2002年8月下旬▼

8月21日

ホントの話

Isilmuista:うううう゛ぉうぅ
Anor:姉さん? どうした、泣いてるのか。なんかあったのか?
I:うっうっ。あのね、さっき、いろいろ書きながらこの日記のこと考えてたんだよ。
A:うん。それで?
I:途中でちょっとうたたねしちゃって……夢見たの。見ちゃったんだよ。
A:なるほど、悪い夢だったんだな。で、どんな。
I:画面埋めるくらいにオークがいてね、あたしがタゲられてるの。もちろんかなうはずないから逃げるんだけど、追ってきて、プロンテラの街中まで追ってきて……。こわかったよー! うえーん!
A:……まあ、なんつうかゲームのやりすぎ。しかし夢に見るほどだからホントは自分でもまんざらでもないんギャハッ!
I:ちきしょう、今に見ておれ。強くなって返り討ちにしてやるんじゃギギギ。
A:姉さん、麦じゃ。ふまれても強くまっすぐに伸びる麦になるんじゃ。……それはともかく、画面埋めるほどの兄貴の群れにボーリングバッシュ決めたら気持ちいだろうなあ。

8月22日

急に涼しくなりましたね

Anor:姉さんギルド結成集会の告知、そろそろ出さないと。
Isilmista:うん、わかってるけど……。
A:なにか問題が?
I:場所が決まらないんだよ。前みたいに転送屋さんもいないからアルベルタなんて辺鄙なとこにできないでしょ。
A:それはそうだな。イズルードから行けるが片道切符だし。
I:新しいマップの修道院を使いたくて行ってみたんだけど……あそこはやめたほうがいいね。
A:なんで。
I:人がいないのはいいけど、行くまでに道に何度も迷ったんだよ。あそこマンドラゴラもいるし。
A:迷うのは姉さんが……。まあ、それはともかく。他にはどこを考えてたんだ?
I:プロンテラ城の地下室とか、イズルードの西にある建物とか……あとプロンテラの精錬してくれるとこにある教室みたいなとことか。
A:どこも他の人が使ってそうな場所だな。
I:そうなんだよね。……今日なんて場所を下見しようにもログインできないし。なんでも明日はちょっと長いメンテナンスするみたいだけど、それで直るのかな。
A:ガンホーも……ある意味では期待通りだったな。
I:まあそれはともかく。
A:ギルド決起集会だな。場所は後でにして時間だけでも告知しておけ。

I:うん。えーと、25日、午後8時! サーバーが落ちていなければこの予定で行きたいと思ってます。ギルドに入ってくれるという方はもちろん、参加は出来ないけど顔出してみたいという方でもおっけーですので、是非とも参加してください。
A:よろしくおねがいします。
I:おねがいします。
A:場所が決まらないならいっそのことフィールドでやるってのはどうだ?
I:あ、んー。たしかに使えそうな場所はいくつかあるかも。例えばどことかいいかな?
A:そりゃあ姉さんだから兄貴村とか。
I:………。


8月23日

ウキー!

Isilmista:えと、ギルド決起集会なんですが、プロンテラ城の地下を会場に決定しました。プロンテラの街から城に入ってすぐの、画面手前側のとこです。地下牢じゃないところ。皆さん宜しくお願いします。
A:……えらく気弱だな。
I:この状況じゃ……ね。
A:あー。
I:当日は張りついて、もし無理そうならばすぐに告知しますので。
A:今日のメンテは何だったんだ?
I:知らない。もうやだ。こんなんじゃ重力のままのほうが良かったよ。
A:……そうか?
I:……そうでもないかも。


