DVD Back Up
このページは、技術的興味からDVDデータのバックアップについて調べてみた結果であり、決して著作権法に違反してソフトのバックアップ等に活用されないようにお願いします。

  1. DVDからのリッピング
    市販されているDVDの画像データにはCSSなどのコピープロテクトがかかっているので、そのままコピーしようとしても不可能です。
    このCSSプロテクトを解析し、データの吸い出しができるようにしたのがリッピングツールです。リッピングというのはデータの吸い出しと考えたらいいでしょう。
    リッピングツールは何種類かがインターネット上に出回っているようですが、ここではSmartRipperを使うことにします。SmartRipperはインターネット上から無料でダウンロードできます。
    http://www.riphelp.com/downloads/smart-ripper.html

    SmartRipperの超簡単な使い方は次の通りです。これ以外にも色々できるようですが、当面はこれだけ覚えておけば大丈夫です。
    まずリッピングしたいDVDディスクをドライブに入れてからSmartRipperを起動します。

    まず@のbackupを押し、Aで保存先を指定し、Bのstartボタンを押せばリッピング開始です。
    後は作業が終わるまでコーヒーでも飲んで休憩しておきましょう。


    今回の話題からは外れますが、DVDを再生してテレビに写すための映像信号にはマクロビジョン等のプロテクトがかけられているのでビデオテープにダビングしても映像が暗くなったり同期が不安定になって正常に見ることができません。これを解除する機器も以前は売られていましたが著作権法の改正によりこうした機器を販売することも違法になりましたので今は表向きは売られていません。しかし名前を変えて売られているような気もします??

  2. データの圧縮か二枚分けか
    SmartRipperを使ってDVDディスクから自分のパソコンのハードディスクに一旦データをリッピングして保存することができたら、次はそのデータを新しいDVDディスクに焼き付ければOKなのですが、市販(レンタル)されている2時間前後の映画などの場合は片面2層というDVDディスクを使用しているためデータ量が7〜8ギガあり、パソコンで焼ける片面1層の4.7ギガの容量には収まりません。そこで7〜8ギガあるデータを4.7ギガ未満(正確には4.33ギガ以下にする必要がある)に圧縮するか、2枚のDVDディスクに分けてデータを焼き付ける必要があります。当然圧縮した場合は多少画質が悪くなりますが、50%位に圧縮してもよほどの大画面TVで見るのでなければあまり気にならない画質低下だと思います。
    オリジナルの画質のまま保存したければ2枚分けをして保存します。

  3. 圧縮
    動画データを圧縮することをエンコードといい、このエンコードを行うソフトのことをエンコーダーと呼ぶ場合もあります。圧縮して4.7ギガのDVDディスク1枚に押し込むためにはそれ用のエンコーダーが必要ですが、これもインターネット上で無料で手に入ります。
    私が使ったのはDVD Shrinkというソフトですが、なかなか処理も速く快適です。何といっても無料なのが魅力です。
    DVD Shrinkは下記からダウンロードできますが、画面の文字を日本語に変更する日本語化パッチも出回っているのでこれも併せてダウンロードしておくと操作が楽です。簡単な英語ですから英語バージョンのままでもかまいません。
    http://www.dvdr-digest.com/software/software.php?file=dvdshrink

    DVD Shrinkを起動するとこのような画面になります(このDVD Shrinkの画面は日本語化パッチを当ててあります。通常は英語です)。

    @ファイルを押し、Aの参照を押してSmartRipperでリッピングしたデータを保存してあるホルダー内のVIDEO_TS.IFOを指定してB次へを押します。


    するとこのような画面になるので、

    CのRe-encodeを押してからDの次へを押します。


    画面が変わり、このようになるので、

    E4.33ギガ以下になっているLevelを探してその項目をクリックして黒丸の印をつけ、Fの次へを押します。


    Gで出力先ホルダーを指定して、Hの次へを押すと圧縮が始まります。

    パソコンの性能にもよりますが、2時間程度の映画を圧縮するには1時間以上かかります。でき上がった圧縮済みファイル郡を下記5によってDVDディスクに書き込めば完了です。ただし、書き込む際にはVIDEO_TSフォルダー名が半角大文字になっていることを再度確認してください。フォルダー名がvideo_tsではせっかく書き込んでも画像が再生できません。

    同様の処理を行うDVD2ONEというソフトもあるのですがこれは有料なのでまだ使ったことがありません。処理は速いらしいですが試したことがないので正確にはわかりません。
    Davideo on DVDという市販されているソフトも持っていますが値段が高い(10,000円前後)割には圧縮処理にかかる時間が長く画質もDVD Shrinkと大差ないので使っていません。
    圧縮の一種なのでしょうが、DVDのデータをCD1枚に入るように加工するツールもありDavideo DivXなどを使うとなんとDVD1枚のデータをCD1枚に押し込むこともできます。もちろんDVDの画質には及びませんが、かといって正視に耐えない等ということはなく、使い方さえ考えれば利用価値はあるように思います。

