2003年8月下旬▼

8月22日

『さすがに金ヅルとは言いづらいよなあ みつお』

Anor:仲間募集……ね。
Isilmista:こういう場の必要性はあるだろうけど……、運営側がわざわざやることでもないと思う。

A:俺、参加してみようかな。

I:ちょ、正気!?

A:本気だよ。いいじゃないか、別にどうしようが俺の勝手だし。

I:そうだけど……でもそんなとこ行ったら何されるかわからないよ? ひどいことされちゃうかも……。

A:いや、ひどいことって。

I:例えば、初対面なのに「俺だよ、俺。ひさしぶりだな〜」とか言ってアイテムとられちゃうとか。

A:そういう事件の被害者って高年齢が多いような。

I:あと「手相の勉強してるんで協力してください」って言われて占ってもらえるんだけどお金もしっかり取られるとか。

A:駅前とかによくいるよなあ。

I:あと最初アイテムタダでくれるんだけど最後に羽毛布団買わされるとか。

A:いまでもその手口って減ってないみたいだなあ。

I:あと掃除するだけとか、一緒にカラオケするだけでお金もらえるとか。

A:そんなんで万単位の金もらえるって事自体に疑問をもたないのかね。

I:とくにAnorなんてモテそうにないんだから。

A:余計なお世話だ!

I:耳当て装備してる男の人が「ナオンのほかはワシ等だけの王国を作るんじゃよー!」とか言ってたらほいほいついて行っちゃいそうだし。

A:それは……なんだかちょっぴり楽しそうだぞ。

I:……うん、あたしもそう思うよ。


8月24日

でもなんだかんだで『Kill Bill』が気になります

Isilmista:『英雄』観てきました。
Anor:こういうネタになりそうな記事もあるのにスルーとは、流石だよな俺ら。

I:まあ、それがあたしたちの醍醐味だし。

A:言い切っていいのか?

I:そういうわけで、『英雄』なんだけど……観たあとの最初の感想としては『綺麗』だったね。

A:衣装といい、風景といい、本当に『色』が綺麗なんだ。

I:CMとかでは派手なアクション映画みたいにされてるけど……実際はそうじゃないよね。

A:たしかに。アクションは特殊効果やワイヤーを使って派手だけども、あまり映画のストーリーとしては重要じゃないな。香港的なアクションを期待すると肩透かしを食らうかもしれない。

I:もとが中国の伝説でしょ? だから映画もそういう、お話を聞かされている感じで進んでいくんだよね。淡々とした感じで、ハリウッドの映画にあるようなドキドキ、ハラハラした感じはないの。それは思ってたのと違うかな。

A:たしかにCMで流れてるシーンだけだと、筆を剣で割ったり、すごい数の矢が飛んできたりで。でも実際映画を見ると全然印象が違うな。

I:なんでもアクション映画にしたがるからね……ロード・オブ・ザ・リングもそうだったけど、見所はアクションだけじゃないのに、そんな感じの宣伝ばっかり。

A:まあ、そのほうが宣伝しやすいからだろうなあ。

I:うーん。

A:しかし、この映画の本質は『映像美』にあると思うが。

I:そうだね。あまりネタバレになるようなことは書きたくないけど、最初が黒、赤から青、緑、そして白って移り変わっていく衣装とかは本当に綺麗。赤の衣装のときの銀杏の葉と赤い服のコントラストは観ていてハッとした。

A:あの衣装をやってるワダエミって和田勉の奥さんらしいぞ。

I:そうなの!? へぇ〜。

A:なんでも単身中国に渡って……映画のだいぶ初期段階から関わってたらしい。

I:すごいね。なんか、こういうすごい作品に日本人が関わってるってだけで嬉しくなっちゃう。

A:スタッフロール見たら、ほとんど中国人だもんな。

I:でも……。

A:ん?

I:中国の人にダジャレ通じるのかな? ロケ地見て、「さすが中国はHEROいわねえ〜」とか。

A:……ああ、言っちゃった言っちゃった。


8月25日

中の人などいませんし
Isilmista:〜〜〜〜〜っ!!
Anor:なにしてんだ、姉さん。机叩いて。

I:べ、べつに。なんでもないわよ。

A:ん? 新しいラグナロ娘を決定……?

I:あ、あたしは、ただ単にまたバカみたいなことやるなーって思ってただけよ? こんなことしてる暇があったら一体でもBOT駆除しなさいって。

A:まあ、確かにバカだな。どっから見つけてきたのか、どれも……っと、まあ色々だよな、写真うつりが悪い人だっているし。

I:ツッコミどころは多いわよね。 だいたい何よ、『特技:七変化』って。セブンチェンジャーなの? シックスショットですら6段変形なのに? あ、でもウィングウルフいれたら同じ七段か……。

A:……姉さん、そーゆうこと言うからラグナロ娘に声かからないんだよ。

I:べ、べつにかけてもらわなくてもいいわよ。だいたい、あたしがいつ、そんなものになりたいなんて言ったの?

