親方の
ここだけの話




北海道はそば王国 そばつゆにわさびを混ぜないで
ジャズとタバコと少年と なが―いおそば
ビックリ高校生のアルバイト 10センチの段差





北海道はそば王国

ホームページを開設して気づいたことがあります。それは皆さんが北海道とそばが結びつかないということなんです。そばと言えば信州、これならすんなりうなずけます。でもね、信州のおそば屋さんでも北海道産のそば粉を使っているお店もあるんですよ。生産量の点から考えてもおかしくはない話で、むしろ歓迎すべき現象ですね。ところで皆さんのメールの中に「北海道と言えばラーメンなんじゃないですか」「北海道で何故おそば屋さんなんですか」一番ビックリしたのが「北海道におそば屋さんがあるなんて、知らなかった」ムムムムッ・・・・絶句!。    そのメールが来てからホームページで少しずつ北海道は「そば王国」なんだよ、と宣伝するようにしています。ちょっと皆さん!聞いてよー!ちなみに、北海道はそばの耕作面積・生産量ともに全国断然トップです。夏季に冷涼で雨が少なく、昼夜の寒暖の差があり、まさにおいしいそば作りの最適の条件を備えた大地なんです。品質においても、食味も風味も特に良いことから、北海道のそばは人気絶頂で本州の有名なそば屋さんはこぞって「北海道○○産そば粉使用の店」の立派な看板を掲げています。今や北海道のそばは「美味しいそば」の代名詞なんです。北海道のおそば屋さ〜ん!もっと地元北海道の美味しいそば粉を使いましょうー!北海道のそば好きのお客さ〜ん!もっと地元北海道産の美味しいおそばを食べましょうー!北海道のそば生産者の皆さ〜ん!これからも美味しいそばをどんどん作ってくださ〜い!北海道「そば王国」の独自の文化が進展することを願っています。              親方も一生懸命、美味しい北のおそばを作るぞ―!


そばつゆにわさびを混ぜないで

せいろー おまちどうさまっ お客様のテーブルへ運ぶ。   まず最初にわさびを少々つまんでつゆに入れる。   あーっ!(親方) そのあとなんとかき混ぜる。  あーあ!(親方) またまたねぎを どぼどぼっとつゆの中へ。  はーあ!(親方) つゆが泣いています。あのつやつやとした潤いはありません。どんよりとにごったつゆにそばをほうりこみ、一回転、ニ回転させてから口へ流し込む。  まあたいていのお客様はそうです。そばを食べるのに規則はありませんから。でもちょっと工夫するともっとおいしく食べられるんですよ。   まず最初につゆをほんの少し飲む。一呼吸つゆを味わいながらそのお店のつゆの濃さを判断します。さあ、あなたの口は準備OK、そばへの期待が高まります。   二度、三度はつゆだけつけて食べましょう。ズッズーと口の中へ流しこむ。ニ三度かんで感触を楽しみましょう。のどに流れ落とす頃にふわっと香りと甘みが鼻のほうへゆらいでくれば、それはうまいそばです。後はご自由に!  でも、わさびとねぎはそばのほうへちょこっとつけたり乗せたりしたほうがいいよ。わさび味、ねぎ味、わさびとねぎのミックス味、何もつけない味。せいろ一枚でこんなに楽しめるんですよ。最後にそば湯を入れてそば湯自体の味、つゆのカツオの風味を味わって、あーほんとに幸せだなあ-と思えればつゆさんも満足・満足。




ジャズとタバコと少年と

高校時代のことです。悪友が「おい!俊坊(私のことです)、俺達喫茶店に行くけど、お前も行くか」と誘われ、「こんな学生服着てたらまずいだろ」と聞いたら「学制服の襟を折って中に入れるとスーツに見えて皆で煙草でも吸っていると大人だと思って何も言われん」 ・・・・唖然としながら気がつくと他の二人もすでに襟を中に入れている。・・・・なんとも滑稽な姿である。こんなのスーツに見えるわけがないと思いながら襟を中に入れ同行した。穴ぐらのようなお店に入り「俊坊、お前も吸えよ-」と言って出されたのが赤い箱のチェリーです。セブンスターが発売されるまではチェリーがちょっとかっこいいタバコでした。私にとっては4回か5回目のいたずらタバコだったので咳き込むこともなく煙をくゆらしておりました。突然・・友達に聞きました「この音楽何ッ!」「これはジャズだよ、お前知らないのー」    何故か心臓にビンビン響いてきてすごい音楽だなあと思いました。加山雄三とワイルドワンズのレコードしか持っていなかった少年にとっては、とてつもない衝撃でした。次の日、もう一度ジャズと言うものを聞いてみたいと言う気持ちと、タバコを自分で買って自分のチェリーを吸ってみたいという気持ちから、あの喫茶店に一人で行ってみました。今度は学生服を脱いで。「すみませんチェリーください。」自分のチェリーを吸いながらジャズを聞くポーズ。・・・多少首をうなだれ、軽く首を振る・・ひざと右手の平でリズムを取りながら・・・没頭ー・・・。ん・・・なんだか気持ち悪くなってきた。気づいたらタバコを5本吸っていました。家への帰り道、体がふぅらふら、ふぅらふら。気持ち悪いよ-。      それから30年、そば屋でジャズをかけて自己満足。パソコンに向かうとタバコをひとときも離せない親方でした。
    


