2004年5月上旬▼

5月5日

ちまきべたべた

Isilmista:屋根よーりーたーかーくAnorを吊るせー!
Anor:突然曲調が変わったな。

I:突っ込むところが歌詞じゃないあたり、あんたも成長したわね。

A:……成長なのか。

I:で、今日はこどもの日だったんだけど、こっちはあいにくのお天気だったね。

A:うーむ、せっかく珍しいことがあったのにな。関西では見れたらしいけど。

I:見てみたかったなあ。そういう時に限って天気悪いんだよね。

A:やっぱり常日頃が……お天道様が見てるんだよ。

I:あたしの行いと天気が関係あるわけないでしょ? だいたい、あたしのせいで天気が変わるんなら今頃日本の沿岸部は壊滅よ。

A:どんなことしてんだよ!

I:ま、それはそれとしてせっかくのこどもの日なんだし、らしいことしないとね。ほら、ちゃんとこいのぼりも用意したんだよ。
A:まさか、本当に屋根より高く吊るすつもりか!?

I:そんなことしないってば。

A:なんだ、そうか。……で、なんでロープでぐるぐる巻きにされないといけないんだ?

I:え、だってこどもの日の風物詩なんでしょ?

A:なにが?

I:すまき。

A:そ、そんなもう誰かがやったようなネタが通じるとっ! 待て、待って、海はやめろー!


5月7日

たぬき帽子の色変えになりそうな予感

Isilmista:今月は結局パッチなし?
Anor:結婚もウンバラもないな。他の国ではもう実装されてるが……。昨日のメンテも結局、『語り部が新しい話をするようになりました』か。
I:パッチを楽しみにするヤングメンよ! 貴様たちの新要素を待ち焦がれる心情を『一日千秋』と言う。すなわち何者かの呪いによって一日中あの鼻にかかった声になってノンタンのアフレコをする羽目になるという意。む、今回も間違っているうえうまくマネ出来ずにすまぬ。

A:それ違う語り部。いや、そんな話するNPCだったら毎回コモド行くけどな。

I:マイグレーションあるからっても、ちょっと延ばしすぎだよね。アニメの内容なんて興味ないし。

A:全鯖プレイヤー中、100人に1人興味があればいいほうじゃないか?

I:そもそも、全国の人が見られるわけじゃないしね。

A:そういう人は、ビデオやDVDを買うなりするわけだけど……。ええと、見れない方々。わざわざ金出して見るほどのものでもないですよ?

I:そこは、作ってる側もわかってるみたい。ほら、記事の購入特典見てよ。

A:……ゲーム内アイテムぅ? これはまたアコギだな。アイテム目当てで買う人狙ってるのがミエミエだ。

I:かわいいべいびー♪ はいはい♪

A:そりゃ中尾ミエだろ。

I:レーナウーンレナウンレナウン♪
A:それはイエイエだ、って若い人どころか少し年配のひとですら懐かしいネタはやめようよ……。
I:でも、ネコミミキャップってねえ。いくら珍しい、買った人しか貰えないアイテムでも、肝心のアニメのほうが面白くないんじゃ。

A:わざわざ買う人いるのか、って感じだな。姉さんも、まさか買わないだろう?

I:もちろんよ。まったく、そんなエサでこのあたしが……クマー!

A:釣られてる釣られてる!


5月10日

それでもやめられないのは……?

Anor:マイグレーション受付始まったなあ。
Isilmista:いきなりトラブル起きてるみたいだけど。……混み合ってるって、そんなに移住する人がいるのかな。

A:残留組としては、半分くらいに減ってくれるとうれしいんだけどな。正直な話。

I:うーん、確かに今の半分になれば少しは快適かなって思うよね。

A:まあ、あの運営会社の場合だとサーバーのスペックまで半分にされそうだけどな。

I:わ、笑えない話だね。

A:そもそもマイグレーションの受付が混雑してるっていうのも怪しい。

I:ええ?

A:案外、受付用のシステムをけちって、ありあわせの性能の低いやつで済ませたりしてそうじゃないか。

I:あー、ありえるかもしれないね。

A:それに、この前のマイグレーションのプランを決めるアンケートの件もあるからなあ。またシステムに不備があるのかもしれない。

I:うーん、あらためて考えると、本当に信用の底を抜いてるよね。

A:この先、いかにきちんとしっかりやってっても、もう取り戻すのは難しいだろうな。……なにかの童話、というか教訓話を読んだことがないのかな、あそこの社員は。

I:ほんとね。一流の嘘つきっていうのは、本当のことしか言わないものなのに。

A:少なくとも、舌の上では、な。