レベルアップ野球


打者心理の読み方と裏のかき方とは

打者のわずかな動作にその打者の狙いがある
キャッチャーはピッチャーをリードし、投げるべき球種、コースのサインを1球1球出すわけだが、ただ、ピッチャーの投げたいボール、キャッチャーの投げさせたいボールを投げればいい、というものではない。バッターボックスに立っているバッターの狙い球、ウィークポイントを熟知し、あるいは把握したうえで、サインを出さなければならない。

ここがポイント
バッターボックス内のバッターの一挙手一投足に注視し、そこから、ピッチャーに投げさせるべき球種、コースのサインを出していく。

バッターのチェックポイント
キャッチャーは、バッターボックス内でのバッターのボールの見送り方や動作で、バッターの狙い球、ウィークポイントなどをチェックして、ピッチャーにサインを出さなければならない。
1.グリップの位置を見る
<グリップの位置が高い。インハイのボールを狙っていることがわかる>
2.スタンスを見る
<スクエアスタンスで立ち、どのコース、どの球種にも対応しようとしていることがわかる>
3.ステップの踏み込みを見る
<ステップが踏みこんできたことによって、外角から真ん中よりの投球を狙っていることがわかる>

これはダメ
バッターが見送ったからといって、それが狙い球と違っていたと思いこむのは早計である。球種は狙い球であっても、コースが違っていたということもあるだろうし、ボールカウントにもよるからだ。

練習のコツ
日頃から各バッターのナチュラルな立ち位置やスタンス、グリップの位置などをよく観察し、自分の頭の中にインプットしておくこと。そこからどう変化していくかで,バッターの狙い球がある程度、見えてくる。