なが―いおそば

定休日のお昼はいつも市内のおそば屋さんか飲食店に食べに行きます。他のおそば屋さんに行くのはとっても楽しくてスリル満点です。そこのご主人が私の事を知っている場合もあるし、お客さんの中で知っている人がいて「おっ!丸吉さん、今日は偵察かい」なんて言われたこともあります。   北見地方ではとても有名でずいぶんお客さんも入っているKと言うおそば屋さんに行ってみました。天せいろを注文しました。出てきたおそばをひと眺め。天ぷらは何を使っているのかな。そばの盛り具合は。食器はどんなの。例によってつゆをひとなめり。うーん・・・・わからん。次はそば。のりの付いていないところをひとつかみして目の高さまで持ち上げる・・・・えっ・・・私のそばならもうすでにそばの山から10センチ以上も離れ空中をゆれているはずなのに・・・まだまだつながっている。えーっ!と思いながら頭の高さまでぐうっーと持ち上げた。ビックリまだ先がある。ためしに手を最高に伸ばした!ぎゃー!!まだつながっている。このそばいったいどうやって食べるのぉー!!!・・・・・周りの人が見てないようなので、手で切って(それがそばがビョーンと伸びてなかなか切れない)、手でおそばの先をお猪口へ誘導・・・・・やっと食べれたっ!これが有名店のそばぁ?あったまに きて味も何もあったものでありませんでした。   ちなみにわが国ではそば粉が3割以上のものを「そば」と呼んでもいいというのが「規格」です。つまり小麦粉が7割でもいい・・・・




ビックリ高校生のアルバイト

丸吉には今、三人の高校生の女の子がアルバイトしています。最近入ったk子ちゃん、ビックリ!タオルを洗えない、タオルを絞れない。こう言う風にするんだよ。と教えてあげるがまだぎこちない。じゃあ明日までの宿題だから、家で必ず練習して来るんだよ。アルバイトはこんなところからのスタートです。それにしても今の子供達を教えるのはたいへんです。マッチをすれない・・・マッチの軸を持って一生懸命マッチ箱をたたいてる。包丁をつかえない・・・包丁を上下に動かさないでただ押し下げている。箸を正しくもてない・・・お客さんの中にも相当いるね。ほうきを上手に使えない・・・両手でバットを握るように持っている。ちょっと思い浮かべるとまだまだあるよ。靴ひもを結べない。鉛筆削れない。りんごの皮むけない。顔を洗えない。かなづち・ドライバー使えない。いったいこんなんで日本の将来はどうなるのー!!!でもご安心下さい。あのテレビゲームの指使いのテクニックもってすれば・・・ただ教えてないだけなんです。教えると覚えるのは早いよー・・・・天せいろはーお盆は4番のお盆で、つゆは中のつゆで、ねぎはこの位置で、天丼の場合はこうで、ああで・・・・・あっという間に覚えていきます。それに比べておばはん方はチンプンカンプン。一つ一つ教えるとドンドン吸収していきます。今ではえびの皮をスピーディーにむき、背わたを取り、バキバキ伸ばしていきます。本当に一生懸命な子達です。さあー、明日からまた元気よくいらっしゃいませー!!!


10センチの段差

息子の友達のお母さんからある日電話がかかってきて「これから丸吉さんで食事がしたいんですけど、母が足が悪くて車椅子なんですけど行ってもいいですか?」。 もちろん私は「いいですよ―。テーブルの席を取っておけばいいですよネエ」。その時にちょっと疑問に思いました。何故わざわざ事前に電話してきたんだろう。車椅子で来たらいやな顔でもすると思ったのだろうか。いやそうじゃないな。迷惑がかかると思ったのかな。はっきり答えがでないまま一応楽しく食事をしてもらいました。それから数日後、時々来てくれる車椅子のお客さんについておかみさんが言いました。「さっきの車椅子のお客さん、うちのそばすッごく美味しいって気に入ってくれてるんだけど玄関先が段差になっているから、誰かと一緒に来なくちゃいけないんだって。あそこなんとかするー?」・・・・ああっ!そうかっ!今まで来ていただいてた車椅子の人は皆、あの10センチの段差を乗り越えるために他の人に持ち上げてもらってそばを食べていたんだ!頭をガ―ンと殴られたような気がしました。なさけない!まったくそういうことに気づかない自分がなさけない!そうだ、息子の友達のお母さんから電話があったのもそう言うことだ。あの家族にとっては丸吉に来ることは大イベントだったに違いない。車のトランクから車椅子を出して、そこへお母さんを乗せて、さらにまたあの10センチの段差の所で車椅子を持ち上げる。そして店内に入り、店の人がうろたえることもなく笑顔で迎え入れて、機敏にいすをどけてくれるだろうか・・・・そう言うことが問題なんだ。ああー本当になさけない。お店に段差があるということは「車椅子の方お断り」と言っていると同じことだ!。今まであの10センチの段差を乗り越えてきてくれた車椅子の皆さん本当に申し訳なかった。もういてもたってもいられず、とにかく「車椅子の方お断り」の看板をはずしたくて建築屋を呼びつける。建築屋も本当に車椅子の方の立場に立てないようで、三角の板を置くとか、壁沿いに右斜めに通路をつけるとか、らちがあかないので、知り合いの車椅子の方に来てもらって意見を聞きました。おかげで何とか利用しやすいスロープができました。本当に相手の立場に立つとか相手を思いやるって難しいと身にしみて感じました。        とっても、なさけなーい親方で・し・た。


          

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