番外編 
サラリーマン夢のマイホーム物語

プロローグ
持ち家願望などさらさらなく、どちらかといえば定住志向のない社宅住まいのYさんちに、突然降って沸いてきたマンション購入話。それもこれも発端は、都内で100u、3000万円代で買えるというマンションのモデルルームを訪れたことから始まりました。
都内で100uというマンションは、以前チラシでこの間取りだったら住んでもいいなとYさんが思った物件。ちょうど3世帯のキャンセルが出たため再度広告が入ってきたもの。
アメリカでひろーいリビングを体験したYさんは、日本の家はやたらめったら細かく間取りされているのが気に入りませんでした。どうせ買うなら広いリビングのあるうちに住みたい!というのがYさんの希望。都内で100u、しかも3000万円台なんてどんなマンションなんだろう? いざモデルルームを訪れると、そこはなんとフリープランで洋間を一つぶち抜いて20畳近くの広いリビングを再現した間取り。こういうマンションなら買ってもいいな♪と思いましたが、いざマンションの建設現場に行ってみると、実際キャンセルの出た100uの部屋は2階で前は工場の壁。日当たりも悪そうです。キャンセルした前の契約者が間取りやオプションなどすでに決めてしまって選べないため、不動産屋は3600万円まで価格を下げるということでしたが、、、やはりここは高額のお買物、いくら安いとはいえ、妥協するのはねぇ・・・
というわけで、それをきっかけに他の物件を吟味してみると、いろいろとよい物件があるではないですか♪
価格はもちろん全て3000万円台とはいきませんが、比較的手に届く価格で23区内、駅まで徒歩10分以内、100%平置き駐車場完備、フリープランで間取りを選択でき、南向きで日当たりのよいマンションを見つけました。

仮住まいが得か、買った方が得か?
お金の損得だけで考えると、一生その場所に定住しないのなら、仮住まいの方が得だといいます。さらに社宅が安価で利用できるというならなおさら。ということはYさんちは買わないほうが得かもしれません。しかし、量より質?を選ぶなら、狭い社宅に妥協して住むより広いリビングのあるマンションに住んだほうが、豊かな気分になれるでしょう。
また違った視点で考えることができます。保険と同じですが、賃貸マンションは掛け捨てのようなもので、戻ってくるものがありませんが、購入した場合資産は残ります。建物の価値はそれほどないかもしれませんが、土地の所有権は立派に残るのです。余剰資金を貯金や投資にまわすなら、資産形成と考えて代わりに不動産に投資する、つまりマンションを購入すると考えればよいわけです。

買うなら一戸建て? それともマンション?
これは人それぞれ価値観が違うので一概には言えませんが、Yさんはもともと持ち家願望がなく、狭い一戸建てに住むくらいならマンションのほうがいい、また大規模マンションの共同施設に魅力を感じていたので、迷わずマンションを選びました。

大規模マンションならではの魅力の共同施設及び設備
最近のマンションは販売競争の激しさも手伝ってか、いろんな施設や設備が充実しています。もちろん維持費は管理費として住民が払わないといけないのですが。

◆24時間低風量換気システム: 換気扇を24時間低風でまわすことによって、窓を開けずに外気を取り入れて常に換気を行うシステム。
◆浴室換気暖房乾燥機: 雨の日や夜にお洗濯しても大丈夫、お風呂に乾燥機がついているので洗濯物が干せますし、カビ防止にもなります。冬は浴室暖房に早がわり。
◆浄水システム: 水道水を1次処理器で活性水にして給水します。さらに台所では浄水装置でミネラルウォーターに。
◆ディスポーザー: 下水へそのまま排水するのが問題でしたが、マンション内で一旦浄化してから排水するので、環境問題も安心。
◆インターネット: 100MBの光ファイバーケーブル付き、というふれこみですが、全戸で100MBなので、みなが同時に使用すれば遅いかも。将来的には光ファイバー増設可能とのことでしたが。。。
◆床暖房: リビングには床暖房付き。温水式なので電気式に比べると低コストです。
◆お掃除: 年に2〜4回、窓ガラス、換気扇、レンジ回り、浴室などプロのクリーニングがお掃除をしてくれます。もちろん費用は住民が納める管理費の中から支払われますけどね。
◆ジム: マンション敷地内にジムが設置されます。サウナつき。
◆保育園: マンションの敷地の一角に保育園が設置されます。ただし認可保育園として運営されるため、マンションの住民が最優先で利用できるというわけではないのですが。でも敷地内に保育園があるというだけで、ワーキングママにとっては心強い話。

エピローグ
マイホームなんて縁がないと思っていたYさんですが、やはりいざ購入を考えるとなると楽しいものです。マイホームが決まったあとは、家具はどうしようかなとか、インテリアはこれにしようとか、次から次にいろんな楽しみが出てきたりして。もちろんそのためにお金がまた必要になるのですが、そのお金のために頑張って働こう!というモチベーションが生まれるわけで。。。 いやいや、やっぱりマイホームというのはわくわくするものですね♪

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