cC0 Celeron566-SL4PC- Impression

cC0コアの Coppermine-Celeron566(SL4PC)。1ギガ突破。
  UPDATE:2000.10.15 


浜ちゃんのご厚意で、超レア物をGETo(^-^)o。

10月2週に入って、cC0コアの河童セレのフライング入手に情報が入り始めました。
中心は、667MHzリテール(SL4NZ) で、
他には、若干の 633MHzリテール(SL4NY)600MHzリテール(SL4NX) の入荷があったようです。
IntelのS.Specにある、最低逓倍率の566MHz版については、入荷情報は得られませんでした。
リテールでの販売の可能性はなく、メーカーPCもローエンドが700MHzに移行しつつありますから、
バルクで出回ることも考えにくい状況で、諦めかけていた時・・・。

浜ちゃんが2枚手に入れられた希少価値の 566MHzバルク(SL4PC) の1枚を、
オークションで譲っていただくことができました。
しかも、浜ちゃんの定格電圧での予備テストで、素直で耐性が良かったものの方を、
黙って譲っていただきました。手元によさそうな物を残すのが普通で、できることではありません。
あえて私にロットを選ばしていただいて、良い方を譲ってくださった浜ちゃんに、
心よりお礼を申し上げます。
浜ちゃんのページ「GIGA PC」は、セレロン/オーバークロックのバイブル的存在です。
緻密で実証的な検証と、日本一速い耐性実験、親切な常連さんの集まるBBSで有名です。
まだの方は、ぜひご覧になると、勉強になると思います。
「GIGA PC」  http://www2c.airnet.ne.jp/sena/

と、言うわけで、今回は無様な結果は残せません。気合!はいっています。

Celeron 566/128/66/1.7V
Q039A181-0269 SL4PC Malay

   cC0 Copper-Celeron 566(SL4PC)



   cB0 Copper-Celeron 533A(SL46S)


cC0は、cB0と比べて、コアが一回り小さくなっていますが、よく見ないとわかりません。
Vcoreは1.7Vになっています。S.Specでちゃんと見分ける必要がありそうです。
コア裏は、キャパシタが5つに変更されています。


耐性実験第1段、P2B-Fでこて調べ。1ギガ起動するも、安定せず。

まずは、実用機のP2B-Fにて、耐性の大まかな目星をつけます。定格動作確認後、一挙に1ギガ挑戦!

マシン構成です

パソコン(メイン)
  Case
  マザーボード
  CPU
  CPUクーラー
  CPUドータボード
  Memory 1
  Memory 2
  UltraATA66ボード
  内臓Hard Disk 0
  内臓Hard Disk 1
  内臓Hard Disk 2
  CD
  ビデオカード
  サウンドカード
  ネットワークカード
  内臓Modem
  マウス
  キーボード
  スピーカー
  Printer
  OS
 
Faith Inspire Takapen's Special (98.12) 
  Freeway FW-OTX-XS 250W
  
ASUS P2B-F(New) (99.10)
  
Celeron566(SL4PC) cC0コア
  
α-PEP66U(山洋6cm低速ファン
  
MSI MS-6905Master
  ノーブランドSDRAM 128MB(PC100 CL=2) Win WTC39S6480T-8 9843
  ノーブランドSDRAM 128MB(PC133 CL=3) Mosel V54C365804 VCT7 0003PR (00.4)
  Promise Ultra66 (00.4)
  Quantum LM20 20GB 7200rpm (00.4)
  IBM DTTA371010 10GB 7200rpm (99.4)
  Quantum FBEX-6400A 6.4GB 5400rpm
  TAEIL CDD-7320T 32倍速
  GB RIVA TNT(AGP)Core115/Mem125MHz
  DCS S817 (YAMAHA YMF724PCI)
  Acer ALN-201T PCI(10Base-T)
  Diamond Supra 56K PCI
  Logitech USB Wheel Mause +  PS/2
  112日本語
  EP691 アンプ内臓ステレオ
  EPSON PM670C
  Windows98SE + IE5.5 ACPI電源管理


CoreVolt FSB

CPU

BIOS Win98 Win2k Superπ FinalReality 3Dmark2K HDbench  

1.90V

115

977MHz

×

×

×

 

2.00V

115

977MHz

π2’23”
 

120

1020MHz

×

×

×

×

 

2.05V

115

977MHz

 
 

120

1020MHz

×

×

×

×

 
 

124

1054MHz

×

 ×

 

残念ですが、1ギガでWinは起動できるものの、ベンチが通りません。


(External が119.00 となっていますが、下がった瞬間Getしたためで、120です)



耐性実験第2段、BX6SEで限界を探る。1004MHz、ぴったりギガロン。

マザーを、FSBが1MHz単位で替えれるEPoXのBX6SEに替えて、限界を探りました。
自分の部屋のPCは常設1台ですので、以下のようなバラックでの作業になります。



CoreVolt FSB

CPU

BIOS Win98 Win2k Superπ FinalReality 3Dmark2K HDbench  

2.00V

115

977MHz

 
 

118

1004MHz

×

×

×

×

×

 

2.05V

115

977MHz

 
 

117

997MHz

π2’23”
 

118

1004MHz

こけることあり
 

119

1012MHz

×

×

×

×

×

 
 

120

1019MHz

×

×

×

×

×

×

 

2.10V

118

1004MHz

安定

Vcoreを、2.1Vまで上げて、ようやく1004MHzが安定しました。


2枚のマザーの耐性上限の出方の違い。P2B-Fの方が通りがよい!

以上の2枚のマザーによる実験で、次のステップへのヒントを発見しました。

  CoreVolt FSB

CPU

BIOS Win98 Win2k
P2B-F

2.00V

120

1020MHz

 

2.05V

120

1020MHz

BX6SE

2.00V

120

1020MHz

×

×

 

2.05V

120

1020MHz

×

×

 

2.10V

120

1020MHz

×

×

   

119

1012MHz

1) P2B-Fの方が、低い電圧で、Winを起動できる。通りがよい。
2) 2.1Vまで、電圧UPに追随して、耐性がFSB1〜2MHz分、素直に上昇するCPU。

実は、2)については、譲っていただいた浜ちゃんから、私が譲っていただいた方が、
「電圧UPで限界が素直に上がりそうな方です。」 と、情報をいただいておりました。
BBSの情報では、cC0コアは、「電圧UPで発熱だけが上がって、耐性はあまり向上しないものが多い」
という感触でしたから、すごく素直で良い石を譲っていただいたことになります。
1ギガ常用の希望が見えてきました。浜ちゃん、ありがとうm(._.)m。

次は、さらに詰めて、1ギガ常用、安定マシンに挑戦します。