詳しく言うと県道城光寺・小矢部線の高岡五十里(西)の
信号から五十里トンネル、諏訪平トンネル、そして桜峠トンネルを超えて少し行くと
左手に看板が。看板から約100m入ったところにあります。
前は超きたない風呂(^_^;)だったんだけど、改装されて街中の銭湯なみに
キレイになりましたねえ。私メとしては、前の超きたない湯船の方がありがたみが
あって良かったような(笑)。泉質はナトリウム塩化物泉、
休憩所には飲用としてポットに用意されてます。飲むと確かにショッパイですねえ。
入浴料は、大人1回(1時間以内)350円、半日1,000円、1日2,000円、
子供1回150円、半日500円、1日1,000円、飲用販売は1.5リットル300円なり。
営業時間は4:00〜21:00、駐車場20台程、月曜休み、
0766-91-0386
西明寺鉱泉(高岡市福岡町西明寺)
1997年12月初入湯♪
2006年休業(・・,)グスン
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壱千有余年の歴史をもち、執権北条時頼も入湯したという西明寺鉱泉。これぞ
伝承、薬効の湯、私め97年最後の入湯地です。
国道8号線を金沢方面へ、
福岡町大滝の信号を右折、花尾カントリーへ向かう途中約4kmです。
脱衣場には、「本泉は無色透明にして硫化水素の臭気を有する炭酸性冷泉なり」
「主治効能は、胃腸病、神経痛、皮膚病他・・・」の張り紙が。
お湯に入ってるとなるほど手のひらがヌルヌルに、これは確かに効きそうです。
入ってる人は皆「ウーム」と気持ちよさそうにうなってます(^^;
玄関先には「西明寺鉱泉の由来」が。
『西明寺村字茂佐谷内という所は、昔茂佐之丞なる者の住める所なり。此人常に病弱にして足腰の痛みて立居も不自由となり、
随って家ますます貧に陥り、遂には口腔にも窮まるに至れり。家貧しうして孝子現われるという世の諺の如く、
一子茂佐之助は幼にして孝子なり。山に薪を拾い売りて薬価に替え、昼夜父の看護怠りなし。或日、山より薪を背負うて帰る折り、
足を傷めたる牡鹿が湧き出る泉より上りて山に馳せ登り、峰近く山の皺に至りて光明赫耀たる薬師尊像に化して消え失せたり。
(今に其所を佛ケ谷という)是を拝したる茂佐之助は、彼の泉こそ霊水にして薬師如来のお告げなりと合掌礼拝して、直ちに其水を
汲み沸かして入浴に或は服用にと用いて、父の看護に怠りなければ、其効験忽ち現われ病気全癒したりという。地方の人々是を
伝え聞きて此水を常に病に養生に用いたりという。
其後康元元年西辰六月、時の執権北條時頼公入道して最明寺と号し諸国行脚し給うに、長途の旅路に病れ給い足痛み給うとて、
此里に宿を借り静養遊ばされけるに、宿の主人此霊泉の物語りをして霊水を汲み来り、投薬にまたゆあみに勧め参らせたるに
幾日も経ずして壮癒あらされたりという。のち此里を最明寺村と改称せりと伝う。
其後此所に浴場を開設せるも収支つくなわず、興廃数回ありて後、享和年間の頃祖先孫兵衛外数名により共同浴場を
佛ケ谷の山麓に創立せるも恰も幕末の頃にして発展を見ること能わず、遂に彦兵衛と二人の経営となるにや。後漸く隆盛に
向かうや、分離して増築す。明治聖代に至り繁栄を極む。一方彦兵衛氏は浴場を売り、本村に転ず。尚其後数回の変遷ありて
昭和4年火災に罹りて全滅す。此所に当館は愛浴者各位の便宜を計り、元地を三丁余出て復興して今日に至れり』
98年大晦日に湯冷めしながら(・・,)メモってきました。
名水めぐりページ西明寺 薬師の水には、写真も掲載なり。
入浴料・営業時間は、9:00〜13:00 450円、13:00〜19:00 350円、駐車場6台程、水・木・金曜日は休み。
0766-64-2735
法楽寺鉱泉(小矢部市法楽寺)
1997年12月初入湯♪
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国道8号線を金沢方面へ、今話題の小矢部市桜町遺跡の桜町(西)交差点を
右折、小矢部警察署宮島警察官派出所で右折して子撫川沿いに進行、最初のカーブ
ミラーを左折して100mにあります。
若奥さんにどんな効能がと聞くと
「腰痛、傷等他効くと思った人は来てもらえば」とのお言葉、看板等も一切なし。
お風呂でおじいちゃんに「どこからですか」と聞けば宮島温泉近くからとのこと、
