通訳は患者自身

 さてと、上手に治療を受けましょう!の編です。

 自分が「ここだ!」と思った病院の「この人だ!!!」と思った医師。

 それさえ見つければ、後は大丈夫!!!!

って訳ではありません。

 サイコーの治療を受けるためのものがそろっただけの話。

 診察室に行きましょう!

 診察してもらいましょう!!!さて、、、

 「私、どんなもんでしょう?先生。。。」

って、オイオイ魔術師でもスーパーマンでもないのですから、見ただけで何でもわかるなんて言う医師はいませんね。

 もちろん、内視鏡とか、炎症の度合いとか、血液検査とか、「見る」部分もいっぱいありますが、それだけではないのです。

 見える部分の治療は、「悪くなってしまった。」部分の治療です。

 それとは別に、医師の目や検査結果には出てこないけれど、患者自身が感じるところの「なんだかこんな感じぃ〜。。。」の部分の治療って、大事だと思います。

 私たち患者にとっては、「酷くなる前に酷くならないようにする。」とか、「ある程度で阻止する。」も大事ですものね。

 それって、患者自身が、きちんと自分の体のご機嫌に耳を傾けることが大事です。

 「不調になった部分。」「いつもとはおかしい感じ。」「悪くなる兆し。」。。。。

 何度か再燃を繰り返していると、そのような「体のお話」が聞こえてきます。

 体の話をきちんと聞いてあげましょう!

 病気さんのお話に耳を傾けることができるのは、患者さんが一番近いところにいます。

 先生も、病気さんのお話を「患者さんの通訳で聞いて、病状を想像する。」部分が大きいのです。

 ですから、患者自身が自分の体の言っていることをうまく先生に通訳できなければ、先生も適切な判断はできません。

 その意味で、自分の病気の知識をきちんと持つことは大事だと思うのです。

 お子さんが病気の場合は、ある程度の年齢になったら、なるべく「お子さん自身が診察を受け、お母さんはサポートする、、」ような診察の受け方が良いと思います。

 いくらお母さんでも、「体の微妙なご機嫌の変化」は、見えないのですから。