8月24日

どこーもかしーこも

Anor:……相変わらずか。ううむ、この状況が続けば決起集会は無理だな。しかしまったく繋がらないわけではないし一縷の望みをかけて中止にするのも……。ああ、どうしようか。
Isilmista:うろたえるな小僧ーっ! こういうときは他のことでもやって気を紛らわせるのが精神衛生上いいと思うよ。
A:ふむ、小説書いたりとかだな。
I:うにー。
A:うにーじゃねえ。
I:いや、ワギャンランドが結構楽しいんだよ。懐かしいし。
A:ああ、ボス戦がしりとりとか神経衰弱なんだよな。あのしりとりはよかったな。同じ絵でもいろんな読み方が出来て楽しかった。
I:「壷」を「れいかんしょうほう」とか「ところてん」を「モーニング娘。」とか読んだりね。
A:いや、そんなのないし。
I:「ボール」を「ともだち」とか。
A:翼くんかよ。
I:そうそう、あたしこのゲームやってて思ったことがあるんだよ。
A:……いやな予感がするのはなんだ。
I:Anorっていつも必要もないのに叫び声あげてるでしょ?
A:いや、それは姉さんが。
I:それを利用して音波砲にならないかな。モンスターを一定時間動かさないようにできたり。
A:……撃つにはいちいち姉さんに殴られるのか? 死ぬわ!


8月25日

ギルド『う゛ぁにーる』結成!

Isilmista:祝、ギルド結成ー!
Anor:うーむ、一時はどうなるかと思ったが。
I:あたしたちが入れないんだもの。やっと入れてもすぐに落とされちゃったりしたしね。
A:まったくな……。
I:そんな状況だったから、ちょうど入れたときにOrm Embarさんから耳打ちが来たのは、ほんとに運がよかったよ。
A:俺も入れたしな。

I:ん。で、状況が状況だけに何かあると怖いからって、先にエンペリウムをいただくことになって。
A:他の人のキャラにつながったりするしなあ……。
I:そして、ついに手にしたエンペリウム!

A:説明が化けてるな。
I:なんて書いてあるのかは気になるけど。そしてさっそくギルドを作ったよ。……このときはコマンド打つ手が震えてました。
A:一度作ったら変更きかないものな。
I:そして、ウィンドウに出る『ギルドを作成しました』の文字……。リログインして表示を見てみると!

A:暴虐大帝って。
I:かめだ〜うちゅうだ〜うぉ〜お〜お〜
A:えのしまかよ! ……まぁ確かに姉さんにはぴったイギィ!
I:役職がいろいろ変えられるのが面白いね。ギルドメンバーは16人までなんだけど、役職は20も項目があるからそれぞれ違う肩書きにすることもできるみたい。それでね……Ormさんに「ご希望はありますか?」って聞いたの。

Orm Embar : んー、模範囚
模範囚騎士


I:やっぱり小意気な看守のはからいで菜の花畑の土になるのかな。

A:模範囚なのに出られないのかよ。
I:こんな感じで話している間にも落とされることが何回もありまして……。イベント中止しようかと思ってたんですが。
A:その時間帯になるとちょっと落ち着いてきたんだよな。で、これはいけるかもしれないと思いまして、決行しました。
I:せっかく何度もログイン試して来ていただいた皆さんにも申し訳ないですし。
みなさまありがとうございました
A:ギルドに関しての要望とかありましたら気軽に言って下さい。
I:役職とかは簡単に変えられますので。あと、カタギに戻りたいと言う場合も。
A:その言い方はやめろ。
I:もちろんケジメはつけてもらわんとあかんがのぅ。
A:……嘘ですからね。
I:で、この後はみんなでポータルに乗ってアルデバランへ行ったんだけど……。
×100
A:キャラセレクトまではいけるんだけどな。
I:何度も何度もやって、そしてやっとつながって。

みんなで雑談
A:何人か繋がらない方もいて、ちょっと心配なんだけど。
I:うん……繋がっても、普段の拠点に帰れるかどうかも心配だよ。
A:救出に行くってのもできそうだけどな。
I:蝶の羽持って? ……クエスト風でいいかも。
A:そんなこんなで、ギルドも無事結成できました。……巻戻んなきゃいいが。
I:嫌なこと言わないでよ……。ともあれ、ギルドに参加していただいたみなさん、ありがとうございました。
A:まあ、別段なにするわけでもないので気楽に。
I:えー、暴力で世界を支配するんじゃないのー?
A:姉さんだけでやってくれ。……そうだ、超兄貴に嫁に行けば兵隊が手に入るんじゃ
I:ブランディッシュスピア!
A:グゴハァッ!! ……姉さん、まだ騎士にもなってないのにスキル使えるなんて……チートと思われるよ? げふっ


