平成16年6月19日(土) 曇り N360 &バモスホンダ | |||
〔N360 公道復帰編 その1〕 今日は、長年不動のN360を引っ張り出してきました。 屋外&木の下での保管でしたので、ちょっと汚いですね・・・。 でも外装は程度が良い方なので、ベースとしては申し分ないと思います。 きっと良い仕上がりになるでしょう。 さてさて、まずこの定位置から自力にて脱出しなければいけません。 自分で動けないクルマは綺麗にはなれませな! そう言い聞かせると不思議なモノで、どのクルマも素直に動いてくれます。 このN360は、どうかな? まず、キャブの様子を見てみます。 そんなに悪くなさそうなので、簡単に掃除してOKとします。 キャブがOKなら、次は燃料タンク&ポンプを使わず、サブタンクにてエンジン始動させてみます。 (この時、突然燃料タンクからガソリンを供給させると、タンク内の掃除をしていないので詰まらせる原因になります。) しばらく振りの始動には、バッテリーを充電させて勢いよくセルダイを回してあげます。 チョークを引いて、セルを回し、キュルルルル・ブォ〜ン! 調子よくエンジンが掛かりました。 アクセルを吹かすと、スムースに吹け上がってくれました。 しかし、マフラーに穴があいているようで、排気音が大きいですね・・・。 これは、マフラー交換ですね〜! 楽しみが増えました。 一つの作業をクリアすると、次の作業の指示がクルマから出ます。 クルマを興すのも、クルマと相談しながらと言う事ですね! さてエンジンも始動したので、場所を移動して、作業のし易い場所へ。 長年のアカをここで綺麗にしてあげます。 たっぷりカーシャンプーを付けて汚れを丹念に落としてあげました。 綺麗なボディになると、ボディの直さなければいけない場所も見えてきます。 内装も確認しながら、何が必要で、何から手を付けていくか、頭でプランを練っていきます。 まあ、作り始めるときには、私の中で完成写真がイメージされているのですが。 でも、完成イメージに近くなるかは、予算次第なんですが・・・。 とりあえず、お腹もへったし、喉も渇いたので、今日の作業はこの辺で・・・。 つづく |
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午後の部 | |||
N360を始動させて、洗車までしたら作業を終了する予定でしたが、お昼を食べたら元気が出ました! ガソリンを給油した感じかな? N360に並んで不動にしていたバモスホンダも気分転換に移動させましょう。 これもキャブの掃除から。 キャブ内部が茶色のガム状になっていて動きが悪かったので洗浄します。 綺麗になってエアーが貫通したところで組み付けます。 さて、毎度のように、サブタンクからガソリンを送ってエンジンを始動させてみます。 まだ 2万キロしか走行されていないエンジンは、勢いよく掛かってくれました。 キャブもエンジンも良さそうですね! このバモスもマフラーが駄目ですね・・・。 違うマフラーが付けられていて、更に爆音です。 純正のマフラーを装着しなくては! これも動いたので、気持ちの良いところで、今日はやめておきましょう。 久々の作業も楽しかったです。 次回が楽しみな終わり方でした・・・。 これまた、つづく! |
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平成16年6月5日(土) 曇時々晴れ ライフワゴン ホンダマチック | |||
十数年車庫で眠っていたライフワゴン。 このライフワゴンは、ホンダ独自の自動変速機を備えたホンダマチック。 まあライフなら、不動車でも簡単にエンジンが掛かるだろうと、時間の合間にちょっと手を掛けたのが先日の事。 バッテリーを繋いで、ガソリンを入れてキーをひねります。 コンコンコンコン・・・。 燃料ポンプが止まりません。 キャブがオーバーフローしちゃってますね。 これではエンジンは掛かっても吹け上がりませんので、キャブのOHをしないと! 十数年不動で、そんなに簡単に目覚めるわけはないですね。 今日は、先日キャブの不調がわかったので、キャブをエンジンから脱着し、バラスところから始めます。 ライフのシングルキャブには2タイプありますが、このキャブは後期タイプです。 一度もバラした事が無いのか、完全に張り付いてしまって上下に分割できません・・・。 ショックハンマーでキャブボディに傷をつけないように、コンコン叩いて、なんとか分離できました。 