EPoX BX6SE Rev0.31 & GBrivaTNT |
EPoX BX6SE Rev0.31での、GBrivaTNT
のクロック耐性。予想以上o(^-^)o
Takapen Signed : 2000.10.05
EPoX BX6SE Rev0.31 を入手しました。
細かいFSB設定を試したくて、BX6SEをオークションで入手しました。
BIOSから、FSB(1MHz単位)、Vio、Vcoreが設定できます。
ノース;KOREA、サウス;MALAY、ロット;0002、ClockGenerator;RTM520-39D。
うわさに違わず、いろいろ遊べる、楽しいボードですね。
BIOSから、FSB(1MHz単位)、Vio、Vcore を設定できるのは、
なんと言っても便利で、オーバークロックのテストをするには最適ですo(^-^)o
ただ、私はメイン機としては、引き続きP2B-Fを使用するつもりです。
理由は、メモリー周りの設定とスピードが、P2B-Fの方がすぐれているからです。
BX6SEのBIOSでは、「SDRAM MA Wait State」は「Normal」固定です。
メモリーの設定を「North Bride Tune」や「Wpcrset」で、「Fast」にできますが、
それでも、SuperπのタイムはP2B-Fに劣ります。
FSB120、河童セレ533A-960、Memory128MB*2、2-2-2-8Fast π104万桁 P2B-F 2分13秒 BX6SE 2分26秒 |
この結果は、BX6SEが遅いのではなく、P2B-Fが異様に速いのです。
耐性報告を参照しても、BX6SEの2分26秒は、決して遅くはありません。
動作クロック・FSBからすれば、速い方だと思います。
さらに、下の検証にあるとおり、AGPの通りはいいですし、
評判では、メモリーの通りもいいはずです。
私は、テスト用として、別ハード・ディスクにBX6SE用の環境を作りました。
GBrivaTNT
の予想以上の耐性
今後の高FSBでの、オーバークロック実験のネックは「GBrivaTNT」とにらんでいました。
発売以来2年近くが経過し、耐性は良くないと言われていました。
私は、3Dゲームをやるわけでもありませんので、現状、何も不満はないのですが、
高AGPクロックを考えると、そろそろ「GeForce2 MX」でも買おうかと思っていたのです。
そこに、「TNTが、FSB100、AGP100で動いた」という情報をいただきました。
私のP2B-FとTNTの組み合わせでは、TNTcore112MHz
Memory124MHz の設定で、
AGP100でWin98起動OKでしたが、3D系のベンチマークはNGでした。
サイド・バンド転送を切る。AGP×1モードにする。CoreとMemoryのクロックを規定まで下げる。
などの方法で、耐性を上げることは可能ですが、ちょっとくやしい(-o-)y-゚゚゚。
P2B-Fでは、細かなFSB/AGPの設定ができませんので、耐性はAGP95〜98の間と踏んでいました。
そこで、BX6SEでTNTの耐性を測ってみました。
狙いは、Vio可変です。AGPに供給される電圧は、メインメモリーとともにVioです。
Vioを上げれば、AGPの耐性があがるのでは?と踏んでの実験です。
Vio | AGP1/1 | Win起動 | FR完走 | AGP2/3換算 | |
P2B-F | 3.46V | 100MHz | ○ | × | |
BX6SE | 3.45V | 100MHz | ○ | ○ | 150.0MHz |
102MHz | ○ | × | |||
3.50V | 103MHz | ○ | ○ | 154.5MHz | |
105MHz | ○ | × | |||
3.55V | 105MHz | ○ | ○ | 157.5MHz | |
106MHz | ○ | × | |||
3.60V | 106MHz | ○ | ○ | 159.0MHz | |
107MHz | ○ | × | |||
3.65V | 107MHz | ○ |
○ |
160.5MHz | |
108MHz | ○ |
× |
|||
3.70V | 108MHz | ○ |
× |
BX6SEは、P2B-Fに比べて、AGPの通りはよいようです。
予想通り、Vioを昇圧すると、AGPのTNTの耐性は上昇します。
Vio電圧を上げていくと、TNTのAGP耐性は上昇していき、
3.65V当たりで「107MHz」でほぼ飽和する曲線を描きます。
これには驚きました。
AGP*2、サイドバンド・オン、Core112MHz、Memory124MHzの、Maxの状態で、
私のTNTは、最大107MHzまで追随してくれたのです。
AGP分周2/3に換算すれば、FSB160.5MHzまでOKなのです!
GeForce2MXを買う気が、一挙に消えうせました。
この成果だけで、BX6SEを購入した元がとれました。
GeForce2MXを、なにも検証もせずに買うより、BX6SEは安いのですから・・・。
P2B-FのVio可変への欲望・・・
以上の結果から、「P2B-Fでも、Vioの昇圧加印ができれば・・・」の仮説が、生まれました。
ここは、やるしかないですね(∂∂)♪。
実は、すでにその方法も、パーツも以前から手配済みでしたo(^-^)o。
と、いっても改造には、5KΩの可変抵抗が必要なだけですが。
そして、やってみました。
結果は・・・、次の記事に続くということで、お楽しみにしてくださいm(._.)m。