8月26日

赤い秋

Anor:すこしは落ち着いたみたいだな。
Isilmista:ログインは出来るようになったけど……重いよ。
A:重いな、確かに。入れないのと重いのと、二者択一ってことか。
I:パーティとかギルドとかの成功が送られてこないこともあるし。……なんだか昔、Chaosしかなかった頃を思い出すよ。
A:いやな思い出だなあ。
I:あの頃はマップ移動しただけで接続切れるなんて日常茶飯事だったし、なによりパッチサーバーが重くて。イズルードパッチなんて落とすまでにそれだけかかったか……。
A:回顧はいいから。
I:む。……まあ、いいけど。それにしても、もう夏も終わりだね。
A:まだ暑いだろ。……でも、確かに虫が鳴いたりしてるな。
I:外で鳴いてる虫の音と、ゲームの効果音がわかんなくなったりするよ。
A:それはどうかと思うが。
I:ゲームも季節があるといいのに。秋は紅葉したり。フェイヨンとかは景色が綺麗だよ、きっと。
A:食べ物美味いしな。
I:うん、栗とかサンマとか銀杏とか、落ち葉で焼き芋とか。あとキノコも……って何言わせるのよっ!
A:げふっ! そんなベタなネタで殴られるのはなんだか納得いかない……。


8月27日

現在やわ毛50個

Isilmista:Anorってネコミミ持ってたよね。
Anor:ん、ああ。
I:ちょうだい。
A:………。あのなあ、これはβ1から持ち越した思い出の品なんだよ。そう簡単に渡すわけにはいかないぞ。
I:ちぇ、けちんぼ。
A:自分で出せ、自分で。
I:うーん、だから今フェイヨンで頑張ってるよ。でもさ、あそこって毒キノコがいるから、すぐに回復アイテムが減っちゃってあんまり長くいれないんだよね。
A:なんだ、やってるじゃないか。このまえやわ毛集めてたよな。もしかしてウサミミでも作るつもりなのか?
I:うん。いままでただレベルアップしてただけだからね。何か目的持とうと思って。
A:それはいいことだと思うが……。姉さんにウサミミは似合わないと思う。
I:え、そう? 自分では可愛いと思うんだけど……。
A:いやキャラクター的に。ウサギからむしりとったって言うなら似合うが。
I:あたしがどんなキャラだっていうのよ!
A:いや、それはな。……そういえば、ウサギって結構美味いらしいな。
I:あ、そうみたいだね。歌にもあるし。
A:歌?
I:うーさぎーおーいしー。
A:いやそれ違うし。


8月28日

みつばちパッチ

Isilmista:今日のメンテナンスでIPはじかれてつなげないっていうのが解決したらしいけど……。
Anor:その問題って海外IPをはじいた弊害だろ? ……の割には人減ってないよな。
I:なんだか回避する方法がある見たいよ。靴下がどーのこーのって。
A:なんだかな。課金が始まるまでは仕方がないのか……。
I:今の状況で課金っていうのもなんだか無理な話だと思うけど。
A:確かに。せめてサーバーが日本にあるんだからラグはなくしてほしいんだけど。
I:そうだね。……この前なんて、スモーキー叩いてたらラグで画面止まって、動き出したと思ったらポイズンスポアが三体も(Alt+5
A:辛いな。聞いた話だが、サーバーひとつあたりのキャパシティって5000人らしいぞ。
I:本当? ……どのサーバーも一万人越えてるけど。
A:サーバー増やすという話もあったから、実行されれば人動くだろ。……実行されれば。
I:だいぶ無理っぽいと思うけど。
A:……まあ、それはそれとして、サーバー増やすんだったら特色を出して欲しいな。
I:特色って?
A:例えば、ウルティマオンラインとかだとサーバーによってPKできたりとかするらしい。
I:あ、PKいいね。
A:よくない。……ラグナロクだと、例えばモンスターが全部アクティブでリンクしてくる高難易度サーバーとかどうかな。
I:うわ、それはノービスのひと辛いね。無理して上の狩場にもいけなくなるし……でも、そういう難しいことにチャレンジするっていうのは面白いよね。
A:うん、まあ俺はカニからアーマー出すという難しいものにチャレンジしているわけだが。
I:それ言ったらあたしだって、この前クマさんにチャレンジしたよ。
A:結果は?
I:あはは、ダメだった。さっぱり。この人みたいにいくかと思ったんだけどね。
A:……いや、いかないだろ、普通は。


