ASUS P2B-F VIO UP

ASUS P2B-F の、VIO電圧の可変改造o(^-^)o
  Takapen Signed : 2000.10.22


BX6SE の良さに引かれて、P2B-Fを改造したい!

前記事で書きましたように、GBrivaTNT のAGP耐性向上に、
VIOの昇圧加印が有効であることが判りました。
VIOは、AGPとメインメモリーの駆動に使われていますので、
可変改造に成功すれば、メモリーの耐性向上も期待できます。

実は、この改造は以前から目論んでおり、
改造方法も調査済、必要な半固定抵抗も入手済みでした。
改造方法については、いろいろなページで紹介されていますので、
全文検索系の検索エンジンをサーチすれば、結構見つかります。
その中でも、本家本元と、最も判りやすいと思ったページを紹介させていただきます。

P2B-FのVIO可変改造掲載HPの紹介
KAZ'さん 「PC Power UP Technique」 http://homepage1.nifty.com/KAZ~/
 言わずと知れた、改造系の大御所です。
Keiさん  「kei's HomePage」 http://www.din.or.jp/~kzo/
 原発乗っ取りキットDuaneOSCの配布ボランティアもされています。



P2B-Fの、VIO可変改造の手順

まずは、準備する工具と、パーツです。



必要なパーツは、5KΩの半固定抵抗だけです。

はんだ鏝は、細かいハンダ用に先の細い電子配線用の20Wを、
チップ抵抗を剥がしたりする際に使う、熱量の高い40Wを、使い分けています。
(40Wは、昔からプラモや日曜工作に使っている、使い込んだ20年物です(^^;;)

半固定抵抗は、5KΩ(2回転型)200円くらい。
この手のものは、大概、日本橋の「シリコンハウス共立」で、買っています。
(2/3回転型であれば50円、20回転型であれば250円位。)

ベースには、汎用の基盤を切って使いました。


半固定抵抗の足

抵抗の、1番と3番のどちらの足を使うか、決めます。
1−2 時計周りに回すと抵抗値増加 −> 時計周りに回すと電圧降下
2−3 時計周りに回すと抵抗値減少 −> 時計周りに回すと電圧上昇
の関係になります。初期値は4.7KΩに、事前にセットしておきます。
(テスターを当てて、計っておいた方が安全です)



今回は、2−3番を使いました。


マザーのR89抵抗の除去

図の位置の、R89抵抗を、ハンダ鏝を当てて除去し、ランドに配線をつなぎます。
上側ランドがプラス、下側ランドがマイナスですが、抵抗に極性はありませんので、
今回の改造では、極性を考慮する必要はありません。




半固定抵抗の配線

半固定抵抗は、汎用基盤を切って、それを利用して取り付けます。
今回は、プリンターポートに両面テープで貼りつける予定でしたので、
プリンターポート端子とのショートを避けるため、念のために基盤は裏返して使っています。





取り付け完了

大体、45度回転させると、0.1V変化する感じです。
テストしていないので、概算ですが、2.9V〜4.9V位の範囲で設定できるのではないでしょうか。



30分くらいで、VIO可変P2B-Fが完成しますo(^-^)o。

コードを引っ掛けて、マザー基盤のランド/パターン剥離をさせないように、気をつけてください。
痛い目に会います。(痛い目に会いました( --)/~~~~~(>_<))

Vio、思いのままは、精神上快適ですよ!