作業日誌 Part.7



☆上から最新の作業日誌になっています!



平成15年10月18日(土)  晴れ   ステップバン

なかなか作業の時間が取れないので、本日は仕事を休ませてもらって
ステップバンのエンジン載せ換え作業をしました。
夜中の作業は、この季節寒くて耐えられないので、午前中から夕方までの陽の当たっている時間に完結予定。
まずは、壊れて調子の悪いエンジンを降ろす作業です。
とりあえずエンジン周りの補器類を全て外していきます。
水周りのホース類、そしてカプラー等も外します。
マフラーのエキパイを外し、さあミッションとエンジンを割ります。
ファンベルトとタイミングベルトを外せば、ヘッドが外せます。
更に、私はオイルパンを外します。 ヘッド&オイルパンの無いシリンダー本体は軽く
どこにもぶつかる事無く、簡単にエンジンが降ります。
エンジンを降ろすと、ミッションのクラッチ&フライホイールのおさまる部屋が現れますが
ここが、また油まみれで汚かったです。 とりあえず油汚れを綺麗にして
さあ、用意してあったスペアエンジンを、外した逆の順に組んでいきます。
ここからは、先が見えるので、作業も楽しくなってきます。
各ボルト類もしっかり取り付け、シリンダー側とヘッド側のタイミングを合わせて
タイミングベルトをはめて、エンジンが合体します。
あとはキャブを取り付け、クーラントを入れ、オイルを入れて、更にプラグも新品に交換し載せ換え終了。
エンジンを始動させてみます。 ブォーン!  問題なく掛かり、きちんと吹け上がりました。
エンジンが掛かった瞬間は、いつになっても嬉しいものです。
近所を試運転して、上り坂、下り坂、一時停止、ちゃんと走ってくれるようになりました。
牽引ロープで我が家に引きずられてきたステップバンが、無事にオーナーさんの所へ戻れます。
無事に帰ってくれるといいのだけれど!

私は、エンジンを載せ換える時には、必ずヘッドガスケットを交換するので、エンジンは三分割します。
三分割すると軽くなるので、路上でも庭でも、どこでも一人で作業ができます。
取り外しも、取り付けもボディに当たってキズが付くなんて事が無いのでオススメです。
無理に知恵の輪のようにねじって回して取ると、エンジンルームが傷みますし、腰にもよくありません。
昔は意地になって、エンジン丸ごと外していましたが、今はゆったりと・・・。
腰の強い方とテクニシャンなら大丈夫かな?




平成15年9月27日(土)  曇り時々晴れ   N360

先日、久々にエンジンを掛けたN360でしたが、難なく掛かって良かったと思ったのもつかの間。
改めてエンジンを掛けると、カチンカチンしか音がしません。 まったくセルが回る気配がなく、
あれっ、バッテリーかな?  でも新品のバッテリーなのに。 他のN360にそのバッテリーを繋ぐと勢いよく回ります。
バッテリーでないとすると、面倒だけど、お決まりのセルダイナモかな・・・。
面倒だなと思いながら、そのまま不動では困るので、本日ブラシ交換を!


