Cover three Terminals,Tualatin move!!

ピンマスクより確実・簡単な方法、ソケットの端子マスク法です。
Coppermineコア対応までのはずのBXマザー(i810/i815 A-stepも?)で、
ソケットの端子を3本マスクするだけで、Tualatinが動作しました。
   2002.03.09  Takapen Signed   2002.03.24  Update 


TualatinでよみがえるCoppermimeマザー(2)

このシリーズのコンテンツは、メーカー保証外の使用法となります。
また、私もその動作や安全性を保障するものではありません。
自己責任にて、自分で結果責任を負える方だけお読みください。


なかなか骨なCPUピンマスク。

画期的なTualatinのピンマスク法による、Coppermineマザー/下駄での動作でしたが、
ピンマスクが、なかなか手強いです。ソケットの穴が小さいため、むずかしい(>_<)。
MS-6905Masterの穴などは、ピンの太さにぴったり!という感じで、
絶縁チューブマスクのチューブが上手く入らず、なかなか絶縁しきれません。
私、4度目でようやく成功(-o-)y-゚゚゚。運・まぐれみたいなものでした。
みなさんも、いろいろ苦労されているようです。

「Tualatin動作可否報告板」をみても、みなさん苦労されています。涙もの(◎_◎)

<みなさんの工夫>
 ・ 「ピン折り派」  higeさん、まるよさん、Ymさん、simさん など
      いさぎよくて好きですo(^-^)o 遺恨を残さない! 
 ・ 「ピンバイスで穴拡大派」  BASIRARさん、ritokuさん、シュンさん、boatwoodさん、barmsさん など
      技巧派ですね。私も「ミニ四駆」時代のプラモ用のピンバイスの愛好者です(^_^)V
 ・ 「チューブ開拓派」  jsさん、izumiさん、Morippyさん、Ratさん など
      探究派ですね(*^o^*)。私も、いろんなケーブルの切れ端が部屋に散乱しています。
 ・ 「テープ派」  popoさん など
      popoさんはセロハンテープ。私はラピーですが、こつがいりますねφ(._.)

ピンを絶縁するというひとつの目的と結果のために、みんながいろんなアプローチをし、
いろんな加工の工夫をする。このことが、すごくうれしい、楽しんでいると思います。
この買ってでる苦労と、楽しみを思い出させてくれますね、今回の情報は。
動けばうれしいし、動かない悔しさもまた・・・次のエネルギー。楽し悲しの人柱道。


また、その努力の結果、この改廃・陳腐化の異常に早いPCの世界で、
発売5年たつBXマザーが、最新のマザーと伍して戦えるわけですから、すごいです。
Celeronの1.0Aが1500MHz程度で、Celeronの1.2やPenIII-S1.26が1600MHzで動けば、
PentiumIVの2GHzクラスと同等以上のパフォーマンスとなります。
(一部マルチメディア系は少し劣るかも。でもメモリがSDRAMで対等までいけるのです)
Celeron300A−>500MHzのO/C時のアップクロックは200MHzでした。それであのブームo(^-^)o。
今回の改造では、同じBXマザーで 400〜600MHz\(^o^)/のアップクロックが可能なのです。


簡単で確実なピンの絶縁方法=ソケット側の端子マスク法

チューブ式は、装着が難しいし、うまくいくかどうか・・・運みたいなところがあります。
また、押し出されたチューブでCPUがソケットから片浮きすることが多く不安です。
経験上、CPUが1mm以上浮くと大概動作しません。接続か信号遅延が問題になるのでしょう。
 (昔、下駄の2段履で、K6-II、−IIIを載せるのに苦労しましたよね)


新しい方法を思いついたのは、popoさんの『セロハンテープ(笑)』を見たときでした(∂∂)♪
popoさんの表現が妙! 下駄の端子マスクを思い出しますよね。
狭いところの、細い丸いものを絶縁しようとするから、難しい・・・。
なにも、ピンを絶縁しなくても、受け側のZIPソケットの端子を絶縁してやれば・・・。

以下、改造手順を解説します。

ソケット側の端子マスクに使うテープいろいろ  
popoさんお奨めセロテープ。

私は、ラピーをよく使います。
薄くて表面がツルツルで、
すべりがいいので。

メンディングテープもいいです。

意外とすぐれものが、
薬箱の中の紙テープ
(不織布テープ)
粘着力が強くはがれにくい。

テープを1.5mm〜2mm幅の短冊に切ります。  
 
対象となるピンを確認します。ピンアサイン図とは反対になりますので注意してね。  
ソケットのスライド・カバーをはずします。  
ソケットの構造は簡単ですから、
安心してやってください。
はめ込み式になっています。

MS-6905Masterのカバーは、
指で簡単にはずれました。

SOLTEC SL02A++のカバーは、
かぶりが深く、結構手強いです。
ZIP(ジグザグ配列)ソケットの受け側が現れます。  
 
CPUのピンと、ソケット端子の圧着はしたの図のようになっています。  
台形の穴の広い部分に、
ピンがまず入ります。

スライドレバーを降ろすと、
赤矢印の方向にスライド
カバーごとCPUが動いて、
待ち受けている端子に
押し付けられる構造です。

<おわび>
3/24日まで掲示していた
左の写真の模式の青いピン
の位置が間違っていました。
MOSOさんが気づいてくださり、
ご連絡くださいました。
MOSO
さん、ありがとうございます。

端子面にテープの短冊を張ります。  
上の写真とは、天地を逆に
写していますから気をつけてね。
テープの頭をを1mm〜1.5mmくらい残してカットします。  
頭は少し残した方がいいです。
折まげておきます。
脱落防止になりますし、
はがす時に手がかりになって
便利です。
これで、絶縁はばっちりです。  
 
元通りに、スライドバーを挟んでスライドカバーをはめ込めば完了です。  
<参考>
CPUの右上に見えている
メンディングテープは、
デフォ電圧騙しのピン結線
の端を止めています。
銅線の脱落防止です。

 スライドカバーの外れにくいソケットがあるかもしれませんが、
 確実に絶縁できますので、ぜひ試してみてください。



たくさんの人柱データを動作可否報告板にいただき、ありがとうございます。
データベースは、件数が多いほど精度があがります。引き続きご協力ください。

一度動かなくても、同じ組合せで動作報告があれば、もう一度、このソケット
端子マスク法で挑戦してみるのも良いかもしれませんよ。