2002年6月下旬▼
6月21日 森の奥で二人きり

Isilmista:今日は画像の一発ネタ。

←姉弟喧嘩

Anor:正直姉さんとはやりたくない。
I:なによ。この際肉親の情は無視よ。それとも怖じ気ずいたの?
A:いや……こっちが勝ったら「油断した」とかぐじぐじうるさいし、負けたら負けたで「罰ゲームでなにか奢れ」って言うだろ。
I:いいじゃない、それくらい。大目に見なさいよ。
A:俺が勝っても何も奢ってくれないじゃないか。
I:あんたねぇ、あたしは女の子なんだからあんたより腕力もないし負けて当然なんだよ? それなのに罰ゲームとか言うの? 姉さん、見そこなったわよ。
A:昔からそうだもんな……。もう慣れっこなわけだが。


6月22日 しゃっくりがとまらない

Anor:β2適用にあたってリセットということらしいな。
Isilmista:韓国だけね、公知では。でも日本でも適用されるんだろうね。せっかくてにいれたアイテムが……。
A:まぁ、バランス取るためにはやむをえないだろうがなぁ……。
I:それは確かなんだけど……でも、やっぱり心情的には納得できないものがあるよ。
A:それはわかるが、俺はリセットされるのは賛成だな。
I:えー? なんでー?
A:高レベルの人とか、お金たくさん持ってたりレアアイテム持ってたりするだろ。そう言う人たちと新規参入者のバランスもとれるだろうからリセットは歓迎できるところもあるが。
I:たしかにそういうところもあるけど、逆にいえば今までの苦労が水の泡になるっことでしょ?
A:βテストなんだからしょうがないことだろ。
I:それはそうなんだけど、心情的に納得できないt頃もあるよ。

A:まあ、それはわかるけど……リセットされれば姉さんのとの関係も切れるかな。そうすればこんなバカな日記に付き合わされることもないし、なにより暴力の被害に遭わなくてすむな……リセット歓迎だな、俺は。
I:ん、なんかいった?
A::いや、なんでもない。


6月23日 最初から期間を決めておけば良かったのに

Isilmista:β2でリセットされるって言うんで、巷ではレア相場の変動とかいろいろ起きてるみたいだね。
Anor:リセットされる『かも』しれないアイテムは価値が下がって、逆に残る『かも』しれない装備品は高騰してるな。
I:大変だね。
A:なんだよ、その言い方は。他人事じゃないだろ?

I:ん〜、でも消えて困るほどレアアイテム持ってないし、レベルも低いしね。ダメージは少ないよ。
A:まぁ、そうかもしれないけど。って、昨日シャリアさんのところにお邪魔したって言うChaos鯖のキャラはどうなんだよ。たしかβ開始直後くらいからやってたんだろ?
I:ん、あっちも全然やってないもん。レベルもまだ37だし、レアもぜんぜん持ってないし。まあ、せっせとお金溜めて買った忍者スーツとグローブは無くなるとしたらちょっと惜しいかな。
A:じゃあ……。
I:でもね、こういうネットゲームの楽しみはアイテムじゃないもの。人との付き合い、交流が醍醐味でしょ? アイテムはまたいつか手に入れられるけど、知り合った人とのつながりはアイテムよりも手に入れにくいんだよ。ネットゲームで一番レアなのは、知り合った友達や、仲間なんだよ。だからあたしはリセットされてもぜんぜん大丈夫だよ。
A:おお。姉さんがそこまで考えているとは……。感動した! 正直見なおしたよ。
I:いままでどういう目で見てたのよ。ところでAnor、前にあげたバッタ人形って残ってる? 返してほしいんだけど。
A:持ってるけど……なんで?
Iいま持ってる手持ちのレアアイテム全部売り払って装備品とか買っておきたいから。ほら、やっぱりβ2の最初から少しでもいい装備そろえておきたいじゃない?
A:……え?


