手術を前にして

もうすぐ手術です。

潰瘍性大腸炎の手術に関しては、IBD関連先生方にも

色々な考え方があります。

例えば、プレドニンの総量が10000mgになれば手術だ

とおっしゃる先生もいらっしゃいます。

 しかし、プレドニンの使い方にも色々あるわけで、

その線引きがどんな方にも当てはまることではないと思います。

そして、状況。。。。

これから先、何年か後に、

「潰瘍性大腸炎の手術って昔、大腸を全部取っちゃってたんだよね。

凄い乱暴だよねぇ。。。。」

なんて笑われる時代がくるかも知れません。

発症して10年たったらガンの心配も出てくるから。。。

と、言う理由に

「じゃあ胃を取れば胃がんの心配はなくなるし

肝臓を取れば肝臓ガンの心配はなくなるよな(爆)」

と、言われる時代がくるかもしれません。

それとも、、、、

かなり有効な治療が出てきて、

発症があと5年遅かったら、ぜんぜん違う道をたどっていた

なんてことになるかもしれません。

病気って、、、

医療ってそう言うものですものね。。。

そんなこんなも色々踏まえて、

それでも、私は、大腸全摘手術を選択しました。

どうしても手術をしなければ命が危ない、、、、

とか言う状況での選択ではないです。

主治医が熱く進めたわけでもないです。

展開としては、

ほんとうに私が自ら手術を選択する、、、、

と言う感じ。。。。

なのですが、、、、

やはり、ベッドを待っている間って言うのは

気持ちが揺らぐものですね。

何がどうでも。。。。

 

選択は誤りかもしれない。

誤りだった場合、大腸は戻ってこないです。。。

ふぅー。。。

決して大腸摘出すると夢の生活が待っているなんていう

甘い考えはもってないです。

生活自体も今より断然大変になるだろうとも思う。

そして、、、合併症とか免疫異常の部分は残る可能性も否定できないです。

ほんとうに良いのかな。。。私のこの選択。。。

 

なんて気持ちで内科の外来診察を受けていた私。

そんな私に

「切らないきゃ切らないで良いよ。」

と言う主治医の言葉。。。

「色々考えて自分で決断しても、、

それでも気持ちが迷うってこともあるものなの!!!

だからって手術やめたいってことでもないの!!!」

とプチ切れした私(^^;;

珍しく感情を叩きつけた私に主治医はちょっと驚いて

そして、ウケた(^^)

「そうだよねぇ、、、、俺は切れば、、、なんて言えばおしまい

だけど、佐久間さんは実際に切るんだもんねぇ。。。。」

って。

オペかぁ。。。。

やだなぁ。。。

 

前回の内科の外来診察の時、

薬で症状が治まってしまったため、うだうだ言っていた私。

「やっぱ切りたくなくなってきたよぉー!」

って、

そしたら、

「良かった良かった。切っちゃったら元にもどんないもん。

切る前だから、切らなきゃ済む話でしょう。(^^)」

と半分いつものノリで言ったもともとは私の手術反対の主治医。

いつもだったら、

「良いの!切るって決めたの!!!」

と、当然返す私だけど、

いつものノリで返せなかった私に主治医はちょっと神妙に

「今までだったら、こういう経過に落ち着いたら

手術はしないで様子見たんだよね。。。

だけど、そうやって、

少しずつ薬に侵されていくのかもしれないよね。

切ろう。。。。」

いつもとぜんぜん違って真面目にとつとつと言ったので

ちょっと嬉しかったです。。。

自分で決めたんだけど、、、

結局は

「そうだね。良いと思うよ。」

みたいな後押しが欲しかったのかもしれないなって。

でも今回の診察では、

それ、言ってくれなかった。。

世の中そんなに甘くないのでした。。。はは。

オペだよ。。。。

オペだよ。。。。