2015丹沢の貴婦人


9月11日(金)快晴、山はくもり。
丹沢の貴婦人(サガミジョウロウホトトギス)を見に、表丹沢へ。
例年、9月上旬から中旬にかけて咲く、丹沢固有の黄色い花です。
この花は絶滅危惧種に指定され、はっきりとした場所をしめすことは出来ない。
大雨の影響がちょっと心配されたが、林道はあまり荒れていることもなく、 駐車場までは問題なく入れた。
いつもだと、平日でも数台は止まっているが、今日は1台もなし。

ヘリの荷揚げ準備で、重機が作業をしていた。
下界は気持ちいい快晴だが、山の上の方は雲の中。
戸沢や水無川の水量は通常の倍以上、出会いの飛び石が少し大変だった。
源次郎沢を横断する先の階段は沢のように水が流れ落ちている。
今日は、花見物が目的のため、いつもの咲いている場所のみへ直行する。
登ること1時間半、いつもは、枝沢にも少しは見られるはずだが、今日は見つからない。
ロープを出し、目的の沢へ降りる。
今年も可憐な花は見られたが、年々、減少してきているような気がした。
岸壁を見ると、大雨などの影響で、剥がれ落ちそうな株もある。

盗掘などは、論外だが、いつまでも、咲きながらえてほしい。
日の射すのを待ったが、暗い雲はなかなかどいてくれない。
そばにイワシャジンの花もあり、秋が近ずいてきたなあ、と感じられる時期でもある。
ひとしきり、撮影し、駐車場まで戻った。
最後にヒルチェック、たいして水につからなかったが、数匹の小さな蛭につかれてしまった。
小さな蛭は靴下の網目から侵入してくる。
10年くらい前までは、ほとんど蛭の姿は見られなかったが、もはや表丹沢は、要注意である。

車――丹沢の貴婦人――車

9:20  10:50   13:20

 

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