まずは、新品のブラシを用意して、調整ボルトを緩めプーリーからファンベルトを外します。
そして、ダイナモカバーを外すのにクラクシャフトプーリーが邪魔なので取り外します。
プーリーを留めている12×80の六角ボルトを外し引き抜くわけですが、この六角ボルトが曲者で、なかなか外れません。
これは、なかなか緩まないからと言って、逆ネジではありません。
以前交換した時に、かなりのトルクで締めていると、ちょっとやそっとでは外れません。
こちらも意地になって外しますが、ビクともしません・・・。 仕方がないのでインパクトを持ち出してガガガ・・・。
エンジンがボディに搭載されたままでも、首振りソケットを使えばはまります。
しかし、インパクトでも駄目です。  何をしても駄目な時は、少し頭を冷やす意味で休憩します。
頭がオーバーヒート状態の時に作業を進めると、ろくな事がありません。
やけになって、ボルトをナメてしまったり、力任せにやってボルトを折ってしまったり・・・。
ちょっとは頭が冷えたかなというところで、作業を再開。
クランクシャフトプーリーホルダーでプーリーを固定しながらボルトを緩めようとしていますが、
ちょっとやり方を変えて、ボルトにラチェットレンチを噛ませ、エキゾーストパイプの下側に当てて
ボルトが回らない状態にして、プーリーホルダーを手前に思い切り引っ張ります。
すると長いホルダーの方がトルクが掛かるのか、先程の苦労が嘘のようにくるくると回ってくれました。 
ちょっと考え方を変えてやるだけで、意外に簡単にいく場合もあります!
ボルトが外れれば、もうブラシ交換は終わったも同然です。
古いブラシを新品に交換して、ネジ止めしてスプリングを掛け、後は元通りに組み直します。
しかし、ここで思いもよらず、今まで付いていたブラシが、まだ限界まで使い切っていません。
ちょっと嫌な予感が・・・。 (ブラシが限界に近づくとCHGランプが点灯しますが、今回はお知らせがなかったし)
全て元通りに組んで、さあセルを回してみます。  カチンカチン・・・。
何も変わっていません。  嫌な予感が的中です。
エンジンの掛からない原因は、ブラシではありませんでした。
まあ、我が家にきて、一度もブラシ交換していないN360ですから、様子を見る上でもいいのですが・・・。
よくやる事ですが、思い込みで重症なところから手を付けると、終わってみると
簡単な所が故障の原因という事が、よくあります。
普通は、簡単な所からチェックしていきますよね!  何故か久々の修理が楽しくて、ブラシ交換なんて面倒な
事をしてしまいました。  まあいいか。

さて、問題は解決したわけではないので、次に考えられる所をチェックします。
ブラシではないとすると、レギュレーターとなります。  とりあえずスペアがありますので交換します。
さて、どうかな!  セルを回すと勢いよくエンジンが始動しました。
問題は解決しました。  結局レギュレーターが原因でした。
ブラシも新しくなったし、エンジンも快調だし、可愛がってあげただけクルマは調子がよくなります。
今日の作業は、これにて終了!
レギュレーターは、後日バラシて修理しましょう。

新品のブラシ プーリー ダイナモカバー レギュレーター
スプリングで押さえられて
いるだけです。 配線はビス
留め。4個使用しています。
ブラシを付けた時に、
スムーズにスライドするか
確認してくださいね!
プーリーを固定している
六角ボルトを外すのには
苦労します。外すには
プーリーホルダーが必要
です。 ボルトが外れれば
プーリーは簡単に外れます。
ダイナモカバーは、8mmの
ナット、3本を外せば簡単に
外れます。  取り付ける時に
は、水の浸入を防ぐ為、
ゴムシールを交換した方が
いいです。
これも、N360のブラシ
交換に次いで故障の原因に
なります。カチンカチンしか
いわなかったら、まずこれを
疑ってからブラシ交換した
方がいいかも・・・。
☆ セルダイナモのブラシは消耗品です。  ブラシが減ったまま使用していると本体のローターが傷んでしまいますので
定期的にチェックした方がいいかもしれません。  夜中の突然の始動不良などは困りますから・・・。
また、ブラシ交換はボディにエンジンが搭載されたままでも交換できます。
六角ボルトを外すのに苦労するだけで、後はなにも問題なく簡単に交換できます。
N360にお乗りの方は、一度点検してみてください!
プーリーホルダーは、鉄板を切り出しても代用できます。  プーリーを固定できればいいのですから。