6月24日 いまだに下水

 最近は下水にて修行中……一日三十分から一時間くらいだけど。高橋名人じゃないってのに。
 そういえば1Fにはかがり火があるよね。
 思うんだけど、下水みたいな風通しの悪そうな地下であんなに火をたいたらなんだか大変なことになりそうな気がするんだけど……気のせいかな。
 で、そのかがり火は弱くなる気配も無く燃えつづけているので、どんな原理なんだろう?と見に行くと……。



 えーん、お気に入りのハットが焦げちゃったよぅ……。


6月24日

双子のありふれた日常、あるいは閉ざされた未来と言う名のベタなネタ

Isilmista:Anor、ごはんできたよー。
Anor:お、さんきゅ。今日のメニューはなんだい?
I:キノコのリゾットだよ。初めて作ったから上手く出来てるかどうかは自信無いけど……。
A:いや、大丈夫だろ。姉さん他に取り柄無いけど料理だけはぶぎゅっ!
I:文句あるなら食べなくていいんだよ?(ニッコリ
A:いえ、ありがたく頂戴いたします。……うん、美味いよ。
I:ほんと? 味見してないからちょっと心配してたんだけね〜。 (ぱくり)ん、これは我ながら傑作だわ。
A:うん、これは最近の中でも特に美味いよ。特にこの色鮮やかな真っ赤なキノコ。……真っ赤
I:キレイでしょ。キノコの中でも特に活きがいいのを狩って来たからね。
A:狩ってきた? ……姉さん、このキノコどこで? ……舌がしび、しびれてきたが。
I:げ、下水だよ〜。じめじめしたところでキノコは育つって言うでしょ〜。
A:そうか〜じゃあこれはスポアの〜に、にくって〜わけだな〜。
I:うん、そ、そ〜だよよよ〜。
A:ふつう、んなもももん食うと思うかかかかよ〜。
I:いいいい色もキレイだし〜おいしそそうだとおお思ったんだよよ〜。
A:このの、バカ姉が〜何考えてんだだだだだ。
I:なによ〜直ったらただじゃおかないんだからねね。
A:い、生きて戻れるのかがかががっかが(倒

6月25日

双子のありふれた日常、あるいは開かれた前途という名のベタなネタ

Isilmista:Anor、ごはんできたよ〜。
Anor:ん、今日のメニューは?
I:キノコのリゾットだよ。
A:……また?
I:なに、文句でもあるの?
A:流石に同じネタを二日連続は……ぐふっ
I:あらあら、アー君たらお腹なんて押さえてそんなにお腹が減ったのかな?
A:……それよりも、今日は大丈夫なんだろうな?
I:流石にあたしも動くキノコは当分は遠慮しておきたいわ。
A:『当分』かよ(ボソ
I:それに今日は大丈夫よ。ちゃんと味見だってしたしね。
A:……姉さんが自分で味見? それよりも俺を毒味役に使わなかっただと? ふ、不吉だ。
I:あんたね。なんかそう言われるとあたしってすごい悪人みたく聞こえるじゃない。
A:みたいじゃなくて『悪人』そのもの……げふっ
I:こんなか弱い乙女捕まえてよく言うわ。それにそもそもAnorが余計な一言が多いのがいけないんじゃない。
A:すぐに暴力に訴えるその性格もどうかと思うが……。
I:……もう一発いっとく?
A:遠慮しておく
I:それよりも、早く食べないとリゾットが冷めちゃうよ! も〜、あたしが精魂込めて一生懸命作ったんだから暖かいうちに食べないと美味しくなくなっちゃうじゃないのよ!
A:それはそうと、このキノコはどっから採ってきた?
I:え、そこら辺からちょいちょいと。
A:……ホントに大丈夫なのか?
I:疑り深いわね。つまみ食いしたあたしが大丈夫なんだから大丈夫に決まってるじゃない。
A:試食じゃなくてつまみ食いとはやはり姉さんは姉さんか(ボソ
I:あはっ。Anor、何か言ったかな? あはっあはっあははははははははは〜
A:……笑い茸が混じってたのか。
I:あひゃはひゃはひゃはひゃはひゃはひゃはひゃはひゃはひゃはひゃはひゃ〜と、止めて〜はひゃはひゃはひゃ〜
A:止めるって言ってもな……こうかな?