8月29日

漫画も読んでみたいなあ

Isilmista:ねえ、「地獄甲子園」て漫画知ってる?
Anor:ぶーっ!(飲んでいた赤ポを吹き出して)

I:わわっ! 汚いなあ。
A:いや、すまん。いきなりそんなこと聞くものだから。
I:知ってるの?

A:ん、うん、まぁ。
I:へぇ、どんな話なの?

A:まあ、タイトルの通り野球漫画。以下略。
I:野球漫画って言うと、「アパッチ野球軍」とか「野球狂の歌」とか?
A:例えが姉さんらしいが、まあそうだ。……しかしなんでそんなこと聞くんだ?
I:ん? なんだか映画化されるんだって。実写で。
A:……ふ、ふぅん。
I:驚くのは作ってる人でね。ほら、昔の日記で「VERSUS」って映画のこと話したでしょ?
A:ああ、そんなこともあったっけ。

I:あの映画作ってた人達が、この「地獄甲子園」つくってるみたいなんだよ。
A:それはだいぶ……すごい映画になりそうだな。
I:いまからちょっと楽しみなんだよね。来年のいつごろ公開なんだろ。
A:……映倫に引っかからないのかなあ。


8月30日

管理人状態異常中
Isilmista:はぁー。
Anor:浮かない顔だな。
I:猫耳のヘアバンドが出ないのよ。もうタヌキを1000匹は狩ってるはずなんだけど。
A:出る時は出る。出ない時は出ない。そんなもんだ。
I:そうだけどさ。
A:1000匹くらいで音をあげるようじゃ甘いって言う人もいると思うぞ。
I:う、やっぱりそうかな。
A:だいたい姉さんは根気が足りない。あの時だって、姉さんが我慢して歩いてればあんなことには……。
I:うー、わかったわよ。我慢してタヌキ狩るわよ。
A:……まあ、次は四葉のクローバーなわけだが。
I:ひーん(涙

8月31日

たぬたぬ

Isilmista:ねえ、Anorってこの前グラストヘイムに行ったって言ってたよね?
Anor:ん? ああ、ゲフェンに白ヒゲ買いに行った時にちょっと寄ってみた。でも入れなかったぞ。
I:こんどあそこにダンジョンが出来るらしいよ。しかもかなりの規模みたい。
A:へぇ。ダンジョンはどこも手狭だからなあ……。β2になってますます人が増えたし。
I:それよりもサーバー増やしてくれって感じだよね。……タヌキは特に競争率高いし。
A:それはもとからだろ。なんでひとつのマップにしか出さないんだ?
I:うーん。なんでだろうね。……あ、もしかしたら。
A:なんだ。
I:タヌキってレッドデータアニマルなのかも。乱獲されて絶滅寸前。
A:なるほど、だからひとつのマップにいられるくらいしか生息数がないのか。……そうすると姉さんはどんどん絶滅に追い込んでいるわけだが。
I:えーと……。そうだ、グラストハイムのダンジョンはサクライサーバーで9月中に出来る予定らしいよ。まあ日本に来るのは年末になるかなぁ? やな予想だけどね。あはは。
A:姉さん、最近肩こらないか?
I:肩? う……そういえば、ちょっと重いかな。毎日剣振ってるからかも。

A:いや、ならいいんだが。……本当にそうなら。
I:Anor? え? なに? うしろ? なにもないよ?
A:さっきちらっと見えたんだよ。姉さんの後ろにタヌ
I:いやーーーーーーーーーーーっ!
A:げはっ!
I:おばけこわいよおーーーーーーっ!(逃走

A:姉さん、俺が幽霊になりそうだよ……(昏倒