2016丹沢の貴婦人


9月6日(火)晴れ、山はくもり。
近くの公園では、ヤマホトトギスやホトトギスの花が咲きだし、彼岸花も咲いてきた。
ホトトギスの仲間で、相模、駿河、紀伊ギョウロウホトトギスの3種は例外で、黄色い花が咲く。
今年も丹沢の貴婦人(サガミジョウロウホトトギス)を見に、表丹沢へ。
例年、9月上旬から中旬にかけて咲き、丹沢の険しい岩場にしか見られない貴重な花です。
この花は絶滅危惧種に指定され、はっきりとした場所をしめすことは出来ない。
林道入り口に通行止めの標識、あれーだめか、と思いきや、右半分が空いている。
丹沢の林道は自己責任のときが多い。だめもとで入って見る。
かなり落石や土砂の流入はあったようだが、一応修復してある。
途中で小屋関係者だろうか軽トラとすれ違う
最後の作地小屋から駐車場への区間で重機が止まっており、かなりの段差があった。
ぬかるんでいて、腹をすりそうな気がしてここでバック、少し手前に戻り、道路脇に止めた。
そんな状況なので、駐車場に止まっている車はなし、登山者や沢登り者もゼロである。
沢の水量はやや多めの感じだ。
下界は蒸し暑い晴れだが、山の上の方は雲の中。
久しぶりの丹沢なんで、ゆっくり登る。
旧登山道は荒れ気味だが、特に問題なく登る。
1箇所問題の個所があり、崖崩れも大きくなっていて、整備されたロープも切れていた。
ここだけは慎重に、足元を確認しつつ垂れたロープをたぐり寄せながらすばやく渡る。
登ること1時間半、まずは、枝沢に咲いている貴婦人にあいさつがてら寄って行く。
ここには数株、横には普通のホトトギスが並んでいて、これから咲きだすようでした。

ロープを出し、目的の沢へ降りる。
今年もサガミジョウロウホトトギスの花は健在だ、時期的には、もう4,5日あとの10日頃が最盛期かな。
岸壁を見ると、大雨などの影響で、剥がれ落ちそうな株もある。
イワシャジンや岩タバコも咲いており、あり、秋が近ずいてきたなあ、と感じられる時期でもある。
遠く伊豆大島や初島が見え、伊豆の山々も見えている。
ひとしきり、撮影し、駐車場まで戻った。
ここの林道はあまり好きではない、丹沢でパンクしたことはないが、ゆっくり下る。
最後のヒルチェックを忘れていて、途中で靴を脱いだら、しっかり左右1箇所ずつやられていた。

車――丹沢の貴婦人――車

8:45  10:30   13:20

 

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