(SE:ゴキリ)


I:あぐあぐあぐあぐあぐあぐあぐげぐあがががが
A:うむ、やはり人間は脊髄が急所なんだな。

6月26日

双子のありふれた日常、あるいは時空を超えた終末と言う名のベタなネタ

Isilmista:ごはんの時間だよ、Anor。
Anor:……メニューは?
I:特製チンジャオロース……じゃなくてキノコのリゾット。
A:ちょっと待て、いくらなんでも三日連続で同じネタなのはどうかと思うぞ。
I:大丈夫よ、今日のキノコは他の人も食べてたから絶対安心だって。
A:どれ、見せてみろよ。……俺、あんまりキノコとかには詳しくないんだけど、このまだら模様はあまり安全とは言えないんじゃないか?
I:えー、でも取りに行った時に居た人はそのままでもりもり食べてたよ? 食べ終わってからも元気だったし。
A:いまいち信用できないな……。
I:もー。じゃあ、あたしが食べて見せるわよ。この緑の水玉模様のキノコ食べるよ。……ほら、なんともない。
A:……たしかに、そう見えるな。
I:ん、それどころかなんだか元気が出てきたよ。なんていうか……いまならモンハウに突っ込んでも大丈夫な感じ
A:それはそれでヤバいような。
I:ん。味もけっこういい感じ。独特のコクがあって、割といけるよ。
A:そうか……しかしこの俺の皿に入ってる赤い斑点のキノコは……。
(と、そこになぜかウルフが通りかかる)
A:そうだ、このウルフに食べさせてみるか……。まさかばたんきゅー、ってことは無いと思うが。
I:あ、ちょっと、なにしてんのよっ!

むくむくむく

A:姉さん、心なしかウルフが大きくなったような気がするのだが。

I:ほんとだね、びっくりだよ。
A:って、心なし程度じゃない! だいたい二倍に巨大化してるじゃないか!
I:でも、元気そうだよ? 尻尾振って。
A:そーゆー問題かよ。どんなキノコだ、これは。一体どこから取ってきたんだ?
I:んーとねー、空中にブロックが浮かんでるとこがあって、そのブロックの中に生えてたの。
A:それって『?』マークの光ってるブロックだったりしなかったか。
I:うん、そうだよ。Anor、よくわかったわね。
A:姉さん、頼むから食材はちゃんと市場で買ってきてくれよ……。


6月27日

ギルド=組合だから、略称は……

Isilmista:酒場とか宿屋とか、現状でなんにもない場所をパーティの集まり場所とかにしてる人っているよね。
Anor:けっこう多いな。今日お邪魔したプロンテラの酒場の人達は営業時間とかそのへんまで決めてやってるみたいだったが。
I:将来的にはそういう場所がギルドになったりするのかな?
A:さぁ、どうかな。クローズドβ2でもギルドはまだ実装されてないんだろ?
I:たしか、そんな気がする。でもギルドってどんなのかな?
A:まあパーティよりも大きい単位で、規模によってできることが違うらしい……くらいしかわかんないな。それすらも実際にはどうなるかだし。
I:まだ全然決まってないってことね。でも、そういうギルドみたいの作ってみたいね。
A:俺と姉さんでか? どんな?
I:そりゃ、上納金集めるだけでも儲けられるでしょ。ギルドの構成員には腕っ節が強いの揃えて、他のギルドを片っ端からつぶしていくのね。抗争であたしは着物で炎バックにマシンガン撃ったりしてさ。あ、Anorは上半身裸でサラシ巻いてツルギで敵を薙ぎ倒してくの。
A:……姉さん、それなんか違う。

