私が勝手に思うところの良い治療

 良い治療と言うのは、「病気をもっても、良い人生を送ることができるための治療」だと、私は思います。

病気になってしまったことは「うれしいこと」ではないですが、それに悲観し続けてしまえば、それだけで人生、終わってしまいます。

 「仲良く共存」しましょう、、、なんてことをよく言いますが。。。

 とりあえず、「頼みもしないのにいついてしまった、時に人にかみつく迷惑な飼い犬。」ですので、調教して飼いならすよりしかたない。と言う状況を認めるのが得策です。

 他の人の飼い犬より「うちに来た子はおとなしくてお利口だわ。」。。。と感じている病歴が浅いあなた。

 その犬は、もしかすると、いずれ反抗期がくるかもしれないし、年を取ったら暴れだす犬かもしれないので、あなどらないようにね。(^^)

 でも、本当にたまたま、「飼い方が良い」と言うことではなく、大当たりの飼い犬で、大人しくてお利口さんのまま一生を終わる犬の場合もありますから、恐れすぎたり警戒しすぎたりしないようにしましょう。

 まずそのへんをきちんと理解しましょう。

 節制や、再燃しないための努力、、、、つまり、食事療法や休養をとったりストレスをためないなど、、、色々ありますし、ある程度の価値はありますし、とても大事なことです。

 ですが、どんなに頑張っても、再燃してしまうこともあります。

 ですから、緩解を維持して再燃しないための自己の努力は、残念ながら、必ずしも成果につながるものではないと思っていたほうが、よろしいかと思います。

 病気の緩解を維持することは大事ですが、「病気と戦うこと・病気を治すこと」だけが目的になってしまうと、病気のための人生になってしまいます。

 「緩解維持」は、努力の成果とはかぎりません。

 ですから、再燃してしまったときに、「努力が足りなかった。。。」というような落ち込みは辞めましょう!

 あなたのせいではありません。

 きっと、地球さんのご機嫌が悪かったことも重なったんじゃないかな?(^^)

 再燃するときはするんです。

 でも、「どうせ再燃するときはするんだから、何しても良いんですよ!」って言っているのではないですよ。

 自分の体にいいこと。

 自分の再燃を阻止すること。

 自分の緩解を維持すること。

 「そのために色々と自分自身で注意する生活には、効果がある!」と、言うことは、病歴の長い仲間は、ほとんどの方が経験的に感じていることなのです。

 ですから、おき楽に、適度に、緩解維持のために良い生活を取り入れて、気が付けば無理なく「自分なりの緩解維持のために良い生活」をしている。。。と言う理想の状態に持っていければ、大成功!!だと思うのです。

 今のところ、追い出すのは、不可能の飼い犬のようですので。

 飼いならしながら、自分の生活する場所で、生活するのが得策だと思います。

 

 幸い、内科的治療は、情報さえしっかりあれば、日本全国どこでも、どんな小さな病院でも、自分にとっての最高の医療が受けられるはずなのです。

 

 外科的治療のお話になってくるとまた別なんですけどね。

 

 

 

      治療の知識を高める意味で

 

           JFCC

         (日本炎症性腸疾患QOL研究会)http://www.jah.ne.jp/~jfcc/

             の、IBDニュースはぜひ読んで欲しいものです。

 

          ひこばえ会の「CROHN'S−NET」

                                                          http://village.infoweb.ne.jp/~crohn/index.htm

       も、クローン病の情報が豊富です。

 

      同病の患者さんの作ったホームページでは

              「炎症性腸疾患の耳袋」 http://www.f6.dion.ne.jp/~degudegu/

         と言うホームページはお勧めです。

     クローン病、潰瘍性大腸炎ともに情報が充実しています。

 

   潰瘍性大腸炎のみのホームページでは

      「潰瘍性大腸炎療養記」http://member.nifty.ne.jp/uc/

    

                  がお勧めです。

     

    下記の本もお勧めです。

  ■『潰瘍性大腸炎ってどんな病気』 監修:下山 孝   編集:里見匡迪
                刊:診断と治療社   価格:2000円   ISBN :478781110X

  ■『潰瘍性大腸炎とクローン病』  著:多田 正大 刊:日本メディカルセンター
 
                                                                  \1600
     http://www.so-net.ne.jp/medipro/nmc/japanese/html/books/text/b9905.htm