P2B-F、P3B-F とSoftFSB |
SoftFSBが動くかどうかの考え方です。
2001.01.21 Takapen Signed
マザーの河童セレの定格動作(FSB66MHz)の可能性
まず、マザーのPLL-ICの、メーカー/型番をご確認ください。
P3B-Fは持ち合わせていませんが、数種類のリビジョンがあったと思います。
<PLL-ICを確認>
P2B-Fは、「IC-Works
W145H」 「ICS 9250BF-08」
P3B-Fは、「ICS 9250CF-08」 「Winbond W83195R-08」のものがあったと思います。
それ以外のものが使われている可能性もあります。
<P2B-F>
P2B-Fは、SoftFSBとBIOSのバージョンの組み合わせで、動かないこともあるようです。
当時も断片的な動作情報しかありませんでしたので、はっきりは覚えていませんが、
「BIOSを更新したら、動作しなくなった。」
「SOFTFSBのバージョンを上げたら、動作しなくなった。」
など、動いたり動かなかったりで、情報が交錯していたと思います
ちなみに、P2B-Fの中期以降には「ICS
9250BF-08」が使われています。
P2B-F(ICS 9250BF-08)についてですが、私の環境で検証できることは、
BIOSのバージョンに関わらず、「Sfsb16b7」までのバージョンでは動作しますが、
「Sfsb170」以降のバージョンでは動作しません。
P2B-FのPLL-ICなどについては、以下を参考にしてください。
CeleronKotekote http://park7.wakwak.com/~takapen/htm02/hardware.htm
<P3B-F>
P3B-Fの「ICS 9250CF-08」であれば、「P2B-F(New)」か「ICS
9250XX-08」
を指定してやれば、動作するかもしれません。
P3B-Fについては、どこかの段階でBIOSの構造が変更され、
「ICS 9250CF-08」のものでも、SoftFSBで(というかソフト的に)、
コントロールできなくなった、ということだったと思います。
<動作する、しないが出る理由>
なぜ、動く動かないがでるのか?と聞かれると、私も専門ではありませんので(゚〇゚;)、
間違っているかもしれませんが・・・。ご容赦ください。
SoftFSBや同様のソフトは、SMB(System Management Bus)レジスタに記憶された内容に、
パッチをあてることでWindows上からのFSBの変更を実現しているのだと思います。
SMBには、I-Oポートアドレスを指定してアクセスします。
SoftFSBが想定しているアドレスと、
マザーの実際のアドレスが違っていると、アクセスできません。
また、I-Oポートアドレスが一致して、アクセスできても、
内部レジスタの構造が想定と違っていれば、やはり上手く動きません。
さらに、レジスタの書き換えを許さないマザーもあるようです。
例えて言うなら、車のワイパーのゴムを替えることを考えてみてください。
メーカーによって、さらに同じメーカーでも車種や発売時期、型番によって、
取り付けステーの形状や、断面の形、長さ、など、まちまちですね。
万能のワイパーブレードはありませんね。
作者さんと、サポート協力者の方が、よくあれだけのマザーを解析して、
設定ファイルを準備されたものだと、感心しています。
動かないからと、文句を言う筋合いではありません。
ラッキーにも、動けば心より感謝しましょう。
なお、設定ファイルについては、自分で解析して作ることも可能ですので、
チャレンジしてみるのも良いかもしれませんね。
なお、「SoftFSB」については、現在、作者さんは公開を中止しておられますので、
HPやリンクについては、当ページからは行いません。
これ以上の情報の必要な方は、ご自分でお探しくださいませ。