伊豆紀行

2000年7月某日

家族で伊豆下田まで旅行に行きました。天気はあまりよくありませんでしたが、温泉や海の幸を十分堪能しました♪
伊豆下田までは、新宿からJRのスーパー踊り子号で約3時間弱の旅。いつもは寝ている朝早い時間に起こしたせいか、娘はかなりご機嫌斜めの様子。しかも昨夜蚊に刺されたのか、目の真下、ほほ、足などがはれていました。眼の真下はものもらいかと思い心配したのですが、これも蚊に刺されたようです。
禁煙席は2階席で満席でした。しかも私達は他のカップルと相席。夫が1階に子供用の遊び部屋を発見したので、そちらへ機嫌の悪い娘を連れて移動。そのうち喫煙車がガラガラであることがわかり、荷物をもって喫煙車へ移動しました。喫煙車と禁煙車のバランスが悪いねということで夫と意見が一致。さて、今回はジャンル別に旅の様子をご紹介します。

観光

下田海中水族館
水族館と聞けば必ず訪れる私。下田に着いて真っ先に向かいました。ここの水族館は入り江を利用した自然プールがあります。イルカショー、アシカショー、イルカの餌付け体験、イルカに触れられるタッチングなどがあり、私達はイルカとアシカのショー、ラッコの餌やり、水槽でのダイバーの餌やりなどを見て楽しみました。イルカのショーは、人口プールと自然プールの2ヶ所で行われます。自然プールのショーではトレーナーのお兄さんがイルカに押してもらって水中からジャンプするなど、なかなかのパフォーマンスを見せてくれました。

下田公園
下田港の岬の小高い丘に広がる自然公園。この時期はアジサイ祭が開かれ、アジサイでいっぱいでした。散歩コースにぴったり。写真も絵になってるでしょ。

寝姿山ロープウェイ
伊豆急下田駅前から寝姿山の山頂までロープウェイで登ります。下田市の街や港を一望できます。天気がよければ、伊豆七島も見えるのですが、曇りだったので今回は見ることができませんでした。途中で雨が降ってきたので慌てて退散。

了仙寺宝物館
黒船やペリー来航時の資料などが展示してあります。外国人の様子が絵とともに詳細に記録してある資料など、なかなか興味深い。黒人や各ヨーロッパ人についての記述は、カタカナを混ぜて書いてあるので、ある程度は解読可能でした。

ホテル

今回の旅は温泉旅館を楽しむより、外で美味しいものを食べることに重点を置いたので、プチホテルを選択。小高いところにあるホテルで、部屋の窓からの眺めは抜群。部屋はそれほど広くなかったのですが、角部屋で窓が二つあるため、開放的な感じで、狭さは気になりませんでした。ただお天気が悪いと風当たりが相当きつく、ビュービューとうるさくて気になりましたが…

温泉

プチホテルの温泉は予約制。露天風呂と展望風呂があり、迷わず露天風呂を選択。ちっちゃなお風呂でしたが、眺めもよくまずまずというところ。娘は水自体が怖いみたいで、お湯につけると緊張し、しっかり抱いてないと泣き出します。ちょっとお湯の温度が熱かったかな?

下田からバスで10分のところにある蓮台寺温泉まで足を伸ばしました。蓮台寺には各国政財界の要人が訪れる清流荘という旅館があります。私達はクアホテル石橋旅館のお風呂に行ってみました。風呂場まで長い長い廊下を通って行きます。まだ夕方で女風呂は私と娘だけ。露天風呂に入ってしばらくすると、蚊の大群に襲われ、慌てて風呂場に逃げ込みました。あーびっくりした。お風呂の後は休憩所で卓球♪ 定番ですよね。肩揉み機や古いゲームなど、昭和の時代で時が止まってるような休憩所でした。温泉を楽しんだ後は清流荘を覗いてみました。温泉プールが見えます。日本で最初の女性専用露天風呂ができたのはここだそう。伊豆旅行を計画した時、清流荘に宿泊というプランも出たのですが、予算オーバーでやめたのでした。清流荘みたいな旅館は館内でゆっくり楽しむところですね。

食事

今回、Goodだったお店を紹介します。

小川家(鰻)  静岡県下田市2-8-14 0558-22-0365
注文を受けてから鰻をさばきます。そのため時間がかかるので予約を入れてからお店へ行くのがベター。私達は予約せずに行ったので1時間弱待ちましたけど、とってもおいしかったです♪ いつもなら娘は御飯しか食べないのですが、この日は鰻も食べました。 

寿司竹(寿司)  静岡県下田市1-21-15 喜久屋ビル1F 0558-22-2026
カウンターだけのお店。お薦めは地魚寿司セット1300円。金目鯛などの地の魚が楽しめます。地魚もおいしかったのですが、穴子がふわふわでとってもおいしかった♪ 穴子のおいしい店ってなかなかないですよね?

旬の味ごろさや(和食)  静岡県下田市1-5-25 0558-23-5638
お刺身の盛り合わせ、ゆばシュウマイなどおいしいもの満載。最後に食べたアジ&魚(なんの魚か忘れたけどもう1種類)のタタキ茶漬けが絶品でした♪ ほんわさ(本物のわさび)がきいててグー! 下田での一押しのお店。

ハプニング

夫と旅行に行くと必ずと言っていいほど何らかのハプニングが起こるのですが、今回は…

2日目の朝、雨だったのでホテルでゆっくりくつろいでいたときでした。私が耳かきをしてると突然娘がドンとぶつかってきて、耳かきが私の耳にぐさり! バリッと大きな音がして、私はその瞬間「鼓膜が破れた!」と叫んで床に転がってました。痛みよりも鼓膜が破れたというショックのほうが大きく、耳を押さえて涙を流す私に夫も動揺。でもすぐにホテルの人に救急車を呼んでもらいました。「大丈夫?!」と聞く夫にうなずく私。痛みはそれほどでもなく、『鼓膜破れたらダイビングができないかもしれない』なんてことを考えている私。女って現実的だなー。もともと痛みに強い私だけど、陣痛を経験したから余計何も怖くなくなったのかしら。でも耳にあてたティッシュは恐くて取ることができない。血だらけだったらと思うと… 夫が濡れたタオルをもってきてくれたので、ティッシュをはずすと血がにじんでいました。流血とまではいかないようです。

そのうち救急車が到着。救急車に乗るのは初めてだという夫。実は私は2回目で、学生の頃急にお腹が痛み出して、友達に呼んでもらった経験が。救急車に乗る頃になると、痛みもおさまり耳も聞こえているようなので少し落ち着いていました。病院へ到着し歩いて診察室へ行けたのですが、救急隊員の人が耳の奥が損傷しているとまずいということなので担架で診察室へ。隊員の方ご苦労様です。診察室で先生が小型カメラを耳の中へ入れて診察。「あ、ここだ、外耳だね、鼓膜の手前」 損傷部は鼓膜の手前で皮がべろっとめくれてるそう。「相当痛かったでしょう」と先生。相当までいかないけど、そういえばショックが大きいときって痛みを感じないんだった。小学生の頃自転車で大怪我したときもショックが大きくて痛みを感じなかったし。おかげで鼓膜は無事ということでホッ。消毒をしてもらって一軒落着となりました。しかし保険証をもっていなかったので全額支払うはめに。保険証はいざというときのため持ち歩かないとだめってことね。

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