スポーツ
やるスポーツ◇ ゴルフ
見るスポーツ◇ 野球 ◇ アメフト ◇ バスケットボール
やるスポーツ
クリーヴランドは各種スポーツとレクリエーション用の施設が大変充実しており、その規模と質では全米227の都市の中で第2位にランキングされています。エリー湖でのウォータースポーツをはじめ、テニス、ゴルフ、クロスカントリースキー、スケート、ハイキング等、あらゆるスポーツを楽しむことが出来ます。
【ゴルフ】
アメリカではゴルフは日本とは全く違ったスポーツに感じられます。日本では1カ月前に予約をし、当日は朝早起き。2〜3時間もかけてゴルフ場へ。プレイ中はキャディさんに追い立てられ、同行の上司にお世辞の一つも言い、前後の組にはさまれてはイライラし、ゲームが終了したらまたもや渋滞する道を2〜3時間かけて、家に戻るのは夜遅くなってから。心身ともに疲れ果て、かかる費用が3〜5万円! アメリカのゴルフはこんなイメージとは180度違います。好きな仲間と気楽にゴルフを楽しむ。ふらっと行ってハーフで帰ってくるも良し、カートを使って18ホールプレイするのも良し。アメリカに来て初めてゴルフが安くかつ楽しいスポーツであることを発見したという日本人も多いようです。
オハイオ州は全米で第6番めにゴルフ場の多い州で、713のコースがあると言われています。これはゴルフ天国フロリダ州の1032は別格にして、カリフォルニア(862)、ニューヨーク(779)等と比較しても、人口比から言って全米トップ水準のゴルフ場密度を誇っていると言えます。クリーヴランドももちろん例外ではなく、ダウンタウンから自動車で1時間程度で行ける範囲でフルサイズのパブリック・ゴルフ場は57ヶ所を数えます。イエローページを見れば68のパブリックコースが名を連ねています。この他にもショート・コースやドライビング・レンジ(打ちっぱなし練習場)が数カ所あります。
料金はプル・カート(手動ゴルフバッグ・キャリング・カート)を使ってハーフ・ラウンド平日$7〜15、電動カートを使ってフル・ラウンドしても、平日ならば$20〜30もあれば十分プレイ出来ます。グリーンフィー以外に、日本のゴルフ場のような諸施設利用費とか荒天手当とかいった実態のわからないような費用は一切取られません。パブリックのゴルフ場にはキャディはつきません。自分でバッグを担ぐか、プルカートか電動カートを借りて、自分でコースを回ります。初心者からベテランまで、小学生からご老人まで、老若男女を問わず、みんなが気楽に自分のテンポで心からプレイを楽しんでいます。各パブリックのゴルフ場にはドライビング・レンジ、プロ・ショップの他、専属のレッスン・プロもいます。30分$20〜35で個人レッスンも可能です。
道具も日本に比べるとかなり安く、それなりの予算で良いクラブを買う事が出来ます。クリーヴランドにはゴルフショップは多々あり、キャラウェイのアイアンセットを$1000ほどで買えます。
見るスポーツ
アメリカには様々なプロスポーツがありますが、アメリカンフットボール、バスケーットボール、野球がアメリカの3大プロスポーツと言われています。幸いにしてクリーヴランドにはこの3大スポーツの各プロチームのフランチャイズがあります。野球はダウンタウンのJacobs
Field、バスケットボールはダウンタウンのGunda
Arena、フットボールも新しくエリー湖の河畔にできたスタジアムで行われます。観戦料はフットボールは$17〜$37くらい、バスケットボールは$15〜$30くらい、野球は$8〜$18くらいです。なお、大リーグのIndians戦のチケットは、95年シーズンの大活躍が災い(?)して、現在のところ入手が非常に困難になっています。(96年シーズンの地元戦チケットは、前年のクリスマスまでに全試合とも一席残らず前売りでsold
outとなってしまいました。)
【野球】
「メジャーリーグ」の映画でもお馴染み地元のIndians
(通称Tribe) は91年シーズンは最下位で不名誉な成績でしたが、92年シーズンはオールスター明けの活躍がめざましく、なんとか4位になりました。そしてストライキ明けの95年シーズンは圧倒的な強さで(年間なんと100勝!)アメリカン・リーグを制し、その人気はアメリカ全国区のものとなりつつあります。97年シーズンにはアメリカン・リーグでNYヤンキースを打ち破り、ワールドシリーズでフロリダ、マーリンズと最終戦までもつれこみました。残念ながら9回に逆転サヨナラ負けをしてしまいワールドシリーズの優勝を逃し、非常に口惜しい思いをしたものです。地元の試合の時は、帽子やTシャツが無料でもらえる日もありますので、そういう日にいくと非常に得した気分になれます。(試合後に打ち上げ花火がある日もあります。)
なおIndians のクリーヴランドにおける開幕戦は、過去20数年間毎年、大リーグのどこのチームの開幕戦よりも多い観客動員数を誇っております。ちなみに93年の開幕戦では7万人の記録を出しました。 Indiansの本拠地、Jacobs
Field →
【アメフト】
シーズンは9月から1月までで、毎週日曜日にほとんどの試合が行われます。毎週土曜日にはカレッジ・フットボールの試合があり、この時期の週末は必ず数局でテレビ中継があります。地元の試合(ホームゲーム)は全て中継されるということはなく、試合日の数日前までにチケットが完売されない場合は放送されません。クリーヴランドのBrowns
は、96年よりボルチモアにフランチャイズを移しましたが、99年に再びクリーブランドに戻って来ました。ユニフォームがその名の通り茶色なので少々ダサいです。
【バスケットボール】
DowntownのGunda Arenaに本拠地を置く地元のCavaliers(通称Cavs)
は、Michael Jordanでお馴染みのChicago Bullsと同じNBAのEastern
Conferenceのチームです。Regular Seasonは11月から4月で、4月末より、東西両地区の上位8チームで行われるプレーオフが6月中旬まで続けられます。96―97年のシーズンは残念ながらCavsは最終戦で敗れてしまい、惜しくもプレーオフ進出はなりませんでした。チケットは$10からで、Bulls戦を除けば、当日買い求めても大体大丈夫です。
なお、97年の6月より女子のWNBAが始まりました。全部で8チームしかないのですが、ClevelandにはRockersがあり、6月から8月までの28試合を戦います。NBAに比べ、料金も安く$6―$15で観戦できます。
Source: WSOM Cleveland 便利帳