あとは通路と言う通路をチェックしながら、エアー&キャブクリーナーを吹いて貫通しているかチェックしていきます。 貫通せずに詰まった状態の穴は、なるべく細い針金などでゴリゴリやる事をせず、それは最後の手段として、 泡状のキャブクリーナーを吹き付けて、しばらく置きます。次に液状のキャブクリーナーにて洗い流します。 最初は詰まって通らなかった穴も問題なく貫通しました。 あとは元通りに組み立てて、エンジンに取り付けです。 さあ、再始動のチェック! ブォ〜ン! 無事に掛かりました。 なかなか具合が良さそうです。 回転もスムースに上がりますし、安定しています。 燃料ポンプも一定間隔できちんと働いています。 エンジンが掛かると、やはり面白いですね。 次はブレーキのカップ交換と室内外の欠品パーツの補充を。 夕方5時過ぎの慌てた作業の割りに、作業がスンナリいって気持ちがいいですね〜。 |
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平成16年5月15日(土) 晴のち曇 LN360 | |||
平日にスペアにあったタンクを掃除しておいて、休日に一気に交換と思い、LN360をジャッキアップして、 安全の為、リジットラックを掛けて下側に潜ります。 そして燃料ラインを確認してみます。 アレッ、エンジンルーム側でガソリンがチョロチョロしか出なかったのに、タンク側では勢いよく綺麗なガソリンが・・・。 一般的な症状で、ガソリンタンクが駄目なのだと思い込んでいたのですが、エンジンルーム側に問題が? 早速、エンジンルーム側にある、燃料ポンプ&燃料フィルターを取り外しチェックしてみます。 これまた・・・。 取り外してみるとどこから持ってきたのか、かなり大きな燃料ポンプが付いていました。 こんな大きな燃料ポンプが車体に綺麗に取り付けできませんので、強引に片側だけボルト留めして、もう片方は針金留・・・。 そして強引に取り付けた分、燃料フィルターへの繋ぎのホースに無理が掛かって折れ曲がっています。 また、このホースもホームセンター等で売っている耐油のビニールホース。 これでは、すぐに硬化してカチンカチンに。 きちんとゴム製の耐油ホースを使わないと! 燃料フィルターも古くて詰まり気味でしたので、新しいフィルターに交換します。 燃料タンクからガソリンが流れてきても、燃料フィルターのホースのところで折れ曲がって、流れが悪くなっていたのですね。 これでは、いつでもガス欠状態ですね・・・。 燃料ポンプなども、きちんとしたモノを取り付けて欲しいものです。 きっと、折れ曲がったホースに気ずかず、燃料ポンプが容量不足と思って大きなモノに交換したのかな?? やはり決められた場所には、決められたモノを。 そして、仕方なく付ける場合には、無理の掛からないように。 ホースが折れたままとか、ビニールホースはいけませんね。 燃料系は安全確実に。 さてさて、正規のモノを正規の場所へ取り付けて、エンジンの始動チェックをしてみます。 コンコンコンコンコン、きちんと燃料ポンプがガソリンを送って、ポンプも止まりました。 さて、セルを回してみます。 ブォ〜ン! らののようです。 さて、走行テストしてみます。前回は、前後に行ったり来たりでしたが、足回りを交換しているのでハンドルを切った時の確認を。 ありゃりゃ・・・。 じゃっきアップしての動作確認では音も出ていなかったのですが、 実際に走行して、ハンドルを切ったりすると、ゴトゴト音が。 合わせホイールから一般的なホイールにする為に交換したパーツが 相性が悪いようです。 微妙に違うのですね・・・。 せっかく交換しましたが、戻してみます。 面倒でも、実際の走行で音が出るのでは困りますから。 結局、元の足回りに戻しました。 また時間のある時に違いを確認。 やはり実際に走行してみないと、負荷が掛かっていないのでわからないものですね。 テストは必要ですね! 今度は、元の合わせホイールに戻した状態で、走行テスト。 直進・そしてハンドルを切っても、何の音も出ませんね。 やはり、交換した足回りが異音の原因でした。 N360系のパーツは、似たように見えて、パーツの種類が多いですから・・・。 普通にエンジンが掛かって、普通に走れて、だいたい正常な状態に戻ってきました。 現在ブレーキを踏めば、なんとか効く状態ですし、ホイールシリンダーからのブレーキ液漏れもなかったので、そのままです。 あとは車検を取る時に、ホイールシリンダーのカップ交換やブレーキシューの交換をすれば路上復帰できますね。 