Copper-Celeron533A

Coppermine-Celeron533A(9週)。900MHzの壁だね。
  UPDATE:2000.05.01


CoppermineコアのCeleron耐性試験開始

4月末に通販にてcB0コアの Celeron533Aを入手できました。
残念ながら、2000年9週Malayもの。900MHzの壁があるといわれています。
PentiumIIIの実績からみると、12週以降であれば1GHzも!と期待していたのですが(^^;;

Celeron 533A/128/66/1.5V
Q009A328-0608 SL46S Malay

CPUドーターカードは、Soltek SL-02A++
ヒートシンクには、アルファのPEP66T
シンクファンは、山洋の6cmDC PicoAce25(回転数センサー付)

さっそく、オーバークロック耐性実験です。

CoreVolt FSB CPUクロック L2 Win98起動 HDbench Superπ FinalReality  

1.5V

66

533MHz

2

全てOK
 

100

800MHz

2

×

×

×

×

BIOS起動せず

ありゃ?FSB100MHzでは、BIOSが立ち上がらない(^^;;
ドーターカ−ドやマザーのジャンパー設定を間違えたかな?などど色々やってみるが、×。

Webの事前の情報で、V-Coreの安定Maxは1.9〜2.0Vあたりと聞いていましたので、
途中は抜いて、V-Coreを一挙にアップさせてしまいました。

CoreVolt FSB CPUクロック L2 Win98起動 HDbench Superπ FinalReality  

1.9V

100

800MHz

2

3'02"

全てOK
 

103

824MHz

2

2'52"

全てOK
 

105

840MHz

2

2'49"

全てOK
 

110

880MHz

2

2'41"

全てOK
 

112

896MHz

2

×

×

 
 

115

920MHz

2

×

×

×

×

 

1.95V

115

920MHz

2

×

×

×

シンク等調整後

やっぱり、900の壁かな(-o-)y-゚゚゚

ヒートシンクをはずしてみると、グリスが下の方が厚く残っており、少し傾いて密着していない。
PEP66の足の高さを、削る&テープかさ上げして調整しました。Goodな状態!
DSグリスに変更して、1.95Vに昇圧して、920MHzでのWin98起動には、成功しました。


Windows2000で、起動限界低下の怪

ところが、Windows2000を立ち上げてみて、不思議な現象に愕然としました。

CoreVolt FSB CPUクロック L2 Win98起動 Win2000起動 Superπ FinalReality  

1.95V

100

800MHz

2

全てOK
 

103

824MHz

2

全てOK
 

105

840MHz

2

×

 
 

110

880MHz

2

×

 
 

112

896MHz

2

×

2'28"

6.09

 
 

115

920MHz

2

×

×

×

失敗することも

P2B-F、Celeron533A、SL-02A++、の構成で、
Win98SEはFSB115MHz/920MHzで立ち上がるのに、
Win2000はFSB103MHz/824MHzの起動がやっとの状態でした。

Win2000の起動ステップでは、ドライバ関係の読み込み・初期化が集中的に行われるようで、
どうもCeleronがついていけないようです。
また、Win98でも、FRや3Dmark2000は通っても、SuperπがSQRエラーでこけることが多いことから、
L2キャッシュがついていけないことが原因のようでした。

以前の環境(P2B-F、Celeron333、MS-6905D)では、
Win98、Win2000とも同等のFSB115/575MHzで起動できていましたので、
もしや?と思い、ダメ元で下駄をMS-6905Dに変えてみました。

 

MSI MS-6905Dで、Copper-Celeronが、動いた(∂∂)♪

MS-6905DはPPGA対応で、FC-PGAには後継のMS-6905masterが対応と言われています。
ところが、MS-6905Dで、CopperCele533Aはちゃんと動いたのです。
電圧こそ1.8V以上しか設定できませんが(1.9Vで常用するつもりなので、かまわないよ〜(^^;;)。

FC-PGAとPPGAではピンアサインが違うので、PPGA用下駄では動かないと言われていますが?
不思議です。
結果は、Win98、Win2000とも、同クロックの920MHzで立ち上がるようになりました。
私のSL-02A++は、コンデンサーが弱いか、L2関係の配線パターンに難があるのでは?と想像しています。
いずれにしても規定外の使い方ですので、ご参考程度に。<--

CoreVolt FSB CPUクロック L2 Win98起動 Win2000起動 Superπ FinalReality  

1.9V

100

800MHz

2

全てOK
 

103

824MHz

2

全てOK
 

105

840MHz

2

全てOK
 

110

880MHz

2

全てOK
 

112

896MHz

2

2'24"

6.19

全てOK
 

115

920MHz

2

×

×

 

Win98の耐性も若干向上し、1.9V−896MHzで安定常用できそうです。

 

L2 Cache Latency は「2」固定

いわれているように、L2のレィテンシーは2固定で動かせないようです。

 

マシン構成です

パソコン(メイン)
  Case
  マザーボード
  CPU
  CPUクーラー
  CPUドータボード
  Memory 1
  Memory 2
  UltraATA66ボード
  内臓Hard Disk 0
  内臓Hard Disk 1
  内臓Hard Disk 2
  CD
  ビデオカード
  サウンドカード
  ネットワークカード
  内臓Modem
  マウス
  キーボード
  スピーカー
  Printer
  OS
 ベンチマークデータ
 
Faith Inspire Takapen's Special (98.12) 
  Freeway FW-OTX-XS 250W
  
ASUS P2B-F(New) (99.10)
  
Celeron533A(FC-PGA) 896MHz稼動 (00.05)
  
アルファ PEP66U (00.05)
  
MSI MS-6905D
  ノーブランドSDRAM 128MB(PC100 CL=2) Win WTC39S6480T-8 9843
  ノーブランドSDRAM 128MB(PC133 CL=3) Mosel V54C365804 VCT7 0003PR (00.4)
  Promise Ultra66 (00.4)
  Quantum LM20 20GB 7200rpm (00.4)
  IBM DTTA371010 10GB 7200rpm (99.4)
  Quantum FBEX-6400A 6.4GB 5400rpm
  TAEIL CDD-7320T 32倍速
  GB RIVA TNT(AGP)Core115/Mem125MHz
  DCS S817 (YAMAHA YMF724PCI)
  Acer ALN-201T PCI(10Base-T)
  Diamond Supra 56K PCI
  Logitech USB Wheel Mause +  PS/2
  112日本語
  EP691 アンプ内臓ステレオ
  EPSON PM670C
  Windows98SE + IE5.0 ACPI電源管理
 Hdbench/53892、FR/6.19、SuperPai/2'24"

 

 

ベンチ結果です

以下は、896MHzでのデータです。

Temperatureの
M/Bは、マザーの監視チップ
CPU1は、ヒートシンク(コア横)
CPU2は、ビデオチップのヒートシンク

FanSpeedの
Caseは、ケース背面の8cmファン
CPU1は、ヒートシンクの6cmファン
CPU2(停止中)は、ケース前面ファン

<テスト条件>
起動後、2分間アイドリング後に、
FRを40分(6回)走らせ、
10分アイドリング後、
3Dmark2000を8分のアイドリング
をはさんで、3回実行。

<その後の改善対策>
CPUシンクからの排気が、ケースに
こもるようなので、ダンボールで排気
フードを作成し、排気がケース背面の
8cmファンに流れるように改良しました。
心持(1℃)程度ケース内はさがったかも。