2004年8月上旬▼

8月2日

本当にオススメです

Isilmista:えーと、話題のタイ映画『マッハ!!!!!!!!』を観てきたんだけど……。
Anor:すごかったなあ。人間てあそこまでの動きが出来るんだ。

I:広告のとおりワイヤーもCGも使ってなくて、あの動きだもんね。

A:走りながら幅30cmくらいのガラスのスキマを抜けたり、乗用車をまるで障害物競走のハードルみたいに飛び越えたり……。いくら役者がスタントマン出身で体鍛えてるっても、すごいアクションだよな。

I:全身バネみたいだったもんね。確かにアクションはすごかったよ。

A:ふむ、それ以外は良くなかった?

I:んー。ストーリーは、単純明快でいいよね。村から奪われた仏像を取り戻すって言うだけだから。でも、キャラクターのほうがちょっと薄かったかな。

A:確かに主人公の影が薄かったりするな。

I:悪役の親玉とか、途中で死んじゃう女の人とか……もうちょっと掘り下げがあっても良かったよね。

A:そうだな。主人公だってあれじゃ単にムエタイしか能の無い朴訥青年だもんなあ。

I:あと、笑えるシーンがあんまりなかったのも……。

A:いや、それは必要なのか?

I:だって、劇中の格闘シーンって本当に殴ったり蹴ったりしてるんだもん。絶対、何発か本当に入ってると思うし。

A:やられてるほうの表情って演技じゃなかったもんな。

I:見てるだけで痛いのに、途中で息抜きできるシーンがあんまりないっていうのもなんだかなぁって。

A:なるほどね。言われてみれば、地下格闘上のシーンとか、その後の乱闘なんかは観てて思わず痛いって言っちゃいそうだったな。

I:でもまあ、これはオススメできる映画だよね。

A:姉さんが言ったように、いろいろと荒削りなところはあるが。

I:でも、スタッフや役者たちの熱意がすっごい伝わってくる映画なのよ。挙げた難点なんて、見てる最中には気にならなかったもん。

A:確かに、面白くしよう、凄い映画にしようっていう気合は伝わってくる。

I:そうだよね。殴ったり蹴ったりの、痛そうなアクション映画が苦手じゃなければ、ぜひ観てもらいたい映画だね。変なハリウッド映画よりは断然楽しめるよ。

A:たしかにな。

I:でもねー……これだけはやってほしかった、っていう不満はあるのよ。

A:どんな?

I:タイの名物、サブマシンガン片手にノーヘルでバイクに二人乗りの警察官が出てこなかったりとか。

A:出てきたらいろいろまずいんじゃないか、それは。

I:あとタイで日本語しゃべれる人って、大体ゲームから覚えてるから男なのに女言葉だったりするとか。

A:ギャルゲーとかで日本語覚えてるんだよな、あっちの若いのって。

I:それとほら、タイが誇る電脳街サパーレックとかも出てこなかったよね。

A:プレステのソフトが一枚20バーツとかか。……そんなの出したら日本で放映できないだろ。

I:一枚70円しないのよねえ……。ソウルじゃ5000ウォンだったのに。

A:そういうことは言わないの!


8月7日

だらだら書き連ねスペシャル

Anor:とうとう……いや、やっとニブルヘイム実装か。ついでに新しい頭装備も来るみたいだな。でもやっぱりというかなんというか、キャラクターの5スロット化はないんだな。……って、姉さん?
Isilmista:うぅう……。

A:何書いてるんだ? って遺書!?

I:あっ、ちょっと読まないでよ。

A:『Anorへ この手紙をもってあなたの姉としての最後の仕事とする。まず、あたしの葬儀のBGMは中島みゆきの世情でお願いしたい……』 嫌な葬式だな。っと、それはともかく姉さん死ぬつもりなのか?
I:そんなつもりはないわよ。けどさ……ちょっと、明日はどうなるかわからないなあって思って。

A:……なにか心当たりでもあるのか。

I:この前、ミノタウロスカードがやっと出たって言ったでしょ? もうあの狩場で5、6レベルあがるくらい買ってるのに、やっと。

A:ああ。売るか使うか悩んでたよな。

I:そしたら今日、もう2枚出て。

A:2枚……2枚目じゃなく、2枚?

I:うん。しかも30分間に。他にもツーハンドアックスが結構出たりとか、オリデオコン原石もたまってきたし。あ、それとイシスもテイムできたんだよ。

A:……ああ、それは死ぬな。確実に死ぬな。きっとぐっちゃりと正視できないような死に様で。それで誰にも気付かれずにひとり寂しく死んでいくんだよ。

I:ひ、ひどい。そこまで言うことないじゃない!

A:だって、ただレア運自慢したいだけじゃないか。

I:プールサイドに夏がくりゃ?

A:それはレナウン、ってまた一般受けしないネタを。

I:ん、ところで、ニブルヘイムがどうしたの?

A:あー。24日に実装されるらしいぞ。

I:ギリギリなんとか夏休みのうちだね。でも強いモンスター多そうだし、あたしたちにはあんまり縁がないマップかもしれないねー。

A:行くのもめんどくさいしな。まずウンバラ行って、イグドラシル通って……いまいち人気出なさそうなマップだなあ。交通の便が悪すぎる。

I:ジュノーからこっち、新しいマップもすぐに人がいなくなっちゃったりしてるし。

A:なんかこう、いまいちぱっとしないんだよな。経験値やレアふがうまいマップがあるわけでもなく、面白いクエストがあるわけでもなく。

I:せっかくニブルヘイムには氷と死者の国っていうキャッチフレーズがあるんだから、なにかそれっぽいのものが欲しいわね。

A:NPCはみんな死者っていう話だし、街中にモンスター出てくるって言うし。よっぽどのものじゃないと受けないような。

I:病院が脈略なくゾンビに囲まれたりとか。

A:地下になぞの機械があって混沌がねちょねちょのぐちょぐちょなんだな。

I:生まれ変わったら女のひとの自転車のサドルになりたいゾンビがいるとか。

A:そんなセリフでエンディングなんだからどうしようもないよな。

I:ノイズだらけの声でハイスコアって言うとか。

A:ファミコンなのに無駄に頑張ってるよな。

I:……うーん、やっぱりいまいちパッとしないわね。

A:死者っていうイメージも使い古されてるからな。そうだ、もうひとつの氷の世界っていうほうで考えてみたら。

I:窓の外にリンゴ売りがいるとか毎日吹雪きとかなんだね。

A:……街のBGMは陽水と大槻、どっちだ?