作業日誌 Part.8




☆上から最新の作業日誌になっています!



平成16年5月2日(日)  晴     N360

ゴールデンウィークには、ホンダなかよし倶楽部の会員さんや、見学の方が遊びに来ましたが、
作業日誌ネタもやっておかないといけませんので、簡単なキャブ磨きでも!
この位の外観磨きは、15分もあれば簡単にできます。
専用のクリーナーで汚れを落とし、各部の隙間に入った汚れは、エアーによって吹き飛ばします。
あとは手作業によって、ゴシゴシ磨くのみです。
これ以上磨くのなら、機械を使ったバフ磨きになりますね。
私は磨きマニアではないので、この辺で・・・。
このキャブは中も掃除を済ませてあります。
今日は病み上がりなので、作業はこの辺で。




平成16年4月29日(木曜祝日)  晴     N360

本日は、前回とりあえずエンジンが掛かったものの時間切れだったN360を整備します。
交換したキャブは、掃除をしないまま取り付けてしまったので、フロート室は開けていなかったので、
今日は再度取り外し、バラしてみました。  やはり中がガソリンの腐りと粉を拭いていて、やっと掛かったという感じ。
あれっ、フロートの軸の付け根が折れています・・・。 これでは駄目ですね〜。
ガレージにあった部品取りのキャブを数個持ち出して、いい所取りして組み付けました。
加速ポンプのダイヤフラムも、カチカチでヒビ割れしていたので、使えそうなモノと交換し、なんとか完了。
さて、燃料タンクは掃除していませんから、ゴミが詰まっては困るので、サブタンクを用意し、そこからガソリンを供給します。
これで調子よくエンジンが掛かってくれないと困りますよ〜。
セルを回すと、勢いよくエンジンが回ってくれました。アイドリングも安定していて良さそうですね!
あれっ、CHGランプが点いていますね・・・。 次はブラシの交換をしなければ。
不動車を眠りから起すのは、なかなか思い通りにいきませんね。
エンジンが掛かると、次は気分を変えて内装品でもイジリますか。
まずは、メーターがN3のタイプが付けられていたので、本来のN2のタイプに交換します。
タコメーターもツインキャブに合わせて、レッドゾーンが9000rpmのタイプに。
汚れたシートをゴシゴシと磨いて、少しは見栄えもよくなってきました。
中の次は、外装の欠品パーツの取り付けです。
なんとも間抜けな顔だったN360ですが、ヘッドライトとフロントグリルを取り付けたら、少しはカッコ良くなりました。
点灯チェックもOKです。  これでも、何か足りません?  フェンダーミラーがありません。
せっかくですからエスハチタイプのミラーを付けてみました。
昼ご飯も食べるのも忘れて作業していましたが、あっとゆう間に日が暮れてしまったので、今日はこの辺で。
次の課題が見えてきました。  最後に自走するところまでいきましたので良しとしましょう。




平成16年4月25日(日)  晴れ   LN360 & N360

今日は、不動車であったLN360とN360の始動にチャレンジです。
まずは開かずのボンネットの開閉から。
ボンネット固定金具を受ける側の金具がスライドせず、開けても開かず、閉めても閉まらず状態をCRCによって
滑らかにスライドするように改善しました。 潤滑剤によって閉まって開くようになったものの、今ひとつ。
ボンネット開閉のワイヤーの取り回しが間違っていたために、うまく開きません。
正規の通し方に戻し、開け閉めがスムーズになりました。 これで問題を一つクリア。
さて次は、キャブでも掃除してみますか!
あれっ、このキャブオートマ用のキャブですね〜。
直しているLN360はオートマではありません。 ステー等が異なります。
違うのが付いていると面白くないので、手持ちのキャブを出してきて掃除して取り付けました。
キャブを変えても火が出ないのかエンジンは始動しません。
プラグを交換し、ポイントを紙ヤスリにて整えて、さあセルスタート。
ヴォ〜ン!  快調にエンジンが復帰しました。  アイドリングも安定し、セルも一発で掛かるようになりました。
なんとかブレーキも効くので、庭を走らせてみます。
とっても調子が良くなりました。  エンジンが掛かると、あとは欠品パーツの補充と外装の仕上げです。
エンジンが掛かって、走れるようになると疲れも吹っ飛びますね!  一件落着。