ボディの色剥げ部分の補修、フュエールリッドの取り付け部分が折れているので交換と、あとは内装のチェックですね。 固着していて、可倒式のはずが倒れなかったリアシートの金具を調整して、きちんと動くように直して、 リアシートがフラットになりました。 ついでにアーマオールを塗って綺麗にしてあげます。 ダッシュボードや内張りなどもアーマオールにて磨いてあげます。 ダッシュボードを磨いていると、アレッ? ライトスイッチが違っています・・・。 これも正規なスイッチに戻しておきましょう。 やはり、色々な方を転々としたクルマを復帰させるのは大変ですね。 いろんな所に手を入れてあって。 それもキチンとした形で手を加えてあれば全然問題ないのですが、やってはみたものの調子が悪くなっちゃった・・・。 これが一番困ります。 調子が悪くなるから転々とさせられるのですが、また次の人が手を加えるので、ややこしい。 やはり基本に一度戻さないと、調子の悪いのは原因もわかりませんね。 誰かが一度戻しておけば、次のオーナーさんは、きっと楽だと思います。 なかなか間違い探しも難しいですし。 解っていて交換するのと、なんだか解らなくて、とりあえず交換してみろでは全然違いますね・・・。 このLN360も、誰が掛けても普通にエンジンが掛かって、普通に走れるようになりました。 一般公道にての長期走行テストをしていないので、徐々には問題も出てくるかもしれませんが、それも旧車乗りの楽しみです。 このLN360の作業は、そろそろこの辺で。 あとの不動車が詰まっていますので・・・。 |
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ジャッキアップして・・・ | 用意したタンクとホース | こんな大きなポンプは必要ないですね | 新しく替えたフィルター |
耐油ゴムホース | 最近は角メーターも好きだな〜 | 交換したライトスイッチ | 結局、元の合わせホイールに・・・ |
平成16年5月12日(水) 晴れ LN360 | |||
週末の作業だけでは全然時間が足りず、作業が進まないので、ちょっとお昼休みに出来る事を。 出来る事は平日のうちにしておいて、週末に一気に交換という段取りで・・・。 不動車だったLN360ですが、とりあえずサブタンクからのガソリン供給でエンジンは快調に掛かるようになりましたので、 次は、普通にタンクからガソリンが流れるようにしてあげたいと思います。 長年使用されていなかったクルマは、たいてい燃料タンクがサビだらけで、そのままでは使い物になりません。 運良くエンジンが掛かっても、タンク内に堆積したサビの粉や粒が燃料ラインやキャブに詰まってエンストに・・・。 それでは安心してクルマに乗れ載せんね。 やはり不動車興しの基本は、脱着してタンク内の清掃ですね。 一般的に、まずはタンクを脱着し、細かいパーツは清掃する為、取り外します。 メーターのユニットもネジを外して別にサビ取りをします。 タンク本体のみになったところで、温水式のスチーム高圧洗浄機にて、内部を丹念に洗います。 高圧なので、タンク内部のザラザラしたサビを綺麗にしてくれます。 流れ出るサビた粉や黄色い色が、白くなるまで続けます。 内部を見てサビが取れていればOKです。 このタンクはスペアにあったものを使いましたが、綺麗そうで、かなりのサビの粉が出てきました。 バケツ一杯程のザラザラ粉が出たでしょうか・・・。 綺麗に見えても長年のサビは回りに堆積しています。 これがキャブに流れると思うと、ぞっとしますね・・・。 乗る前にはタンク清掃は必ずした方がいいですね! 本当は、ここでサビ取り液で薬品処理の上、コーティングすれば完璧なんですが、時間の都合上、塗装のみで。 燃料計のユニットも、まっ茶サビでザラザラしていましたので、これは薬品処理してサビをとりました。 私は気が短いので、漬け置きなんてしていられないので、薬品の中でジャブジャブ洗いながらサビをこすり落とします。 その場で写真のように綺麗な地肌が出てきます。 あとは組み付けて完了! エアー抜きのホースは硬化して、ほとんどのN360に付いているホースは再使用できません。 中には、短くなって外れているものもあります。 その状態では、ガソリンを満タンにした時に、坂道で少々ガソリンが溢れ出たり、ガソリン臭さが室内に充満したり・・・。 そんな状態のクルマは、このホースを新しいモノに交換してくださいね! このホースは、燃料タンクから、ガソリンの給油口の横まで繋がっています。1m位かな? 当然、このLN360も新しいホースに交換します。 あとは、週末に取り付けて、燃料ラインの確認をすれば、普通にエンジン始動できるかな〜。 |
