【第2章】

TOPIXのチャートからわかる、バブル崩壊以降の日本株の衝撃の事実


日経平均とTOPIX

普通ニュースなどで日本株が報じられるとき、日経平均の値が最初に報じられる
一時期日経平均は正確な株価を反映していないなどとして
TOPIXの値が最初に報じられたときもあったが、いつの間にか元に戻っている
日経平均とTOPIXの違いをもう一度おさらいしておきたい

日経平均

東証1部上場の銘柄から選んだ225銘柄の平均株価

TOPIX

東証1部上場の全銘柄の時価総額の合計を全銘柄で割って出した数字

基本的にトレーダーがチェックするチャートは日経平均
TOPIXをチェックする人はほとんどいない
値動きがほぼ同じだから
最近は短期売買が主流なので、TOPIXの、それも月足チャートのような長期チャートになると、ほとんど誰も見ていないと思う
メディアでもまったく報道されない
しかしだからこそ、そこに衝撃の事実が隠されているのだ


まずは論より証拠、チャートを見ていただきたい



以上が30年におよぶTOPIXの月足チャート

1989年年末にバブルがはじけて株価が滝のように落ちたあと、1992年に株価は1100ポイントあたりをサポートに反発
以降反転上昇した株価は、赤い十字の線のところで実に7回も跳ね返されている
これを株式用語でレジスタンライン、日本語で上値抵抗線という
上値抵抗線は1700~1800ポイントという具合に幅があり、帯状に推移している
面白いのはそればかりでない
TOPIXの史上最高値は約2800ポイント、TOPIXのバブル後最安値は約700ポイント
つまり上値抵抗線1700~1800ポイントは、ちょうどTOPIXの史上最高値とバブル後最安値の中間ゾーンなのだ
TOPIXはバブル崩壊以降、中間ゾーンとバブル後最安値の間を行ったり来たりしているということになる
さらに言うと
バブル崩壊以降のTOPIXは

2800~1800ポイントの上層
1700~1800ポイントの帯状の上値抵抗線となっている中間層
1700~*700ポイントの下層

といった

「三層構造」

になっているのだ
この三層構造は株価が史上最高値の2800ポイントを大きく上抜くか、またはバブル後最安値の700ポイントを大きく割り込まない限り

「維持され続ける」

このような一定の範囲内で株価が動くことを株式用語で「ボックス」という
TOPIXは三層構造をもった「ボックス」なのである


バブル崩壊以降、長期投資で運用益が出ない理由

「ボックス」はトレンドで言えば横這い
バブル崩壊以降、TOPIXは30年におよぶ月足チャートを見てもわかるとおり、長期横這い(あるいは底練り)を続けたことになる
長期投資で運用益を出すには、ニューヨーク・ダウのようにトレンドが右肩上がりにならないと駄目だ
これでは一部の成長銘柄をのぞいて、長期投資で運用益が出ないはずである


ボックス相場にあった運用方法を考える

ボックス的な値動きに威力を発揮する運用方法
代表的なものは、【第1章】でも少し触れたFXのトラリピ

以下トラリピの解説

トラリピがどれくらい儲かる可能性があるか、というと、例えば、ドル円が110円から120円にまで上昇した局面で考えます。

仮にドル円が110円から115円の間で行ったり来たりを繰り返し(5往復)、112円まで下がって今度は116円まで一気に上昇、116円から117円の間で8往復した後、117円から120円まで上昇となった、と仮定した場合、100pips×(5×5+4+1×8+3)=4000pipsの利益になります。

これは底で買って天井で売る。つまり、110円で買って120円で売った場合の利益1000pipsの4倍になります。

トラリピは、底で買って天井で売ることを目指すよりも、短い時間足での高安をこまめに拾っていったほうが、期待できる最大利益は増える、という為替相場の基本的な考えに基づいています。



トラリピは為替の値動きが一定の範囲内、つまりボックス的な値動きを繰り返すからこそ効果がある
バブル崩壊以降、為替のようにボックス的な値動きを繰り返しているTOPIXはトラリピに近い運用方法こそ適している
トラリピに近い運用方法、それは出品者の

「世界一楽な投資法」

をおいて他にないと思う


「世界一楽な投資法」応用編

TOPIXは三層構造になっているが、実際にトレードする際は、もっと細かく分けたい
2800~1800ポイント、1700~700ポイントを2つに分ける

つまり

2800~2300ポイント→①
2300~1800ポイント→②
1800~1700ポイント→③
1700~1200ポイント→④
1200~*700ポイント→⑤

④のところで【第1章】で紹介した(1321)日経225連動型上場投資信託を250円単位で買うトレードしていたとしよう
何かのきっかけでTOPIXの株価が⑤まで下がったとする
そこで④でやっていた(1321)を250円単位で買うトレードを同じようにやっていたのでは芸がない
なぜなら⑤は④に比べて明らかに割安だからだ
株の基本は「安く買って、高く売る」
例えば⑤では、買う単位をもっと小さくして、(1321)を100円単位で買うトレードをするとか
あるいは④では(1321)を1株づつ買ったいたものを、⑤では2株、3株と増やしていく
このように株が下がるごとに、買いポジションを分厚くすれば、株が反転上昇したときに大きなリターンが得られる
資金コントロールと投資センスが求められるが、それは経験を積めばうまくなる

株の場合、トレーダーが経験を積む前にマーケットから退場させられるパターンが多い
「世界一楽な投資法」の場合、適切に運用していれば、まず退場はありえない
「世界一楽な投資法」は実践的な投資法を退場せずに習得できる、トレーダー入門者向けのトレーニング法としても優れている

なおTOPIXの三層構造は、9つに分けてトレードすることも可能

2800~2550ポイント→①
2550~2300ポイント→②
2300~2050ポイント→③
2050~1800ポイント→④
1800~1700ポイント→⑤
1700~1450ポイント→⑥
1450~1200ポイント→⑦
1200~*950ポイント→⑧
*950~*700ポイント→⑨

細かく分ければ分けるほど複雑になるが、その分投資戦略が多角化できる


次回は

【第3章】

長岡御大の投資法「株はコレクションだと思って、5年間持て」は今でも有効か?


ここに書かれている内容についての注意

ここに書かれている内容は、すべて出品者の売買の手のうち、売買している銘柄を紹介したにすぎません
したがって落札者の方が出品者の売買の手のうちを真似するのか、応用するのか、無視するのか、また出品者が売買している銘柄を買うか買わないかは、すべて落札者の方の判断になります
出品者は出品者がやっているトレード方法を他人に推奨しませんし、推奨銘柄も出しません
そのことを最後にお断りしておきます