試合結果


03年11月16日

 対 ビアスターズ戦  5−4  ○

 敵失で1点先制。続く満塁のチャンスで田口は定石通りゴロを打つが、当たりが良すぎダブルプレーになった。再度満塁になり追加点がどうしても欲しいこの場面で、田島の会心な中前2点タイムリーが飛び出した。続く1,3塁で田島の2塁へのスチールの間、判断よく3塁ランナー中村武がホームスチールを決め、4−0と試合を有利に運ぶ。先発の谷古宇もナイスピッチングが続き守備でもキャッチャー白石の強肩、好リード、丸山の身体能力を見せつけるスーパーキャッチが功を奏し、最終回に入るまで1失点で切り抜ける。だが3点リードで迎えた最終回表、ランナーを出しながらも2アウトまで持ち込むが、打ち取ったはずのポップフライがことごとく風に戻されてテキサスヒットになる。四球、失策も絡みまさかの同点に追いつかれた。ムードは最悪であった。が、腐らず投げきった谷古宇が後続を断ち、4−4の同点のまま最終回裏の攻撃へ・・・。負けは無くなったが嫌なムードが続く中、先頭の金城が左越え3塁打で出塁、一気にムードは好転した。しかも続くバッターはチャンスに強い坂本。打った瞬間、センターへ抜ける劇的なサヨナラ打。鮮やかなサヨナラ勝ちであった。嫌な同点のされ方だっただけに、今後につながる大きな白星だったと言えよう。
だが、この試合の最優秀選手は、助っ人陣だったと思う。2試合続けて助っ人に来てくれた菊地が再三ピンチで声を出す。前日頼んで来てくれた金城弟の利行が、完全に取れないポップフライに必死に頭から飛び込む。最終回の劇的な反撃が出来たのは、この二人の姿勢が大きかったと思う。また原田マネージャーにはやっと連勝のプレゼントが出来た試合だった。
反省点は、すさまじい強風の中での試合だった。強風の中ではフライの処理が難しい。特にフライが高いほど風の影響を受ける。野手はフライの高さ、風の向き、強さをいつも頭に入れて落下地点を目測したい。ただし今回のような強風は何年かに1度あるかないかだろうが・・・。

No14