Anor：へぇ、転生システム実装かあ……。
Isilmista：ふぁ、ふぁんれすっへ！？
A：……口にもの入れたまましゃべるの行儀悪いぞ。
I：んむ。……だって食事しないとHPの回復が悪いんだもん。
A：それ違うゲーム。まあしかし、実際転生とか言ってもあんまり関係ないけどな。
I：そうだねえ。それよりも倉庫の拡張とかスキル修正が気になるね。
A：倉庫が大きくなるのは嬉しいな。整理しようと思っても、なかなか捨てられるものもないし。
I：製造に必要なアイテムためてるとあっというまにいっぱいになっちゃうもんね。心臓とか胞子とか血管とか。
A：……姉さんの倉庫はあまりのぞきたくないな。
I：あとはスキル変更だけど……これって韓国の方でなんどかあったやつかな？
A：オートカウンターのSPがあがったり、インデュアにMDEFがついたりするやつか。
I：見た感じ、あまり変わって困るような修正はないわよね。
A：……独自の調整とか言って全然違うスキルになっちゃったりして。
I：う、ありそうでイヤだなあ。
A：ま、それはともかく転生だけど、姉さんはできそうな見通しあるのか？
I：うーん。今年一年、集中してやりこめば年末くらいにはできそうだけどね。
A：気力がつづきそうにないな。
I：部分的にでもいいから、レベル低くても使えるようにしてくれればいいのに。
A：転生システムを？
I：うん、そう。たとえば、モロクで性別が変えられるとかね。
A：……それ転生じゃなくて転換。

Isilmista：じゃーん。
Anor：おお、ウサミミ！？　ちょっと待てよ、たしかアサシンが持ってたかな……。
I：ってなんで自分のカバン調べてんのよ。
A：いや、アカウントハックにあったかと思ってな。
I：自分で買ったの！　レベルアップしたから、自分へのご褒美にね。
A：クリスマスプレゼントみたいだな。
I：ん、それも兼ねてる。
A：しかし、それなりに高かったろうに。よくそんなお金があったな？
I：タラ盾が、ちょっと遠のいたかな……。
A：実用装備を優先させろよ。まず。
I：でもさ、あたしってウサミミヘアバンド似合うと思わない？　髪もアップにしてるしさ。
A：どういう理屈だ。……でもまあ、多少は可愛く見えるな。
I：えへへ。……でもさ、騎士の服よりやっぱりアサシンさんとかのほうが似合うよね。ちょっとキワドイくらいがいい感じ。
A：そんなことはないんじゃないか。
I：そうかなあ？　なんだか騎士の服ってやぼったいし。スタイルがもうちょっとよければまだマシなんだろうけどさ。
A：いやいや。弟の俺が言うのもなんだが、姉さんもなかなかいい線いってるぞ？
I：そ、そう？
A：豊満なウエストとか、ひきしまったバストとか。
I：ちょ、ちょっとぉ。おだてても何も出ないわよ？
A：大丈夫だ、お世辞じゃないから。……ところで俺は急用を思い出したので失礼する。じゃ。
I：あ、うん。気をつけてね。……ん？　なんかおかしいわね？　ウエスト？　バスト？