*

鼓膜破っちゃった話

破っちゃいました。

ある日、変なところに置きっぱなしになっている耳掻きを見つけました。

「もう!だれ?!こんなところにおきっぱなしにする人は!!」

と、主婦祐子さんはおもむろに耳掻き片付けるために手にしたのでした。

耳掻きを手にすると、耳掻きしたくなるのが人間の性ですね。(^^)

耳掻き置き場へ移動する道すがら、祐子さんは耳掻き棒を耳へ入れてこきこきシャカシャカしたのでした。

 そのまま、ふと、振り返った瞬間、耳掻き棒の先が壁にあたってしまったのでした。

    ばりっ!   

薄くて丈夫な紙を一気に破ったような気持ちの良い音。。。

へ?!(・ ・)??どうして耳掻き棒がこんなに短いの???

一瞬、訳がわからず、耳掻き棒を差したまま、静寂の時間が流れました。。。

ん〜ん、、、、わかりやすく鼓膜が破れた、、、

静かにパニクった私は、だんなシャンの職場に電話したのでした。

「鼓膜、破った。。。」

だんなシャンは、「すぐ、家に帰るから。」と言ってくれたのですが、

「ううん。大丈夫。自分で病院行けるから。」と、私。

じゃあ、なんでわざわざ電話したんでしょうね。

 

大学病院の外来診察受け付け時間は終わっていたのですが、救急外来の方へ行くと、

まだ、診察が終わっていないから、耳鼻科の外来へ直接行くようにとのこと。

耳鼻科の外来で、少し待っていると、案外早く診てくれました。

「立って耳掻きしてて振り返ったら、耳掻き棒が壁にあたったんです!」

なんて、間抜けなことはいくらなんでも言えないっっ!!!

と、「ちょっと、耳掻きでぇー。」

なんて話をごまかすと、耳鼻科の先生は根掘り葉掘り聞く聞く!!!

別に、どうやってどうなって鼓膜が破れたかなんて関係ないじゃん!うぅ。

あーーはいはい、私ゃ間抜けな行動をしましたよん。。。

と、なかばやけくそで、詳しく説明。。。。生き恥ですな。

途中から、手術着を着た内科の主治医S先生が来てくれたのは良いけれど、

「佐久間さん、いったい何したの?!」

と、呆れ顔。。。。

はい。立って耳掻きしてたのはわたしです。。。。

 

UCの方も再燃中だったので、S先生と耳鼻科の先生の会話は・・・・。

「耳は、片方だめでも、もう片方がありますから。」

と、耳鼻科の先生。

「いやいや、腸の方は、悪くなっても後で薬でどうとでもなりますから。」

と内科の先生。。。

って、オイオイ、

誰の話してんだぁぁぁあああ!!!

 

結局、鼓膜って言うのはうまくいけば再生するようで、抗生物質を飲んで

とりあえず、再生するかしないかを待っているしかないそうでした。

顕微鏡で私の耳の中を見て一言。

「これ、、痛そうだよ。鼓膜破った奥、ざっくりいってるもん。痛かったでしょう?」

「いいえ。ぜ〜んぜん。気持ち良いくらい、ばりっと行っただけだと思ってました。

傷もあるんですか?」

う〜ん。

瞬間的なものは痛くない。。。

 

結局、2週間ほど、抗生物質を飲んで鼓膜が再生されるのを待ったのですが、

年のせいか再生されず、挙句、化膿して耳汁がじゅるじゅる、、、、

しかし、幸い(?!)鼓膜が破れているので、膿が中にたまって痛いということはないので、

なんとか、マシでした。

ただ、夜、寝てても不快でしたねぇ。。。

そうそう、鼓膜って破っても、耳、聴こえるんですよ。

少しですが。

少し、鼓膜が残ってたからでしょうか?

ただ、歯磨きはとてつもなく勘弁してほしい音がしました。

脳を直接ブラシでこすっているような・・・・がおー!

 

で、結局、鼓膜が再生されないので、紙を張って(?)その紙にそって鼓膜が再生されるのを

待ったのですが、面白いことに紙を張ったとたんからちゃんと聴こえるようになるんです。

ただ、その紙のままでは駄目なんでしょうね。

何度かその紙、取り替えましたから。

その紙につられて鼓膜が再生されなければ手術っていわれていたのですが、1ヶ月ほどで、

鼓膜が再生されたのでした。

めでたし。めでたし。

その後、耳鼻科の先生からは、耳掻き禁止令が出ました。

どうしても耳が痒くなたら、耳鼻科に来いとさ。

 

おなかの方も、心配したほどは悪化しなかったんだよねぇ。