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平成16年5月5日(水) 雨のち曇 モンキーZ50A | |||
今日は、ゴールデンウィークの最終日。 しかし、外は生憎の雨降り・・・。 疲れも溜まっているので、のんびりと休養でもしますか。 コタツでゴロ寝していると、あっという間に夕方に。 貧乏性なのか、何もしないで1日終わると損をしたような気分です。 外をみると雨が上がっています。 これは最後に何かしなくては! と言っても日の暮れが近づいているので、そんな大きな作業は出来ませんので、軽い作業でも。 前々から気になっていたモンキーのフロントフォークの破れたブーツの交換をしてみました。 このブーツ、左側は簡単に交換できますが、右側はフロントブレーキケーブルの取り付けステー部分が邪魔をして ちょっと一手間掛かります。 内部を抜き出しポンチによってスプリングピンを抜いて分離します。 分離すると、ブーツが取り外せます。 そして新品のブーツに交換し、バラした逆に組んでいけば完了です。 この抜いたピンを入れるときには、入れる穴の位置に注意が必要です。 間違うと180度回転してしまいます。 ブレーキケーブルを取り付けるステーが後ろに来なくて、前に向いてしまいます。 私も、よくウッカリやってしまいます・・・。 左右とも無事に新品のフロントフォークブーツに交換が完了し、気分もスッキリしました。 連休最後の作業には、軽い作業で良かったのかな〜。 長いような短いような黄金週間が、あっという間に終わっちゃいましたね・・・。 |
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平成16年5月3日(月) 曇り時々雨 LN360 | |||
今日は薄曇でハッキリとしないお天気でしたが、朝から日暮れまで作業をしました。 途中、雨に降られて散々でしたが、なんとかキリのいいところまで。 不動車から一転、実動車になったLN360ですが、LN360は合わせホイールが使われています。 しかし、合わせホイールではアルミが履かせられず、ちょっと遊べません・・・。 そこで、私のLN360には、皆足回りを換えて一般的なホイールが履かせられるように変更しています。 このLN360も毎度の事ながら交換いたしました。 そして交換ついでにホイールハウス内とドラムを綺麗にしてあげました。 本当はホイールシリンダーまでOHしてあげればいいのですが、先があるので省略。 ドラム内を確認すると、ブレーキシューが剥がれ落ちています。 まあ古くなると、よくある事ですので、スペアのシューと交換して組み付けます。 せっかく履かせるホイールもサビを落としてシルバーに塗装して装着いたします。 ちょっと手持ちに渋いシルバーが無く、明るいシルバー色になってしまいました・・・。 サビているよりはいいですよね! あとは組替えた足にホイールを付けて1本完了! この作業を四輪とも済ませて、今日の予定は終了です。 ホッ。 とりあえず新しく組んだ足の様子を見る為に、前後に走らせてみます。 ガガガガガ。 アレレッ。 ホイールを組んだらフロントから擦る音がします・・・。 慌ててフロントを持ち上げて確認すると、純正ホイールにバックプレートが当たっています。 何台か組替えていますが、ピッタリの時もあれば、ちょっと違う場合も。 今回は、純正ホイールを履かせるのにはバックプレートを再交換しなければいけないようです。 ですが、アルミホイールを履かせるには、なにも問題はありません。 今日のところは、とりあえずアルミを履かせる事にしました。 変更が多いクルマは、こんな時に困りますね。 四輪ともアルミを履かせ、試運転! 今度は、スムースに動きます。 OKのようですね。 すっかり陽も暮れたので作業は終了。 濡れた身体と、油にまみれた手をサッパリすべく、家族で近くの温泉に! 一日の疲れも取れますね〜。 温泉後には、風呂上りのコーヒー牛乳でも飲みますか。 アレッ、売り切れてるよ・・・。 こんなところにゴールデンウィークの影響が。 ちょっとガックリ。 |
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