平成15年8月31日(日)  雨   N360

先週、N360の解体をしましたが、時間がなく撮影できなかったので、今日はもう一台バラシましたので、
しっかり撮影いたしました。  作業日誌が見たいとのリクエストに応えて。
最初に内装&外装をはずしていきます。 はずせるモノは全て再使用しますので、丁寧に外します。
次にエンジンの回りの補機類と足回りをバラシ、あとはボディを持ち上げていくとエンジンがストンです。
サブフレームごと降ろしたエンジンを単体にすべく、ネジをはずしていきます。
後は、細かいパーツを外して、ボディのみにして終わりです。
途中から雨が強く降ってきましたので、作業は終了いたします。




平成15年8月10日(日)  曇り   TN360

台風の中、解体屋さんでペダルさんと一緒にTN360のエンジンを、降ろしてきました。
そのエンジンは、モンちゃんのバモスに積む予定ですが、今日はとりあえずバモスの荷台に載せて帰ります。
その前に汚れきったエンジンを少しでも見栄えが良くなるように、せっせと磨きます。
僅かな時間でも、ホコリ&油よごれをとったら綺麗なアルミの地肌が出てきます。
ユニクロメッキされた部分は新品のようです。
載せ替えるエンジンの条件は、持ち主がハッキリしていて、走行距離が少ない。
そして、あまり開けたり閉めたりしていない、手の入っていないエンジンがオススメです。
これもトラックオーナーによくありがちな乗りっ放しで何も手を入れていないエンジンのようです。
この手のエンジンは、すぐに動くでしょう。
勢いで、全部磨いてしまいたかったです。
とりあえず、モンちゃんのバモスの荷台に載せて無事に引き揚げ完了!




平成15年6月6日(金)  晴れ

足回りに作業は進み、今日はブレーキマスターシリンダー&クラッチマスターシリンダーの分解を!
ボディから外したマスターシリンダーのインナーパーツを取り出してパーツのチェックをします。
Seikenさんでインナーパーツの在庫が無いと言うので、カップのみを探し交換する事にします。
外観のわりに、すんなり出てくれました。 ついでにマスターボディを綺麗にしてあげます。
平日の作業は、こんなところで・・・。 ローマは一日にして成らず。  焦らずじっくり、一つずつ!





平成15年4月17日(木)  快晴

とりあえず、キャブに直接ガソリンを送ればエンジンが掛かるとわかったT360ですが、
休日はなかなか時間が取れないので、お昼休みに燃料タンクを外しました。
4月というのに、29度まで気温が上がり、汗ばむ陽気となりました。
あお向けになっての作業は、太陽が眩しいです。

昔のクルマは、取り付けボルトにまで丁寧に、緩み防止に割りピンが差してあります。
これが曲者で、ボディ下にもぐっての作業は大変です。
ピンは思い切って、ちぎってしまいます。 そうして各ボルトを4本外し、給油口との繋ぎのゴムを外し
メーターのユニットの配線を2本外せば、下に降ろせます。
外した燃料タンクは、まず温水の高圧スチーム洗浄機で、内部を綺麗に洗い流します。
中からは錆の固まりと茶色い腐ったガソリンの固まりが出てきます。
高温なので、余計な油分も飛んでしまいます。
こうして、後は内部を覗いてさびの固まりが無くなったのを確認したら、水気をきってエアーを吹いておきます。
この時に、各通路がきちんと穴が通っているか確認します。
確認したところ、燃料を吸い出すパイプが詰まっています。
キャブクリーナーをパイプ内に吹き付けて、アクセルワイヤーのインナーの針金を使って
気長にゴシゴシ突っつきます。 なかなか詰まりがとれず嫌になって、こんなタンク要らないと思うのですが
なにせ旧車は、タンクといえど大切な物です。 スペアが無いので諦めず、ひたすら突っつきます。
なんとか貫通しました!  これで、燃料も吸ってくれるでしょう。
ついでに、もともとの吸い口が、タンクの一番底にあったので、ゴミを吸わないように、少しずらしておきました。
洗浄したあとは、お馴染みの『花咲かG』をタンクに入れて、薬品によってサビとりを行います。
とりあえず1日ほど、寝かす事にします。
エンジンOK、キャブOK、燃料系統がOKになれば、エンジンは無事にかかります。