2014ギフチョウ2


4月13日(日)薄曇り。
今年最後のギフチョウとの思いで、篠原地区へ出かけた。
薄日がさす天候で、ちょっと残念だが、気温は高く少しは見られるだろう。
今日はカワセミ撮影で知り合ったAさんの車に便乗し峠を越え篠原へ出る。
牧馬峠にはギフチョウ目当ての車が10台くらい止まっていた。
いつもの路肩に車を止め、登山道沿いの道へ入っていく。
今日は天候のせいか、カメラマンは少ない感じだ。
土曜日は天気がよかったため、「昨日のほうが多かったよ」と民家のおばあちゃんがいってた。
桜は満開で残っているが、つつじはまだ少し蕾の株がある。
咲いている花には、蝶が来るのを待っている人がいる。
少し沢沿いを歩いてみる。なかなか姿をみせてくれない。
道の終点近くで丁度スミレに来たギフチョウを見つけた。これが今日最初のギフチョウ。
登山帰りの人が、「なかなか姿を見せてくれない、でもラッキーでした」といっていた。
しばらく回帰してくるのを待ったがそれっきり姿をみせてくれない。

また、ゆっっくり花がある民家近くへ戻る。
途中すれ違った人が「さきほど花に来て皆が騒いでいましたよ」という。
もう、去ってしまったのだろう、花の前は休憩している人たちがのんびりしている。
上の民家の畑のつつじには、少し来ているようだ。
しかし、あまり中に入るのはご法度、下の畑仕事をしている人が心配そうに眺めていた。
ゆっくり歩きながら出を待つ。
石砂山への登山者が結構降りてきたり、これから登る人達もいる。
見られなかった人達は「残念ね、人目女神様に会いたかったのに」といいながら下っていった。
少し豆桜の前で待っていると、上部に1頭のギフチョウが舞い降りてきた。
それからは、10人程度で、わいわい、ああでもない、こうでもない、といいながら撮影大会。
10分くらい桜の蜜を吸って、にぎわしてくれた。
これで花に付くギフチョウを撮れた。
それからは、時々、畑のあぜ道にも現れてくれた。
丁度通りかかった団体さんがいて、大騒ぎ、リーダーが「ゆっくりしてると日が暮れちゃうよ、 山頂付近には50頭くらい飛んでいるんだから」と叫んでいた。
帰り際、民家の前の山桜とツツジにもきた。
ここでも十分撮影でき、これにて撮影会は終了。
初めて来たAさんも満足、車まで戻る。
あとで写真を整理してみると、やはり、やや遅い時期だったため、かなり個体がすれている。
スミレに付いた個体は、尾が二つともない。
豆桜の個体は、胴体が少し捩れ、左右の羽もややアンバランス。
山桜に付いた個体は、片方の尾がなく、燐ぷんもすれていた。
帰り際、県道上に1頭いた。車に引かれて死んでいるんだろうか、と思いながら少し触ってみると動きだした。
なんとか、飛べるようで、ひらひら山の方向へ舞い去っていった。

車――篠原地区――車

10:00    13:00

 

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