温泉よりもあったまるとかでこちらの方ががいいんだとのこと。
入浴料は、一回湯400円、お湯は若干白っぽい、PHは8.20、臭いは湖沼臭です。
営業時間は、9:00〜21:00、駐車場20台、年中無休。
0766-67-6978
正権寺の湯(砺波市正権寺1112)
1998年11月初入湯♪ 写真1 写真2
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フロントに由緒が毛筆で書いてあるんですけど達筆すぎて読めません(^_^;)。
女将さんに聞くと、ここは霊水の湯で神経痛等に霊験あらたかとか。
裏手には霊水の守り神の薬師如来像が小さいお堂に安置されています。
フロントにはってあった新聞記事によると、この像は室町期以前のものとか、
う〜ん、それだけでありがたくなります。
浴場は家庭風呂より少し大きいかなという感じ、洗い場も三つだけ、
このシンプルさがたまりませんねぇ〜(笑)。
国道359号線を砺波から富山方向へ、県民公園 頼成の森から少し先の坪野で
左折して県道坪野小矢部線を700m、山あいの一軒宿です。
入浴料は400円、営業時間は、9:00〜20:00、
駐車場10台、0763-37-0146
湯谷温泉 栄楽荘(南砺市福光町湯谷857)
1998年7月初入湯♪ 写真
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千二百余年前、近隣の病者を憐れんだひとりの僧がこの地で呪文を唱えたところ、
一夜のうちに温泉がわき、この湯に浴した者はたちまち病気が治ってしまったという
湯谷の湯です。浴場は大人3人程が入れば満杯、家庭用よりちょっと大きいくらいです。
でも、しっかり硫黄の臭いが。
国道304号線を福光から金沢方向へ、新蔵原トンネルを過ぎて約3.5kmのJRバス停砂子谷で左折して
約2kmです。どんどん山中へ入っていくので心配になるほどの山あいの一軒宿です。
入浴料は350円、営業時間は9:00〜21:00、第2水曜休み、
泉質は硫黄泉、駐車場5台、0763-58-1455
川合田温泉(南砺市福光町川合田1535)
1998年7月初入湯♪ 写真
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国道304号線川西交差点(華山温泉)から金沢方向へ約1kmにある温泉です。
土曜日のせいか駐車場が満車で道路沿いに停めての入浴です(^_^;) 浴場の入り口には
「-----弘化4年3月24日の大地震の際地上に大亀裂を生じ、亀裂口より霊水湧出
-----云々」の由緒書きが。
泉質はナトリウム塩化物泉で、あせも、虫さされ、切り傷などに特効あり。
浴場の元湯を飲むとたしかにショッパイです。
すぐそばには福光美術館が。
入浴料は350円、9:00〜、石けん、シャンプー備付、
駐車場30台、年中無休。0763-52-0821
林道温泉 観光荘(南砺市城端町林道2-6)
2000年5月初入湯♪ 写真1 写真2
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↓の加賀屋休業の確認をかねてGWに行ってきました。 (ノ゚ο゚)ノ オオオオォォォォォォ-
汚いです(笑)、この汚さはただものじゃないです(爆)。まったく私好みの湯治温泉です(*^.^*)エヘッ。久しぶりに
いいとこ見つけました。
一帯は古くから炭酸泉が湧くことで知られ、また蓮如上人が難病で苦しむ村人をこの霊泉で救ったとも伝えられます。
浴槽は三人ほどしか入れません、洗い場の蛇口は1人分、浴場内の岩は苔むしています。
源泉を飲むと炭酸水、鉄分も多い感じです。泉質は単純二酸化炭素泉、主な効能は神経痛、リウマチ、
胃腸病、冷え性、アトピー性皮膚炎。庭には燃料のまきが山積みです。
浴槽からの景色は抜群、眼下に南砺散居村の田園風景、遠くは高岡の二上山も見えるとか。
94年7月にはたけし軍団の井出らっきょがTBS正月番組の収録で訪れたとか。
神戸の裕福女子大生たちを一泊3300円なりのひなびた温泉へ招くという
企画だったとか(笑)。
今は湯治客よりもツーリング客など県外の温泉好きが多いとか。
私が行ったときも東京ナンバーのオートバイ、宮城ナンバーの車が。
この汚さ好きです(*^。^*)ポッ!!
