IBD(炎症性腸疾患)のお話
IBD(炎症性腸疾患)と言うのは、潰瘍性大腸炎やクローン病、腸管性ベーチェットなど、主に消化器系の器官に炎症のおきる病気です。原因は、まだはっきりわかっていません。
ですから当然、残念ながら、こうすれば治ると言う正しい治療はありません。
病気のメカニズムなどは、今は調べようと思えばインターネットでも書籍でもいくらでも調べることができますので、興味のある方は調べてみるとよろしいかと思います。
例えば一口にIBDと言っても、段階や病歴や炎症部位によって、全く違います。
潰瘍性大腸炎とクローン病でもぜんぜんぜん違う病気ですし。
しかし、大まかな流れで、「IBDはこういう病気。」ということをきちんと理解して生活すれば、さほど恐れるほどのない病気だと思っています。ただ、時に入院したりとか言う不便は生じますけどね。(^^)
とは言うものの、私自身、そんな風に達観するまでには沢山の時間がかかりましたし、いろいろな経験もしました。
田舎で暮らす私としては、全国の専門医と言われる有名な病院に通っていらっしゃる方を以前は指をくわえて見ておりました。「でも、こんな田舎では、情報も医師の経験も少ないし、まともな治療も受けられないのは仕方ないよな。。。」ってね。
ところが、病気の性質上、だんだん色んなことを知っていくうちに、そうではないことがわかりました。何も最先端のすばらしい治療を受けることだけが良い治療ではありません。
大丈夫。どんな辺鄙な田舎だって、ちょっとした努力や、やり方次第で、サイコーの治療がうけられる。今はそう思っています。
今は、IBDに関する書籍やホームページなど、情報も沢山あります。
同じ病気の仲間が欲しいと思ったときも、探すすべも沢山あります。
あなたの住んでいるところで、あなたにとってのサイコーの治療が受けられるための入門ホームページだとでも思っていただければ嬉しいです。
ただ、これは、「患者が思うところのサイコーの治療」ですので、医療の側からすれば問題だらけかもしれない、危ないホームページかもしれないですぅー。(^^)
ひとつの参考として、このホームページを読み、後は、自分自身で自分自身のサイコーの治療を主治医と一緒に作っていけばよろしいかと思います。
「こういう生活をすれば絶対再燃はしない!」というものは、まだありませんから、その時々の患者の人間的な成長度によっても、ベストな道が違ってくると思います。
食事療法をきちんと守って、規則正しい生活をして、ストレスをためずに。。。。
なんて言う病気の要因をすべて排除する生活ば病気にとって良いと言うことはわかっています。
でもね。。。。
人生達観したばあさんじゃあるまいし、若いうちからそんな生活ができたら、すごすぎます!!
そう言うことが「何の苦もなくできる人」なら良いけれど、人生長いのに、若いうちから節制節制の人生なんてつまんないです。
病気のために節制がストレスになって再燃の要因になるってことも充分ありえます。
暴飲暴食をして痛い思いをするのもまた人生、、、、
あ、、、いきなりこれはマズイですね。(^^)
気がつかないうちに「病気にとっていい生活をしていた。」とか、「気にしてなかったけどその生活は節制だった。」っていうのがベストだと思います。
病歴の長い同病の仲間は、沢山痛い思いをして、色々な道を見つけました。
ちょっとしたポイントを知って、プロフェッショナルな患者になり、病気を持ってげんきに田舎で暮らしましょう!!ね(^^)
「あんたは何者だ!!!」
「私???私は患者さまですぅー!!!」(^^)