6月28日

音楽は久保こーじだったよね。

Anor:姉さん、これ聞いてみる?
Isilmista:なに? へえ、ラグナロクのサウンドドラマ? ラジオドラマみたいなものかな。……あたしも昔はよくこういうの聞いてたなぁ。
A:ふぅん、どんなの?
I:全裸マンとかかな。
A:……まあ、それはともかく聞いてみなよ。結構面白いぞ。
I:わかった。でもさ、こういう活動が盛り上がってるのもラグナロクの特徴だよね。
A:まだベータテストなのにな。まぁ、見た目とかそういうのもあんだろうが。
I:ほのぼのとした絵柄だもんね。ゲーム中だけじゃなくて公式のイラストもポップな感じだし。
A:他のネットゲームが割とリアルというか、そんな絵柄だったしな。嫌いじゃないが、ラグナロクの絵のほうがとっつきやすいと思う。
I:そうだね。……あたしもこういうふうなの作ってみたいなぁ。
A:こういうのって……サウンドドラマか?
I:それだけじゃなくって、例えばマンガを描いたりさ。
A:……旅の物語は。
I:でもイラストも描けないしなぁ。よく好きなマンガの絵を真似すると上達するって言うけど、すきなマンガが劇画っていうのがねえ。野望の王国みたいな絵でラグナロクってのも。
A:……旅の物語は。
I:声もかわいくないし……。まぁ、小さい頃に喉つぶしてるからかもしれないけどね。小学校の頃は合唱隊だったりしたんだよ。
A:……旅の物語は。
I:やっぱりあたしにできることと言ったらえろえろの弟を殴ることだけね。

A:旅の……って、殴るな!


6月29日

謝罪と賠償を!(副題:ごめんなさいもうしません)

Isilmista:ねっ、ねっ、Anor!
Anor:なんだよ。なんだか浮かれてるな。
I:あのね、あのねっ、あたしもイラスト描いてみたんだよ。今回はかなり力入れたし、何度も描き直したからうまく描けたと思うの。って言っても、あたしたちの顔だけだけどね。あ、ちゃんと色もつけたんだよ。
A:……ふぅん。
I:Anorも絶対驚くよ。自分自身でも傑作だもの。
A:まぁ、勿体ぶらずに見せてみろよ。
I:えへへ……これっ!公衆良俗の為表示は別ウィンドウにて開きます。また心臓の弱い方は御注意下さい
A:………。
I:どうかな? うまく描けてるでしょ?
A:
   ∧_∧  デストローイ!!  
 |\ΦДΦ)   /|
 ○ <  ζ) <  ○                   人人
 | >  旦  > |               <   ∧∧  キャアアアア
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|              ヽ(゚Д゚ )ノ
  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |                (  へ)
  |              |                 く


6月30日

ぶらじるー

Anor:ワールドカップもやっと終わったな。
Isilmista:ドイツのカーン選手すごかったね〜。あの前半のセーブとか。負けちゃったけど。
A:インパクトのある人だよな。一部で様付けで呼ばれてるのもわかる。
I:オークが兄貴って呼ばれてるのと同じようなものだね。
A:……なんか違うような気がするが。ところで、本国ではじまったβ2に色々と問題が起きてるらしいな。
I:経験値がおかしかったりとかでしょ。
A:明らかに設定ミスだよな……開発側でチェックしてないのか。こんなんじゃ日本ではじまってもどうなるか……いや、正式サービスもきちんと運営できるかどうか危ういと思うのだが。
I:……ふふっ。
A:ん、なんだよ。
I:ねぇ、Anor……長くこのゲームを続けているとね。もうね、そんなことは慣れっこになっちゃってるんだよ。周りが大騒ぎになっても「ああ、またかぁ」って思っちゃうの。
A:調教されてるな。
I:俗に言う「マゾ調教」ってやつかな。
A:自分で言うなよ。……それに姉さんの場合は「サドブッ!
I:そんなこと言うと、Anorも調教しちゃうぞ〜(Alt+4)なんてね。
A:……も、もう間に合ってます。