  4. 二枚分け
    画質を優先させるため2枚のDVDディスクに分けて保存するには少々作業が必要になります。以下の説明を読むと複雑そうに見えるかも知れませんが、実際にやってみるとそれほどではありません。これにも専用のソフトが必要になりますが、これもインターネット上で無料で手に入ります。
    私が使ったのは、IfoEditというソフトですが、これがなかなかの優れもので、DVDディスク内のほとんどのデータを自在に書き換えることができます。こんなに優れたソフトを無料で使わせてもらっていいのかと思うほどです。IfoEditは下記からダウンロードすることができます。
    http://mpucoder.kewlhair.com/derrow/

    IfoEditを使って二枚のディスクに分けて保存する方法は少々工程数が多いのでこちらのページで説明します。

  5. DVDディスクへの書き込み
    処理の終わったデータをDVDディスクに書き込むのは手持の書き込みソフトを使用すればいいと思いますが、私はDVDドライブを購入したときについてきたB's Gold 5というソフトを使いました。書き込み作業中に他のソフトを使用すると書き込みエラーを起こす可能性があるので、できるだけ常駐ソフトなどは終了させてから書き込みを行った方がいいでしょう。

  6. 注意事項など
    通常windowsで作業をしているとファイル名の大文字・小文字はあまり気にせず作業をしていますが、DVDディスクに画像データを保存するVIDEO_TSというフォルダー名は必ず半角大文字で記述する必要があります。これを小文字で記述するとDVDプレーヤーでは再生できなくなってしまいます。
    このVIDEO_TSとセットでAUDIO_TSというフォルダー名もDVDディスク内にはありますが、AUDIO_TSのフォルダーは空の場合が大半です。AUDIO_TSフォルダーは特に作成しなくても再生には影響しないようですが、気休めに作っておいてもいいでしょう。
    数ギガのデータを扱いますので、一連の作業にはそこそこ時間がかかります。使用するソフトによっても作業時間が大幅に変わる場合がありますので、他のフリーソフトを試しに使ってみるのもいいでしょう。
    こうした作業をしていると処理の早いパソコンが欲しくなりますが、現在私が使っているパソコンはCPUがpentiamVの700メガという激遅パソコンです。こんなに遅いパソコンでも2時間の映画をリッピングするのにSmartRipperで30分程度です。もっと速いパソコンで処理をすればもっと短い時間でOKでしょう。
    DVD Shrinkで50%程度に圧縮するのには1時間くらいかかります。DVD Shrinkを使用する前に使っていた圧縮ソフトは同じ作業をするのに6時間くらいかかりました。

  7. DVD-RかDVD+Rか?
    ビデオデッキのVHSとベータ戦争と同じような戦いがDVDドライブの世界でも起きており、DVD-RかDVD+R及びDVDRAMが渾然一体となって覇権争いを繰り広げており、ユーザーはどのドライブを購入したらいいのか迷ってしまう状況です。
    現在のシェアーはDVD-Rが優勢のようですが、他の方式も有利な点があります。ほとんどの方式をカバーしたマルチドライブなるものも売られているので、多少割高ですがこのマルチドライブを購入しておけば間違いないのかも知れません。私は会社で使っている機器との関連上、DVD-Rのドライブを購入しました。
    メディア単価が一番安いのはDVD-Rではないかと思います。台湾製のものであればDVD-Rは10枚1200円程度で購入できます。あまり安いディスクは多少不安がありましたが、実際に使ってみた結果では何ら問題はありませんでした。もっともディスクは当たり外れがあるので一概には言えません。一流メーカー品でもダメなときはダメになります。
    DVD-RWに書き込めば、不必要になったときにはそれを消してまた新しい映像を書き込めるのでメディア単価は多少高くなりますが長い目で見れば得になるかも知れません。ただしDVDプレーヤーによってはDVD-Rは読めてもDVD-RWは読めないものもあるので事前に調べておく必要があります。最近のパソコンに使われているDVDドライブであればRWもまずOKでしょう。
    書き込み速度はメディアによって変わるようで、上記台湾製の最安値ディスクでは1倍速でしか書き込みができませんでした。1倍速とは2時間の映画を書き込むためには2時間を要することをいいます。使用しているドライブの性能としては4倍速ということになっているのですが、4倍速で書き込むためにはそれに対応したメディアが必要と説明書には書かれていました。でも安いので時間を犠牲にしてこれを愛用しています。寝る前に書き込みをスタートさせておけば朝起きたときには出来上がっています。


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