福井から8里、江戸時代に越前一賑やかな宿場として栄えたらしい。その街道を今に残す。国道を一本ずれてこの北国街道に入ると、今当たり前のように見慣れたファミリーレストランやコンビニ、喫茶店など全く無い、遠い昔を思わせる町並みがある。宿場のいろいろな施設は跡としか残っていないが、昔の家屋は堂々と、しかも今も人びとが当たり前に生活をしてそこに軒を連ねる。
ふる里のそばも、ぶっかけの蕎麦。太いの細いの入り交じった歯ごたえのある手打ち。おいしくてあっという間に食べる。そば湯もほっこりと。<山村だから米や麦はとれない。人々はアワ ヒエ 蕎麦で命をつないできた。・・・>ふる里のパンフレットを読みながら、通ってきた蕎麦の花咲く一面の畑を思い出していた。
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