さて次は、もう一台の不動車、N360です。
これもボンネットを開けて覗いてみると違和感があります。 ツインキャブ車ですがZ360用のキャブ&ステーが付いています。
これも面白くないので、N360用のツインキャブに交換します。
様子見にアクセルペダルを踏むと、どこかに引っ掛かって全開になりません。
これではいけませんね。・・・。  早速、本来のN360のキャブに交換しケーブルの取り回しを確認し、
アクセルペダルを踏んでみます。  あれっ、なんか違和感。  アクセルペダルを見てみると途中で折れ曲がっています。
これも手持ちがあったので、交換してみました。 さて、スムーズにアクセルが踏めます。
次は、とりあえず装着したツインキャブをせっかくですから綺麗にしました。
ホコリと油の掛かったツインキャブをシコシコと磨いて、なんとか見れるようになりました。
ちょっとの作業で見違える程に綺麗になります。
外観はともかく、バラして中身の洗浄をやりました。 長年の在庫キャブで、がっちりと固着して動きませんでしたが
キャブクリーナーによって洗浄すると中身も綺麗に。
さあ始動させてみます。  ブォ〜ン!  エンジンが掛かりました。
しかし、ちょっとオーバーフローしています。 再度キャブの中を開けて掃除をしなくては。
今日は疲れたので、この辺で・・・。  両方とも生き返ったのが何より楽しいです。
動いた瞬間は、いつも快感ですね。

何も手を掛けていないクルマの整備は、とてもやり易いですが、何人ものオーナーによって手を掛けられたのは
元の状態&調子を戻すのには大変です。まずは間違え探しから、少しずつ本来の姿にしていきます。
まるで違うタイプのキャブが当然のように付いていると気づくのに時間が掛かりますが
そんな状態では無理が掛かっています。 ワイヤーの取り回しなどが不自然で、スムースに動かなかったり・・・。
どのパーツも違和感なく作動するようにしてあげないと、何をやっても調子は回復しませんね。




平成16年4月3日(土)  晴後雪     モンキーZ50A (エンペラブルー)

自宅での作業は、今年初ですね!
庭の雪もやっと融け、作業でもしようかなと思える暖かな陽気となりました。
かと言って、そんなに重整備はやる気にならないので、モンキーでものんびりと磨きますか〜。
ハンドルやウィンカーなど、メッキパーツなどは、しばらく放置されているとサビがポツポツと出てきます。
これをそのままにしておくとサビが進行して、根をはり、かなり深くまで侵食してしまいます。
小さなサビなら、磨いて消してしまう事ができるので、早めのうちに手当てしましょう。
今日の作業用のモンキーは、そんなに深いサビではないので、まずはボンスターでメッキ部分を擦ります。
このボンスター、どこでも手に入りますし、そして何より安いので重宝です。
ゴシゴシ擦っても、メッキに傷が付くこともありませんし、サビの部分だけ削れてくれます。
完全にサビている部分は再メッキしないと駄目ですが・・・。
ある程度サビが取れたら、あとは粗目のコンパウンドを使って磨きます。
そしてタオルで乾拭きして、メッキもピカピカになりました。
暖かな日差しのもと、バイクを磨きながらの日向ぼっこは、とても心地よいです。
長〜い冬が、まるで嘘のように感じます。
さあ、ちょこっと近所を・・・!  Z50Aのダウンマフラーから聞こえる独特の排気音で、トコトコと走ってきました。
現代版モンキーとはちょっと違う、独特なエンジン。
パフパフ言っているようなエンジン音は、とてもホノボノとします。
普通は具合が悪いと言うのかな?
私はシャラシャラしたエンジン音よりも、非力なパフパフしたこのタイプがなんとなく好きです。
ちょっと表現が違うかな・・・。
たいした事をしていないのだけれど、なぜかホッとする楽しいひと時です(ニコッ!)
夕方前には、天気も一変!  雪が舞ってきたので作業は終了。
趣味は、お天気と気分次第というのが気楽でいいです。