A:……ん、でも姉さんは。

I:なによ。

A:娘っていうには薹が立ってるしってギャー! 痛い! 痛い痛い! 止めて姉さん、ミシミシって言ってる、ミシミシって! ガーッ!

8月27日

主題歌がお気に入り
Isilmista:ゲームキューブのファイナルファンタジークリスタルクロニクルっていうゲーム買ってみたんだけど……。
Anor:長い名前だよな。で、どう? 面白い?

I:そうだね、感覚としてはPSOに近い感じかな? あまりストーリーって言うのは出てこなくて、ダンジョンに入ってクリアすることで進んでいくから。

A:ふむ。

I:割りと好みかも。景色とか音楽とか、ちょっと牧歌的な雰囲気がいいよ。音楽は気に入ってCDまで買っちゃった。

A:ずいぶん気に入ったみたいだね。

I:うん。でも、一人よりも何人かでやりたいな。そういうふうなゲームだし。

A:確か姉さんは、これがはじめてのFFだよな。

I:うん、そうだよ。あ、でもファミコンの3ならちょっとだけやったことあるよ。Anorがくれたじゃない、カセット。

A:ああ、そういえば。で、どのへんまでやったんだ?

I:えっとね、確か小さくなるあたり。

A:最初も最初じゃないか。いくらコマンド式の戦闘が嫌いだっても、根気なさすぎだぞ。

I:だって敵も強かったし、すぐ死んじゃうんだもん。あれクリアする裏ワザとかないの?

A:ねぇよ。

I:それに少し進んだだけでまた敵でしょ。なんだかイライラしちゃうのよね。

A:まあ、気持はわかるような気がするけどな。

I:ん、そうだ、ファミコンで思い出したんだけど、今年の末から東京の写真美術館ってところでファミコンの展覧会やるみたい。

A:へえ、美術館でね……。でも、もう20年だもんな。つい最近まで生産続いてたことも考えると、文化云々じゃなくてひとつの歴史って言ってもいいくらいかもしれないな。

I:そうだよね。あたしは絶対に観にいくつもり。……ところで、この展覧会に展示する資料で、こんなこと呼びかけてるみたい。

A:……20年経てばこういうのも出てくるよなあ。潰れちゃった会社もあるし。

I:昔は著作権とかあんまり気にしなかったみたいだから、どうなってるかわからないっていうのもあるのかもね。

A:似たようなゲームを平気で出してたからな。

I:でも気になるのは……。

A:なんだ?

I:『ファミコンソフト全タイトル展示』のなかに、ハッカーインターナショナルが入ってるかどうかよね。

A:……そんなこと気にするのは姉さんだけだ。

8月28日

ヘッドフォン装備で再現できますね

Isilmista:ライスは〜好きか〜JAPANの男なら〜♪
Anor:また微妙な歌を。

I:10年ぶりの米不足が心配なんだもん。

A:確かに。前の、あの時はだいぶ記憶に残ってる。

I:タイのお米とかも美味しいんだけど、やっぱり食べなれた日本の味が食べれないのは辛かったよ。

A:子供ながらに、食事って言うのがどれだけ重要なのかを思い知ったよ。

I:だから、今年のも心配なんだけど……それに野菜も高くなってるし。

A:涼しいほうがすごしやすくていいだろうけど、農業にひびくのは嫌だよな……。

I:そだ、農業で思い出したけど、農家になるっていうちょっと変わったネットゲームの『コスモぐらし』をすこしやってみたよ。

A:へえ、あれか。どうだった?

I:体験版だから、いろいろと制限されてるけど雰囲気はつかめたよ。まず土地を買って、野菜を育てて……。って、ここまでで終わっちゃったんだけど。

A:2週間しかないのか……確かに、プレイ時間取れないとあまり楽しめなさそうだな。

I:うん、もうちょっとあればね。アイテムを合成したり、バブーっていう生き物を捕まえたり出来るんだって。

A:戦闘とかはないのか?

I:農家だし、そういうのは無いよ。でも捕まえたバブー同士でレースしたり相撲とったりっていうのはあるみたい。

A:ふぅん、ちょっと興味はひかれるかな。

I:まだ全然やらないうちに体験期間が終わっちゃったから、あまり細かいことは言えないけど雰囲気はいい感じだったよ。なんか、のんびりしてたし、会った人もやさしかったし。

A:……人は重要だよな……人は。

I:でもねえ。

A:なにか問題が?

I:偶然、何人かの人と出会えたけど、ラグナロクと比べると全然少なかったよ。感覚的にはこの前追加されたサーバーのアルベルタくらい。

A:それは少ないな。

I:あたしが人のいないとこ選んじゃったっていうのもあるんだろうけど。雪の惑星。

A:また農業には向かなさそうな土地だな。

I:でもいろいろ想像してたんだよ。キタキツネ呼んでみたり丸太で家作ってみたり初恋の人が夜逃げしてみたり。

A:……嫌な想像だなあ。