入浴料は350円、9:00〜20:30、
駐車場10台、年中無休、0763-62-0207
林道温泉 元湯 加賀屋(南砺市城端町林道)
1998年7月初入湯♪
99年休業(・・,)グスン
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全国最良質の炭酸泉を誇る林道温泉、場所は城端市街から国道304号線を五箇山方向へ、
大鋸屋交差点を左折して南砺スーパー農道を約1km、看板を右折して約1kmです(福光ICから10分)。
文明7年(1475)本願寺八世蓮如上人が北国回りの際、この地の噴出を見て難病に効能があることを
説かれたという天然の炭酸鉱泉です。白山火山脈に属する炭酸の噴気孔があり、人がこのガスを
吸うと酒に酔ったようになることから「酒の泉」とも呼ばれています。
浴場の源泉を飲むとピリッと酸味が舌に、砂糖の入ってないラムネです(笑)。
泉質は、当然炭酸泉。
入浴料は500円、7:00〜21:00、
駐車場50台、年中無休、0763-62-0027
鯰温泉(富山市今市)
2000年10月初入湯♪
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鯰(なまず)にあやかった伝説の薬湯です。
国道8号線を高岡から富山方向へ、八町信号を左折して道なりに直進、地鉄バス鯰温泉口の右手100mです。
『四方の漁師弥三郎が母の腫物の薬を求めて富山城下の薬屋に良い薬はないかと捜し歩いたが、
これといって良い薬もなく疲れはてて今市の里にさしかかった時、腫物のある親狐に子狐が水を
かけているのを見つけ、狐が去った後そっと水辺をのぞき込むと白鯰の群れが月影にあやしく
うごめいていた。これはただの水ではないと母の腫物につけてみると翌日にはもう快方にむかっていた。
これは今から約300年程前の出来事で、間もなくそこに一軒の風呂屋が建ったのが今の鯰温泉である』
とパンフに由来が。
神経痛や痔によく効く薬湯は、鉄泉特有の褐色の湯です。ほかにサウナ、麦飯石湯もあります。
露天風呂は、かすかな硫黄の臭いがする塩化物泉です。土曜日の昼間に行ったら
たくさんの常連客でにぎわってました。
ロビーには飲用の鉄泉が。飲んでみると確かに鉄分たっぷりですね〜。
入浴料は大人350円、小学生以上120円、小人60円、10:00〜21:00、
駐車場30台、第1月・火曜日は休み、076-435-0016
北山鉱泉 ホテル北山(魚津市北山476-1)
1998年7月初入湯♪
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慶応3年(1867)8月、北山村の仁右エ門が霊夢により、神社の下から湧き出る水で
瀕死の妻を救ったという北山鉱泉。以来百三十余年、北山薬師堂より湧き出る霊泉は、婦人病他
万病に効くとして、遠来近来の人々に親しまれてきた名湯です。
滑川ICから新川広域農道を魚津方向へ、魚津市観音堂交差点の次の交差点を右折して約4kmです。
滑川ICより約15分、魚津ICより約10分です。
今日もまた男湯の入口の霊験あらたかな薬師霊水を汲む人が・・・。
入浴料は330円、営業時間は、6:00〜21:00、年中無休、
泉質は弱食塩泉、石けん、シャンプー有、駐車場50台、0765-33-9311
生地第一温泉(黒部市生地経新3440)
2003年5月初入湯♪ 写真
