バリ島紀行

家族3人初めての海外旅行。娘がまだ小さいので、近場でのんびりできる東南アジアを選びました。ゴルフ場があるところという条件で選んだのはインドネシアのバリ島。私は6年前に友人と訪れたことがあります。リゾートだけでなく、寺院や観光スポットがふんだんにあり、前回訪れたときは観光、買い物、マリンスポーツを楽しみました。今回は観光はまったくせずに、「アクティビティー&ホテルでのんびり」を満喫♪  以下、旅の様子をご報告します。

2000年7月30日

いよいよバリ島へ出発の日。実は2週間ほど前から風邪を引いていて、体調はあまりよくない。なるだけ安静にしていたつもりだが、あまりにも治らないので2日前に医者へ行くと、「長引いてるから頑張って治したほうがいいですね。」と薬を5種類ももらった。そのおかげで少しましになっていたのだが、前日はひどい頭痛で荷造りを断念。夫に「行くのやめる?」と言われ、泣く泣く布団に入った。でも当日頑張って朝4時に起き荷造りを済ませ、お風呂に入ってさっぱり。まだちょっと頭痛がするけど、これならなんとか行けそう。

8時55分成田集合だったので朝は早い。娘は朝早く起こしたにもかかわらず、機嫌はよかった。よしよし、いい傾向だ。今回、1ヶ月ほど前にツアーを探したので、お値段高めのツアーしか残っていなかった。そのせいか、飛行機はJAL。ラッキー♪ JALに乗るのはもしかして前回バリ島に行ったとき以来かも。JALは成田空港の第2ターミナルから発着している。私は第2ターミナルに行くのは初めて。団体受付のカウンターに行くと、私たちが申し込んだ日本旅行のカウンターは3つもあった。それ以外のパッケージツアーはみな同じカウンター。日本旅行って力あるのかな? 航空券を受け取り、チェックインのカウンターへ。預ける荷物はまずセキュリティーチェックを通してから、チェックインカウンターへ入る。カウンターでパスポート、航空券を提示し荷物を預け、ベビーカーはゲートまで持っていくので別にタグをつけてもらう。チェックインが終わり、まだ時間があったので、朝ご飯を食べに喫茶店へ入った。注文後夫は本屋へ行き、本を3冊も買いこんできた。プールサイドで読むのかな? 食事後、娘の予備のおしりふきをもってくるのを忘れたのに気づき、薬局でおしりナップを購入。虫除けスプレーも忘れてきたので、念のため購入。空港には何でも売ってるから便利よね。

さて忘れ物もないようだし、出国検査を通り出発ゲートへと向かう。私たちが待つゲートからはバスで飛行機へ向かうようだ。ゲートで待っていると、後ろにフランス人と日本人のご夫婦がいて、3歳くらいの娘さんがいた。うちの娘はその女の子を見ると喜び、イスの上に立ってキャッキャッと騒ぐ。娘は子供が大好きなのだ。彼女はお母さんとフランス語で会話していたが、娘に日本語で「おともだち♪」と言った。日本語も話せるんだ。搭乗時間になり、バスで飛行機へ向かった。席はかなり後ろのほうのスクリーンのまん前。子供がいるので旅行会社がその席にしてくれたのかな? もちろん娘の席は取っていないので、夫と私で娘を抱っこしていく。飛行機が離陸し、飲み物が出てその後食事が出る。「JAL=サービス世界一=食事も美味しい」と思っていた私たちは、出てきた食事にがっかり。まずい! これならノースウェストのほうがおいしいやん。娘は朝早かったせいか寝ていたので、娘のためにパンを残しておいた。このままずっと寝ててくれればいいな、と思ったのも束の間、意外に早く目を覚ましてしまった。しかも周りの乗客がちょうど寝ているときぐずって泣き出す娘。しばらくあやしているとまた寝てくれた。ホッ。パパはどうやら熟睡中のようだ。私はというと、前日3時間ほどしか寝ておらず、頭痛がするのに逆に眠れない。疲れすぎ? 退屈なので本でも読もうかと思ったが頭が痛い。JALでは映画も上映しないんだー、ケチね、と思ってたら、そのうち「Mission to Mars」が上映された。私がアメリカにいるとき映画館に見に行った映画だ。今回は日本語吹き替えで見ると、最初のほうの細かいストーリーがよくわかって面白かった。

今回の便はジャカルタ経由。ジャカルタにつく前に軽い食事が出て、ジャカルタへ到着。デンパサール(バリ島)への飛行機は同じ飛行機なのだが、機内清掃のため、一度飛行機を降りなければいけない。ジャカルタの空港はお土産品&免税店がたくさんあった。日本人はいいお客なんだろうなー。トイレに行くと行列ができていた。娘のオムツを替えようと並んだが、中にはオムツ台などありそうにない。入り口にトイレットペーパーをもったおばさんがいて、トイレットペーパーを渡してはトイレを出ていく客にチップを求めている。前に並んでいたおばさんと、「現地のお金、まだもってないですよねー」と話していると、どうも100円玉でいいらしい。でももしかして… トイレに入ると、やっぱりそうだった、インドネシア式のトイレで、日本の和式と同じようなスタイル。しかもトイレットペーパーがない。水で洗ってすませる方式だ。私は娘を抱いていたので、おばさんは紙をくれなかった。娘を抱えてどうやってしろっていうのよー! 夫に娘をt預けにいこうと思ったが、また並ぶのが嫌だったので、なんとか頑張って用を足す。やれやれ^_^;

1時間ほど待ち、空路デンパサールへ。ジャカルタで降りた人がいたので、スチュワーデスの一人が3席空いているところへ案内してくれた。これでちょっとは楽チンになる♪ デンパサールには夜の8時頃到着。日本との時差は1時間。空港の荷物受け取り場ではポーターがうろうろしている。まだルピア(インドネシアの通貨)をもっておらず、チップを渡すのが億劫なので(チップは必要ないらしいのだが、ポーターは執拗に請求してくる)、自分たちで荷物を運ぶ。といってもポーターが運んでくれるのはほんのわずかな距離なのだ。空港の両替所でルピアに両替。いくら両替するかもめたが、とりあえず20ドル両替。バリ島は観光者向けは高いが、実際の物価は安いので、それほど現金は必要ないはずだ。

空港に旅行会社の人が迎えに来ていた。何組かのツアー客と一緒にバンへ乗りこみ、ホテルへ。最初にインターコンチネンタルへ向かい、その後私たちが泊まるニッコー・バリ・リゾート&スパへ。海岸線の道をくねくねと走るとしばらくしてホテルが現れた。入り口から少し入り込んだところにホテルの玄関がある。ロビーは屋根だけで、前の庭が見える。向こう側には明るければ海が見えるに違いない。なかなかステキなホテル。ニッコーは96年12月にオープンした比較的新しいホテル。旅行会社の人がホテルのチェックインまでやってくれた。ツアーってそういうこともやってくれるんだ。部屋へ案内され、ベランダに出ると海の音が聞こえる。さぁて、お風呂に入ってゆっくり休もう。

   

         メールください♪