平成16年2月26日(木)  曇り時々雨  後雪   ライフGFL 49年型

さて、今日は昨日の続きを!
現在の状況が把握できましたので、自宅から必要な工具を準備していきます。
と言っても、プラスドライバー・ラチェットレンチ・キャブクリーナー・スパナ・コンプレッサーですが。
実家に着いて、まずエアーの足りない交換したタイヤに、コンプレッサーでエアーの充填をします。
きちんと入って、腰がシャンとしたように、しっかりと立ち上がりました。
次は、キャブを取り外して、バラバラにバラシます。
各通路にキャブクリーナーを吹き付けて、エアーが通るか確認していきます。
フロート室を開けると、オーバーフローの原因となった、フロートバルブの固着とフロートが固まっていました。
フロートがスムーズに動くようにして、フロートバルブも固着をとって、あとは元通りに組み直します。
さあエンジンにキャブを取り付けて、始動チェックです!
昨日は、セルを回してもプスン・プスンしか反応しなかったエンジンが、ブォンと息を吹き返しました。
燃料ポンプもきちんと止まります。 フロートもフロートバルブもしっかり働いているようです。
きちんとチョークも働き、アイドリングも安定しています。  無事に復活しました。
やはり道具がないと作業が進みませんね〜。  コンプレッサーは私にとって必需品です。
昨年、購入した小さなコンプレッサーは、移動もラクで重宝します。
少し時間をおいて、再度エンジンを掛けてみましたが、すんなりと一発で始動してくれます。
ブレーキはスカスカでしたが、間に合わせに、ブレーキ液を入れて、踏み代を出してOKと言うことで。
これで、いつでも移動できます。 仕事の合間をぬっての作業は、時間が掛けられずハラハラです。
本当は時間があれば、のんびりとクルマと対話をしながら作業をすると楽しいのですが・・・。
やらなければいけない事が山積みで、これだけに時間をさけないので、仕方がありませんが。
3月いっぱいに、あと7台直さなければ・・・。 10年近く寝ているものがほとんどなのに
平日のあいた時間では、全然足りません。 年度末は、仕事も忙しいし、手が足らないな〜。
とりあえず1台はOKと言うことで、少しホッです。
次は、ステップバンの移動準備をしないと!  今年は、春からステップバンにでも乗ろうかな〜。




平成16年2月25日(水)  晴れ   ライフGFL 49年型

今日は、実家に置いておいたライフの始動に行きました。
昔、私が購入し、母と父が具合が良さそうなので乗りたいとの事で、乗ってもらっていたライフです。
クルマは、動かしていた方がいいですし、私も一台分のスペースが浮きますので・・・。
しかし、その後、母が亡くなり、そして父も亡くなってしまったので、乗り手のいないライフは、段々と寂しい姿に。
私も気にはしていたのですが、自宅にも場所がなかった事から、実家にそのまま置いておきました。
兄から移動さしてくれと言われなければ、きっとそのままにしておいたかもしれませんが、
ついにどかしてくれとの言葉が出たので、移動の準備です。
かれこれ6年以上動かしていないので、すんなりと動くとは思いませんが、少し期待しながら
バッテリーを交換して、キーをひねります。  コンコンコンコン・・・。
燃料ポンプが動きっぱなしです。 キャブが駄目そうです。
せっかく来たので、四輪ともパンクしてペチャンコになったタイヤを交換します。
このタイヤも実家に置いておいたものです。  とりあえず履いてみましたが、エアーが足りません。
結局、キャブもタイヤも、駄目なので、改めて道具を持参して出直しとします。
今日は、とりあえず様子見で、うまくすると、何もしなくても・・・、そんなに甘くはありませんでした。
また、明日!