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北陸自動車道黒部ICから車で約10分、黒部漁港のすぐそばにある温泉旅館です。
日本初の旋回可動橋である生地中橋が真ん前にあります。
次のような由来があります。
『その昔、生地は人家はなく葦原と沼の荒涼とした湿田地帯でした。その葦原の一角に鳥獣の
群集まるのを村人たちがみて不思議に思い調べたところ、塩分の含んだ清水が湧き出て鳥獣の
傷・病を癒すことを知りました。大坪家先祖代々徳蔵は、その霊泉の卓効を知りながら放置
されているのを惜しみ、隣村よりこの地へ移り住んで湯治場を開いたのが生地第一温泉の始め
と云われています。』
大浴場は姫川産の翡翠(ヒスイ)石が配され、大きな窓から手入れの行き届いた庭を
ながめながらの入浴はなかなか風流です。
泉質は含硫酸苦土塩泉でチョッピリ塩辛く、消化器病、婦人病、皮膚病などに効能が。
「全国名水百選」に選ばれている生地の清水(しょうず)18箇所の一つ(13第一温泉の清水)でもあるんだけど、残念ながら
清水はすぐに屋上のタンクに送られて使用され、一般には公開されていません。
霊泉と名水の両方を備え、なんとも羨ましいかぎりです。
入浴料は大人500円、小人300円、ボディソープ、シャンプー備付、
駐車場30台、水曜日は休み。
0765-56-8020
小川温泉元湯「天然洞窟露天風呂」(下新川郡朝日町湯ノ瀬1)
2001年6月初入湯♪ 写真
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古くから湯治の湯として親しまれている温泉です。
北陸自動車道朝日ICを下りて国道8号線を新潟方向へ、案内看板に沿って13km、車で約20分です。
『もう400年も昔のこと、小川の湯は、黒部の布施谷にありました。しかし、霊泉をけがす
心ない者たちが増え、守り神である薬師如来が、湯をこの地に移したといわれています。
それ以来、小川の湯は広く世に伝わり、病に苦しむ民を救ってきました。
今も、胃腸病、婦人病などによく効く湯として、また、縁起のよい子宝の湯として、
多くの人々に親しまれています』とパンフに由来が。
「ホテルおがわ」のフロントで300円なりを払って徒歩約10分。
渓流沿いのぼんぼりが設置された遊歩道を行くと、天然洞窟露天風呂が。
温泉に含まれる石灰分が固まってできた天然の洞窟がそのまま露天風呂になっています。
天然記念物にも指定されているとか。
(・_・)......ン?なんか煙が。青森から来たという若者三人が裸で宴会中でした(笑)。
私メもお酒を勧められたけど、車なもんで残念無念(爆)。お湯はちょっとぬるめ。
混浴で女性用の脱衣場もあるけど、女性はちょっと入れませんねえええ(笑)。
でも、ちょっと先には女性専用の露天蓮華の湯が。
視界に入るのは自然の風景だけ。
一緒に行ったつれあいが真昼間であまりの開放空間に一瞬入るのをためらったとか(笑)。バスタオルが必要かも。
泉質は弱食塩泉(ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉)、源泉は摂氏68度で毎分420リットルの湧出量。
詳しくは小川温泉ホームページを。
入浴料は300円、9:00〜17:00、
駐車場100台、年中無休(露天は冬季閉鎖)、0765-84-8111
【露天富山】
【石川県版】
【薬効石川】
【露天石川】
【富山県版】
【富山県高岡市版】
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